女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

旅のためにできること。

2018-07-31 22:13:29 | 

今日職場のロッカーでOさんに会いました。

「あ~ら、ど~した?どっか行ったの?」

「はい、ちょっと出かけてました」

「なに?なに?どこ行ってたのさ?」

「近場です」

「近場って?国内?それとも海外?」

矢継ぎ早の質問は、返事を考えている暇をくれません。


休み明けの同僚たちの対応は想像していましたが、

まったく想像通りでした。

Oさんの質問はその後もわたしの旅行歴まで続き、

「じゃ、支度があるので・・・」と、

わたしはロッカーを出て、

清掃道具を置いてある部屋へ向かいました。

「・・・ここは静かだ・・・」

でも、事務所に行ってタイムカードを押して、

昼礼に出なければなりません。


そして、事務所の席に着くとまたOさんの質問が始まりました。

「シンガポールへ行ったんだって~。ツアーで行ったの?」

「いいえ、飛行機とホテルを取って行きました」

「そうそう、よくあるよね。自分で取れるやつって」

「シンガポールのパックツアーって結構高いですし」

「じゃ、どれぐらいかかったの?10万ぐらい?」

「飛行機とホテルとお小遣いで20万ぐらいです」

「ずいぶんリッチな旅だよね」

「でも、1ヶ月に15,000円ぐらい積み立てればできるでしょ」


Oさんはいつもきれいな髪をしています。

月1回は髪を染めてカットして、

まつ毛のエクステも定期的にしています。

美容院代はけっこうかかっていると言っていました。

わたしは1,200円カットにしてました。

しばらくしてから普通の美容院に変えましたけど・・・。

外食はほとんどしません。

ジークとモナのシャンプーカットはわたしがしています。

その他いろいろ節約して、旅行費用を捻出しています。

 

決して楽ではないけれど、今の収入の中でやりくりして、

お金は自分の好きなことに使いたい。

海外旅行はわたしのライフスタイルの一部。

異文化と出合うあの感覚、とっても好きなんです。


仕事が終わって帰る途中、Yさんと一緒になりました。

「あたしさ、海外旅行したことないのよ。

でもさ、1ヶ月に15,000円って言ってたでしょ。

それならあたしにもできそうだなって思ったよ」

それを聞いてちょっとうれしかったです。

旅のためにできること、

何かに出会いたいと思うこと、旅に出たいと思うこと。

そう思えたら、

自分のできる範囲で準備を進めればいい。

旅のためにできること、

わたしの場合は、旅に憧れ続ける心を持つことです。

いつまでできるかな・・・。



 


旅の疲れ方。

2018-07-30 21:59:47 | 

今朝、旅行から帰ってきました。

毎年、毎年、旅の疲れが増してきます。

できるだけ疲れないように、疲れる前に休憩。

数年前からは、

少し疲れたらホテルに戻って休むことにしています。

 

今日も空港着は早朝で、地元へ帰るバスの始発はまだでした。

今まではその始発バスを待って、空港で朝食を食べていましたが、

今朝は疲れていて朝食を食べる感じではありませんでした。

少し遠回りになりますが、電車で帰ることにしました。

きょうの仕事は休みです。

家に着きシャワーを浴びて、2時間ほど休んでから、

スーツケースを開けて洗濯や片づけをしました。

 

若いころは朝にダイビングツアーから戻っても、

その足で仕事場へ直行しましたが、今は無理。

飛行機のシートは狭いエコノミー席なので、

深夜の移動は就寝向きではありません。

ま、費用と時間を考えてのことですが、

歳と共にだんだんと厳しく感じるようになってきました。

でも、できるだけ今の旅スタイルを続けていたい。

 

旅の様子は少しずつご報告したいと思います。

多少の疲れはありますが、とても楽しい旅でした。

ジークとモナは元気にお留守番していました。

旅の疲れ方は、疲れを上手に解消すれば軽減するはずです。

疲れを長引かせないようにしなければ・・・。

明日からはいつもの生活に戻ります。



 


苦しみの受け止め方。

2018-07-23 21:15:16 | 日記

そんなに親しくない従弟からLINEが来るようになりました。

初めはスタンプだけだったのですが、

先日、深刻な文面が届きました。

「俺、疲れちゃった。酒で逃げる。何も楽しくない!

親の面倒、大変。本当に疲れちゃった!


従弟の母親、最近認知症の症状が進んでいるらしいのです。

従弟の母親はわたしの母の妹で、

母と叔母は仲が良かったので、

小さいころはよく行き来をしていました。

わたしも認知症の父と暮らしていたので、

従弟の心労はよくわかります。

急いで励ましの返事を送りました。

元々アルコールに溺れやすいので、その心配もありました。

一応、従弟嫁さんにも状況を伝えました。

すると、従弟嫁さんにはそんなこと一言も言っていないって・・・。

しかも、叔母の介護はやっていないとのこと。

ええっー、そんなのありですか?????


確かに従弟と叔母は同居しているので、

叔母の日々変化していく様子に不安はあると思います。

でもね、自分の親でしょ。全部受けとめなさいよ。

介護を妻に任せて不安だけ言ってりゃ済むのかー!

頭に来たわたしは急いで怒りのLINEを送ろうとしました。

でも、ちょっと待て・・・。

昔からアルコールに逃げやすいタイプの従弟です。

追い込んだら、更に酒量が増えるかもしれない。

それに、人の苦しみは他人が量れるものではない。

その人が経験し、その人が想像できうる範囲でしか、

その苦しみを受けとめることはできないのでしょう。

わたしには従弟の心境は理解できませんが・・・。


従弟嫁さんは、近所にいる自分の母親のお世話をして、

おまけに同居している夫の母親の介護もしています。

従弟嫁さん、あなたには頭が下がります。

自分の親の介護をしない夫に文句も言わないなんて。

もっと言いなさいよ!

もっと自分の母親の介護に参加させなさいよ!


苦しみの受け止め方は人それぞれだけど、

苦しくても、辛くても、やることやってから言いなさいよ!

・・・、

従弟に怒りのLINEを送らずに、ここで憂さを晴らすわたしです。


あしたからちょこっと出かけます。




気楽にいこう。

2018-07-18 22:35:26 | 老化現象・老後準備

最近、Tシャツを後前に着たり、

ブラウスやカーディガンのボタンの掛け違いが増えました。

Tシャツは柄物ならいいのですが、

無地のものだと、パッと見てパッと着ると後前が逆。

このときの失望感ってすごいです。

もうがっくり・・・。

ブラウスのボタンをかけ始めて、

最後のボタンをかけると、まだボタンホールが残ってる。

このときは失望感というより疲労感。

はめたボタンをはずしながら、もう一度はじめからやり直す。

あ~あ・・・。


せっかちなわたしはなんでもサッサとやってしまう。

5年前にサッサとできたことが、今ではてこずっています。

もう少し余裕を持ってゆっくりとすればいいんですが、

せっかちな性格はなかなか直せません。

でも、生活のいろいろをこなしていくには、

ゆっくりでも、のんびりでも、

ひとつひとつを確実に片づけていくしかありません。


気にしすぎとも思いますが、

ひとりで暮しで、だれが助けてくれるわけではないので、

どうしても気にしてしまいます。


この間、交差点で信号が青になるのを待っていました。

前に20代の女性が2人いて、

ひとりの女性はカーディガンを着ていました。

首の後ろにタグが付いる変わったデザイン ?

と思っていたら、

右下に表示ラベルが見えました。

その女性は裏返しに着ていたのです。

その女性に裏返しのことを教えようとも思いましたが、

もうひとりの女性が一緒でしたので止めました。


なんだかちょっとほっとしました。

若い人だってカーディガンを裏返しで着ていたのです。

わたしは63歳だから小さな失敗は仕方がない。

もう少しのんびりと、

もっと気楽になりなさいな、わたし。

 

 

 


世間話は必要か。

2018-07-16 22:43:49 | 日記

職場では昼礼前の15分ほど、

事務所のテーブルの周りに座って待機しています。

その間はみんなでおしゃべりをしていますが、

少し前までは新入りのわたしの話題が多く、

どーした、こーした・・・と、

どうでもいい質問ばかりで、ちょっとうんざりしていました。

でも、入社して6ヶ月過ぎましたから、

最近は別の人の話題になっています。


正社員として働いてきたいくつかの会社の昼休みは、

もっといろいろな話をしていた気がします。

いわゆる世間話を昼食を囲みながら、

きょうの天気は気持ちがいいとか、

きのう観た人気テレビ番組の感想とか、

ある特定の人だけではなく、

みんなでそのことについておしゃべりしていたと思います。


今の職場にはその感じはありません。

わたしが入社してからも世間では、いろいろなことが起こっていました。

でも、そのことにつてい話す人はいません。

話すことはいつも同僚の誰かのことぐらい。

思い切ってみんなに声をかけてみました。

「西の方が豪雨で大変ですけど、

みなさんのご親戚とかお知り合いは大丈夫でしたか?」

すると隣にいたYさんが、

「いない」

へっ、それだけ・・・。


知り合いがいなくたって、

大被害に遭遇した人たちの心境を思えば、

何か言いたくなるはずだと思います。

世間の動きって気にならないのかしら・・・。


Oさんが言いました。

「娘の婿さんが鳥取へ出張で車で移動していたよ

「じゃ、豪雨に遭ったんですね」

「うん、そうらしいよ」

「大丈夫だったんですか?」

「もう家にいるからね。大丈夫なんじゃない?

「ああ、そうですか」


・・・。

なんだかなー、ここの人たちはどーなってるんだ。

いつも、いつも、身内の同僚の話。

膝が痛いだの、あんたの家は賃貸か?だの、

そんなのどーでもいいでしょ!

少しは世間の動きを見つめてよ!

豪雨で被害に遭った人たちの大変さや、

土石流に巻き込まれて亡くなった人たちの無念さに、

少しは心を傾けなさいよ!!!

 

昼礼前にもう世間話はいたしません。

というより、あの職場では世間話はいたしません。

三連休が終わりました。

またあしたから仕事です。