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【時代劇の時代設定】新必殺仕置人<TeaCupより

平成28年BLOG

2016/4/28  20:20 「【時代劇の時代設定】新必殺仕置人

2016/4/29  13:06 「『新必殺仕置人』の時代設定、関連tw

【必殺仕置人】あかね雲 / 川田ともこ

 

旧『必殺仕置人』(1973年、昭和48年)ではDVDの解説などで時代が文化・文政とされている。
これは1804年(文化元年)から1829年(文政12年)までで、1830年は文政13年から天保元年になった。
旧『仕置人』第1話で牧野備中守(演:菅貫太郎)がさらしものにされている場面で、「奉行」名義の立札に「庚申歳 二月」と書かれてあるように見える。
庚申(カウシン、かのえさる、geng shen、경신)の年は江戸時代後期だと1800年(寛政12年)か1860年(安政7年、万延元年)になり、文化・文政には該当しない。

ここで仕置人→仕留人→仕置屋→新仕置人→商売人→仕事人の流れが、文化・文政と天保・弘化・嘉永と嘉永~慶応(幕末)の3種類の時代に分散していたと考える。
『仕事人V風雲竜虎編』の第1話では8年ほど前に虎が江戸の裏組織を仕切っていたことになっており、この作品の時代は「主水バースになる」における将軍死去を除外すると、オランダ商館が主水を表彰した話から文政年間と推定できる。

『仕事人大集合』で錠と虎が再登場したが、この両者が活動した時期は天保年間、蛮社の獄(1839)からアヘン戦争(1840~42)までの時期であろう。

仕留人は1854年に解散し、1858年の安政の大獄の時に主水は仕事人だったので、その間の時期に主水は念仏の鉄(幕末の鉄)と再会していたことになる。

これに関しては主水の年齢が藤田まことの年齢だったと解釋すればわかる。
主水が40歳で仕置人、41歳で仕留人、42歳で仕置屋、43歳で仕業人(新仕事人の13話でも主水は43歳だったが、ここでは除外)、44歳で新仕置人、45歳で商売人だったとする。

文化・文政の時代に仕置人~仕事人だった主水は1804年から1810年代~1820年代の時期に40代~50代だったことになる。
天保の場合、仕置屋の主水が1841年当時42歳なら、仕置人で40歳だったのは1839年で、新仕置人で44歳だったのは1843年。
幕末の場合、仕留人の主水が1853年当時41歳であれば、仕置人で40歳だったのは1852年、新仕置人で44歳になっていたのは1856年になる。

Y!Blog>もしも必殺シリーズの中村主水の年齢が、各作品放映当時の藤田まことの年齢と同じだったら(『主水死す』『仕事人2007』追加)
└→これで考えると、主水が文化・文政時代に推定44歳だったのは『春雨じゃ、悪人退治』と『オール江戸警察』で、『主水死す』の場合、1849年(嘉永2年)当時63歳だと、元号が文政から天保になった1830年当時44歳になる。
『仕事人2007』の主水の場合、44歳だったのは1790年になり、寛政の改革の時代。
また『仕事人大集合』の主水が『アヘン戦争』の主水と同一人物だと假定して、1842年で50歳とすると44歳だったのは1836年になる。

江戸時代初期~中期で庚申の年は、まず1620年、徳川秀忠の治世。次が1680年、綱吉が5代将軍になった年。その次が1740年、吉宗の治世で、大岡忠相は既に寺社奉行。

 

@misterhiropon 「新仕置人」の時代設定はCDの解説などでは文化文政となっていて、それだと仕留人より30年前後は昔の話になります。「新仕置人」で妙心尼の出た回だけ幕末か、あるいは文政にも妙心尼が主水と出会ったことがあり、それが作品で描かれないのかもしれません。
2014年08月02日(土) 19:49:57

@kyojitsurekishi 新仕置人に登場した文化文政(推定)の妙心尼は仕留人の幕末の妙心尼とは別人と解釋すれば納得いく。新仕置人第1話で主水が鉄に赤井剣之介について語っていたが、これも仕置屋~仕業人が天保とすれば、仕業人とは違う時間軸の剣之介の話だと考えた方がいい。
『水戸黄門』でも疾風のお娟(演:由美かおる)が商人に嫁いで光圀の護衛を楓に譲ったと思ったら、格さんが「初めて」老公の旅に参加するなど、前後関係がメチャクチャだった。
20:1020:44 - 2016年4月28日

なお、「仕置人」第1話では三島ゆり子扮するお島が既に登場しており、「新仕置人」の妙心尼の再登場はこのお島が出家したと考えてもいい。三島ゆり子も鮎川いずみも必殺シリーズで尼を演じた後、情報係の役を演じた。
鮎川いずみ扮する「何でも屋の加代」は、劇中設定で、シーボルト事件(1828~29)の時と安政の大獄(1858~1859)の時に中村主水の仕事に協力していたが、30年も時代がずれており、文政年間の主水・加代と幕末の主水・加代はそれぞれ別人であろう。
「仕事人アヘン戦争へ行く」(1983)では1780年に没したはずの平賀源内が1842年当時も獄中で「生きていた」。ここは高野長英にすべきだったが、それでは「仕留人」(1974)の前の話であることが明確になるので避けられたのか?
2016年4月29日3:323:38 3:59💻

 

CDの解説書では時代設定が「文化文政時代」とあるが「阿呆無用」の時代設定は天保時代らしい。

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妙心尼(twilog)

/虚実歴史・漢字論・懐メロ(@kyojitsurekishi)/「阿呆無用」の検索結果 - Twilog/

参照
Y!Blog>中村主水の年齢が藤田まことの実年齢と一致していた場合(年表形式)【弐】
Y!Blog>『新必殺仕置人』に登場した伊藤宗看
Y!Blog>『新必殺仕置人』の時代設定(文化・文政限定で『商売人』『仕事人V旋風編』から推定)
Y!Blog>『仕留人』『仕置人』『仕置屋』『からくり人』の時代設定(主に江戸時代後期)
Y!Blog>中村主水が40歳だったのはいつの時代か
Y!Blog>「中村主水推定40歳」だった時代の年表
Y!Blog>『仕事人V旋風編』第7話の中村主水が40歳だったのはいつか
必殺シリーズ、主なサブタイトルと歴史
【時代劇の時代設定】必殺仕置人
【時代劇の時代設定】隠密八百八町~必殺シリーズ(文政)💻

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