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2015年の『NHK紅白歌合戦』は見ないで録音した・補足

2015年の『NHK紅白歌合戦』はTVの方を見ないで、NHKラジオ第1放送からICレコーダーで録音した。

年明け後、暇な時に聞くつもり。カセットテープと違って4時間強でも録音を中断して裏返したり入れ替えたりする必要がない。

前々から疑問だったのだが、どうして日本人は年末に『レコ大』と『紅白』を見るのか。
別に義務でも何でもないだろう。
嘉門達夫の「小市民」で唯一、共感できなかったのは「紅白歌合戦を見ないと1年が終わった気がしない小市民」だった。別に『紅白』なんか見なくても大晦日が過ぎれば1年は終わる。

中国に留学や仕事で滞在していた時、紅白は日本の流行を知る手がかりだったので、在外邦人には意味がある。その意味でDJオズマの起用は大失敗。

また「亜麻色の髪の乙女」や「元気を出して」が21世紀になって王心凌によって再び(シナ語圏で前例がある)カバーされたのは、島谷ひとみの功績で、これもこの人が『紅白』で「亜麻色~」を歌ったことによる効果だろう。

しかし日本にいる視聴者にとって、その年のヒット曲は1年間にさんざん聞いたはずで、懐メロに至っては『BS新・日本の歌』『歌謡コンサート』(『MJ』と合併し『歌コン』になる予定)などで聞き飽きたもの。ゲストも民放に出尽くした有名人の寄せ集めで新鮮味がない。

以前は前半が若者向けポップス、後半が演歌だったが、これだと若い視聴者が前半で見るのをやめるせいか、今回はバラバラだった。もっとも近藤真彦と松田聖子は今の若者から見れば演歌歌手と同じ昔の「歌手」だろうが。

こうなると、録画して見たい歌手の部分だけ選んで見る人が増える。

「関東地区ビデオリサーチ調べ」のリアルタイムの視聴率だけにしがみついているマスコミは頭が化石だ。

一方、「売れない(賣れない)ベテラン歌手向け紅白」を別枠にすべきだという案がある。
テレ東が『年忘れにっぽんの歌』をやっているが、最近は夕方にずれて、『紅白』の裏はバラエティ番組。
こういう時こそ『演歌の花道』名場面集をやればいい。

徳永英明は中島みゆきの「時代」を歌ったようだが、これも薬師丸ひろ子の前例がある。
徳永英明は他人の曲ばかり歌っている。素人のど自慢に出ていればいい。

紅組が勝ったのはよかった。
J Soul Brothersという男の集団がレコ大を獲ったので、『紅白』では女性歌手が勝利。いいバランスだ。
AKB48のメドレーでは前田敦子と大島優子が飛び入り参加して、高橋みなみが感激していたようだ。

紅白は企画ものやアニメコーナーなどやめて純粋に歌だけフルコーラスで聞かせてほしい。
最近の紅白は紅組・白組の歌手でなく企画コーナーの方が目玉になってしまい、紅白の歌手はメドレーだらけでそれぞれの曲をフルコーラスで歌っていない。
大橋のぞみが「ポニョ」を歌った時もいきなり宮崎アニメの紹介が始まって、呆れたものだ。「♪あるこ~あるこ~」などという歌が急に始まっても知らない人には何が起きたのかわからない。
今回も藝人同士の相撲があったようだが、見なくてよかった。アニメコーナーなども大の大人が見るものでなく、かといって今の子供には古すぎるしろものだろうし、見るだけ無駄なので、ラジオで音声だけ録音するのが得策だ。

近藤真彦は1964年7月19日生まれなので2015年の大晦日で51歳。
今井美樹は1963年4月14日生まれなので2015年の大晦日で52歳。
松田聖子は1962年3月10日生まれなので2015年の大晦日で53歳。

今の若者から見れば相当高齢な歌手だ。

30年前の1985年の時点で近藤真彦は21歳、松田聖子は23歳で、当時の若者に人気があった。
一方、北島三郎は2015年の紅白を辞退したが、1936年10月4日生まれなので、1985年の大晦日の時点では49歳だった。

だから2015年末の時点での高校生(高3であれば1997年度生まれ)にとっての近藤真彦は、1985年当時の高校生(当時高3であれば1967年度生まれ)にとっての北島三郎に近い「おっさん」であるはずだ。
しかし、1985年当時、10代から見ても当時50歳前後の演歌歌手はさすがに歌唱力で聞かせる歌手だった。今の近藤真彦は10代から見ると、ほとんど歌手をやってない、元歌手のオッサンに見えるのではないか。

森進一は1947年11月18日生まれなので、1985年当時38歳。2015年末の時点で68歳。
2015年末の時点で38歳だった人は1977年生まれ。
氷川きよしは1977年〈昭和52年〉9月6日。
TOKIOの松岡昌宏が1977年生まれで2015年末の時点で38歳。
嵐の櫻井翔は1981年1月25日生まれで2015年末の時点で33歳。
三山ひろしは1980年生まれで2015年末の時点で35歳。
今度の紅白に出なかったが浜崎あゆみ(1977~)や安室奈美恵(1978~)がこの世代に近い。

なお、三波春夫は1923年7月19日生まれで、1963年6月に「東京五輪音頭」を出した時は39歳、40歳手前であった、
伍代夏子は1961年12月18日生まれで、54歳で「東京五輪音頭」を歌った。

数名のお笑い藝人が半裸で出演したらしい。またまた日本の恥。NHKはDJオズマで懲りていない。こういう場合も音声だけ聞けば余計な映像を見なくて済むわけだ。

伍代夏子は1961年12月生まれなので、1964年の東京五輪の時は2歳か。

藤あや子は1961年5月10日生まれで、やはり54歳。「曼珠沙華」を歌った。

tweet

関連語句
紅白
意味不明な近藤真彦トリ 紅白 紅組 優勝(twitter)
東京五輪音頭(twitter)

参照
Y!Blog>2015年の『NHK紅白歌合戦』は見ないで録音した
紅白歌合戦出場者決定 2011/12/3 8:53
ヴィレッジ・シンガーズ「亜麻色の髪の乙女」 

AmebaBlog>〔2015年の『NHK紅白歌合戦』は見ないで録音した
2016-01-03 11:21:22
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