五高の歴史・落穂拾い

旧制第五高等学校の六十年にわたる想い出の歴史のエピソードを集めている。

6月26日は熊本大水害の記念日

2012-06-26 04:08:59 | 雑件

昭和28年6月26日、熊本市は集中豪雨により大水害の被害を受けた。私の家は白川下流の高台にあったため水害は殆ど受けなかった、熊本の市街地の災害はとてもひどかったようであった、

この年の梅雨は例年になく雨が多く、特に6月後半からは強い雨が連日降っていた。私は高等学校に入学したばかりで当時はまだ川尻電車という路面電車が迎町より川尻まで走っていた6月26日も朝から大雨で、朝から電車で通学したが雨は降り続いていた。授業はどのように受けたか全然記憶、覚えがない、しかしラグビー部でサークル練習していたがあまりに雨の降り方がひどいので早く解散して川尻電車で帰ったことが印象に残っている。あまりにも激しい雨が降っていたので、「むごう降るですね、ひょっとすると、どこか被害の出るかも知れんですねー」と先輩に話していたことを思い出す。それほど強い雨が降っていた。帰宅後、夕食をすませ、夜を迎えた。300メーター許り離れた白川のことが気になっていた。しかし水はいつの間にか床下に侵入していたいつも聞こえない白川の流れがゴーゴーと聞こえ市街地ではこのころ氾濫し、多くの死傷者が出て、大混乱になっていることなど知りもせず、いつものように寝たものであった。あとで聞いたところによると川幅が狭くそして浅く水は堤防を超えて来たとのことであった。

国土交通省はこの洪水を踏まえて白川の改修工事を未だに行なっている.

現在は先に見える道路フェンスが取り除かれ舗装道路が整備されているが未だに工事は続いている。


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