「はだしのゲン」における中岡元の学年は、1945年、小2の4月から始まり、1953年にゲンが中学を卒業した後、上京する場面まで描かれた。原作者の中沢啓治は終戦当時小1の6歳だったらしく、ゲンは作者より学年が1年上に設定されている。
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「はだしのゲン」でゲンの妹・友子は1945年8月6日の原爆投下の日に生まれ、幼くして亡くなったのは1947年8月6日の広島での平和式典の直後であるから2歳まで生きたことになる。原爆投下当時小2だったゲンは友子に経をあげた時は小4だったことになる。
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汐文社の単行本全10巻をゲンの学年で分類するとこうなる。
○ゲン小2~4(汐文社単行本第1~4巻)
○ゲン小4~5(汐文社単行本第5~7巻)
○ゲン中1~2(汐文社単行本第8~9巻)
○ゲン中学卒業(汐文社単行本第10巻)
中公文庫ではこうなる。
文庫[1] 冒頭~ゲンが夏江を救護所へ送る(汐文社単行本[1]~[2])
文庫[2] 続き~ゲンと隆太が昭を迎えに行く途中(汐[2]~[3])
文庫[3] ゲンが友子のために粉ミルクを盗むが騙し取られる(汐[4])
文庫[4] 隆太と再会、君江がABCCへ行かされる(汐[5])
文庫[5] 隆太脱獄~軍政部がゲンたちを連行(汐[6]~[7])
文庫[6] ゲン中学編、相原を激励する(汐[8])
文庫[7] 看板壊し事件以降(汐[9]~[10])
文庫第1巻から3巻までが単行本第1巻から4巻までの戦中編(汐文社の単行本の断り書きでは「戦前編」)、文庫第4巻から5巻までが単行本第5巻から7巻までの君江存命時の戦後編、文庫第6巻と7巻が単行本第8~10巻の戦後編後期、ゲン中学時代~中学卒業後までということになる。
文庫第1巻から3巻まではゲンが小2から小4までの時期で、文庫第4巻から5巻まではゲンが小4から小5までの時期で、文庫第6巻と第7巻はゲンが中学1年から中学卒業後に広島を去るまでの話ということになる。
「はだしのゲン」は汐文社の単行本4巻(中公文庫では3巻辺り)までが「戦前編(実質、戦中編)」、5巻(文庫4巻辺り)以降が「戦後編」とされるが、汐文社の単行本3巻で昭が疎開先から戻る直前に戦争は終わっており、実質、汐文社の単行本の4巻からが戦後編であろう。
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「はだしのゲン」汐文社単行本5巻でゲンが隆太たちと再会したのは、同4巻でゲンの妹・友子が早世してから4箇月後であった。
「はだしのゲン」を見ると終戦前はゲンの一家がイモをもらっても警察に没収され、戦後にゲンと隆太がコメを手に入れても警察が没収しようとして、ゲンたちが焼け跡に建てた家は不法建築物として市役所によって取り壊された。戦争中も戦争が終わっても政府は国民に衣食住を与えず逆に搾取するだけだった。
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「はだしのゲン」のゲンこと中岡元は常にはだしとは限らず、汐文社の単行本第6巻ではゲンは下駄を履いていた。文庫では4巻から5巻までの内容になるか。
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前後一覧
2013年9月
関連語句
はだしのゲン
参照
中岡元の推定学歴
中岡元の名前と学歴
『はだしのゲン(戦中編)』の劇中の歴史 - Yahoo!ブログ
『はだしのゲン(戦後編)』の劇中の歴史 - Yahoo!ブログ
『はだしのゲン』の単行本と文庫 - Yahoo!ブログ
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