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【時代劇の時代設定】必殺仕事人V第26話、必殺仕事人V旋風編第6話~7話

AUTHOR: 虚実歴史研究家 TITLE: 【時代劇の時代設定】必殺仕事人V第26話、必殺仕事人V旋風編第6話~7話 DATE: 10/10/2013 19:18:00 PRIMARY CATEGORY: 文化・文政 STATUS: Publish ALLOW COMMENTS: 1 ALLOW PINGS: 1 CONVERT BREAKS: 1 CF50_USERNAME:navy.ap.teacup.com/monogatarekishi/ ----- BODY: 2013年10月12日 - Twilog 虚実歴史研究家
 【時代劇の時代設定】必殺仕事人V旋風編第7話:オランダ商館(の人)が中村主水を表彰したのが1819年1月なので文政2年と思われるが陽暦の1819年1月であれば陰暦では文政元年(1818年)末の可能性がある。 

「必殺仕事人V旋風編」第7話は1819年の出来事だが、前の第6話では劇中で将軍が他界している。1819年当時の将軍・家斉は1837年に大御所となって1841年に没し、これは次作「風雲竜虎編」第2話で描かれている。第6話の将軍は家斉とは別人であろう。 

在職中に他界した徳川将軍は3家光(1751)、4家綱(1680)、 5綱吉(1709)、6家宣(1712)、7家継(1716)、10家治(1786)、 12家慶(1853)、13家定(1858)、14家茂(1866)。9家重は1760年辞任、翌年没。 tweet 江戸時代の徳川家の将軍のうち、1家康、2秀忠、8吉宗、9家重、11家斉、15慶喜は将軍を辞めてから生涯を閉じるまで時間差があった。 9家重は隠居の翌年に没。一方、将軍だった期間より将軍を辞めてからの「余生」の方が長かったのは1家康と15慶喜だった。 tweet 必殺シリーズにおいて家慶没年の1853年は主水が糸井貢・大吉らと仕留人グループを結成した年で、家定没年の1858年は安政の大獄の時期で主水は加代と再会し、地獄組と闘っていた。将軍が家茂から慶喜になった1866年は「ブラウン館」での裏稼業の時代。 

「必殺仕事人V」最終回「主水、下町の玉三郎と出会う」は壬申の年の話のようで、江戸時代の壬申の年は1632年、1692年、1752年、 1812年の4回。必殺シリーズでは文化・文政以降の時代設定が多いので該当するのは 1812年(文化9年)だろうか。 

【時代劇の時代設定】必殺仕事人V第26話「主水、下町の玉三郎と出会う」:これは壬申の年の話のようで、必殺シリーズでは文化・文政以降の時代設定が多いので該当するのは1812年(文化9年)だろうか。 

補足 
2013年6月18日 「必殺仕事人V旋風編」で1819年に来日したオランダ人女性がオランダ語でなく英語を話し、順之助が通譯していたのは少し苦しい。一方、必殺SP「横浜異人屋敷」で田中様が「これいくら?はメリケン語でハウマッチダラー、ハマチドリ」と言った時代は設定上1863年で、開国後であるから問題ない。 
tweet  
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2013年10月8~9日 必殺シリーズの言語面での時代考証 - Yahoo!ブログ 
 ↓ 
ツイッターで「水戸黄門外伝でお銀がヤッホーと言った」「水戸黄門で格さんがファイトと言った」など真偽の疑わしい噂を何度も呟いている人が多いが、これらは時代考証への批判であり、池田信夫氏が「半沢直樹」を批判しているのもこれらと似たようなことではないか 

tweet(1) (2)(3) (4)〕 〔 TWEET(5)〕 

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2013年10/10 2013年10/10 10/11 - Twilog 

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