見よ、この笑顔♪
もちろん震災前のインタビューです。
そして、井上公造氏との食事以後、ムム。
一面の3分の2ぐらいのスペースをとった記事。
インタビュアーはあの気まぐれ日記の担当記者さんです。
全部はムリなので、かいつまんで。
(ファンには周知のヒストリーがほとんどですが、愛之助さんに
は珍しく、実のご両親のお話がたっぷりと・・・。)
ちなみに見出しは
「歌舞伎役者はおかしいぐらいでいい」
「海老蔵代役熱演で一躍“時の人”」
記事内容は下に。あ、やっぱり。そっから入るのね。
~デイリースポーツが聞く~ いま、あの人第76回
「いやあ、先日はどうもすみませんでした。私事でお騒がせしま
して・・・」騒動の会見直後の取材に、苦笑しながらもサバサバ
した感じだったとか。
インフルエンザでの8年ぶり2日休演の話に続き、この質問。
舞踊や現代劇もするけれどベースは歌舞伎ですか?
「歌舞伎は大好きですし、やはり歌舞伎役者でいたい。しかし違
うジャンルに出させていただく時はそれぞれに徹してやりたいで
すね。歌舞伎役者だからほかのことはできないというのではなく」
一般家庭から歌舞伎の世界に入ったきっかけ。
子供の頃の歌舞伎の印象など。
十三代目仁左衛門の部屋子~千代丸命名の話。
愛之助襲名時のエピソード。
「愛之助」というのは、非常にいい名前だったけれど、もともと
血筋の名前だったのを腕のいいお弟子さんに与えてしまったため、
血筋の人が継ぐことができなくなっていたのだそう。
そこで血筋以外の人間(当時の千代丸くん)が継いで、また戻し
てはどうか、養子になったらどうかということに。
「どうしようかと思ったんですが、実家の父はすごくシビアで頭
のいい人間でしたんで、一生それでメシ食っていくのなら、行っ
てこいと、あっさり決断を下されましてね。逆に嫌われてるんか
と思ったぐらい(笑)。そこからは、主役になろうが脇役になろ
うが、お前の腕次第。レールには乗せたから、あとは自分で走り
なさいと」
そして、すでに亡くなられた実家のご両親の話を。
(このあたりの話については『歌舞伎修行』に詳しい。)
お母様が先に亡くなられて、続けてお父様が亡くなった時はビッ
クリした、と。今年ちょうどお父様の十三回忌だそうです。
主役も、座長公演も、テレビ出演も、すべてご両親が亡くなって
からのこと。
「今こうしていろんなことをさせていただいてることも、親が天
国でうまいことしてくれてるんじゃないかと思いますね。」
次は海老蔵さんの代役の話へ。
「今回ばかりは無理だと思いましたね。歌舞伎の歴史の中でも、
基本的に團十郎と海老蔵しかやってきていない役ですから」
海老蔵については?
「基本的にはすごく、人の心を思いやってくれる人なんです。そ
して彼はスターですし、役者として非常に素晴しい」
「その人の代わりをって頼まれたときにお客さんが納得いくかっ
ていうね。これはすごく恐ろしい。役者としてのプライドを懸け
てのことですから、生きるか死ぬかですよ。失敗すると、松嶋屋
に泥を塗ることにもなりますからね。そう思うと、本当に本当に
引き受けるのはすごく悩みました。」
↑ここ、それまで笑顔で話していた愛之助さんの表情が急に引き
締まった、と書かれています。
反響については自分では感じなかったそう。
「東京でもすごいぜ。毎日テレビに出てるよ」って東山紀之さん
からメールをもらって「そうなの?」とメールを返したとのこと。
結果的にこの顔見世がターニングポイントだったか?
「そうだったんですかね。でも、自分では感じている間もなく、
次の台本との闘いですからね」
これから新しい歌舞伎界を引っ張る存在として。
「そうですね、世間さまには迷惑はかけないよう(笑)。まあ、
でも、いろんな意味でね。どんな形でも歌舞伎を知っていただき
たいというのが1つと、それぞれ自覚を持って生きていく。あら
ためて気合いを入れて頑張りたいと思います」
歌舞伎界の“浮世離れ”が騒がれているが。
「わからないですけどね。ただ、まじめな人がまじめな芝居をし
ても面白くないと思うんですよ。歌舞伎役者って、ちょっとおか
しいぐらいでいいと思うんです。語源が『傾く』ですからね」
以上。
インタビュアーの福島さんのあとがきが面白くって素敵~♪
「これほどポップな人間だとは知らなかった」との感想。
会見の翌日に井上さんと食事に行った愛之助さん。ドタキャンさ
れるかと思われていたけれど、そんなことではドタキャンはしな
いよって。
「多くのファンを魅了する伸びやかな演技とさわやかさ、そして
“傾奇者”の神髄を見た気がした」と書かれています。
なんかチョット新鮮な感触のインタビュー。
いつも私たち聴衆を笑わせてくれる愛之助さんの楽しいトークを
久々に聴きたくなりました。
*この記事をご紹介くださいました瑠衣さま、あらためまして
ありがとうございました。
●このブログ内の関連記事
バッドニュース&グッドニュース
もちろん震災前のインタビューです。
そして、井上公造氏との食事以後、ムム。
一面の3分の2ぐらいのスペースをとった記事。
インタビュアーはあの気まぐれ日記の担当記者さんです。
全部はムリなので、かいつまんで。
(ファンには周知のヒストリーがほとんどですが、愛之助さんに
は珍しく、実のご両親のお話がたっぷりと・・・。)
ちなみに見出しは
「歌舞伎役者はおかしいぐらいでいい」
「海老蔵代役熱演で一躍“時の人”」
記事内容は下に。あ、やっぱり。そっから入るのね。
~デイリースポーツが聞く~ いま、あの人第76回
「いやあ、先日はどうもすみませんでした。私事でお騒がせしま
して・・・」騒動の会見直後の取材に、苦笑しながらもサバサバ
した感じだったとか。
インフルエンザでの8年ぶり2日休演の話に続き、この質問。
舞踊や現代劇もするけれどベースは歌舞伎ですか?
「歌舞伎は大好きですし、やはり歌舞伎役者でいたい。しかし違
うジャンルに出させていただく時はそれぞれに徹してやりたいで
すね。歌舞伎役者だからほかのことはできないというのではなく」
一般家庭から歌舞伎の世界に入ったきっかけ。
子供の頃の歌舞伎の印象など。
十三代目仁左衛門の部屋子~千代丸命名の話。
愛之助襲名時のエピソード。
「愛之助」というのは、非常にいい名前だったけれど、もともと
血筋の名前だったのを腕のいいお弟子さんに与えてしまったため、
血筋の人が継ぐことができなくなっていたのだそう。
そこで血筋以外の人間(当時の千代丸くん)が継いで、また戻し
てはどうか、養子になったらどうかということに。
「どうしようかと思ったんですが、実家の父はすごくシビアで頭
のいい人間でしたんで、一生それでメシ食っていくのなら、行っ
てこいと、あっさり決断を下されましてね。逆に嫌われてるんか
と思ったぐらい(笑)。そこからは、主役になろうが脇役になろ
うが、お前の腕次第。レールには乗せたから、あとは自分で走り
なさいと」
そして、すでに亡くなられた実家のご両親の話を。
(このあたりの話については『歌舞伎修行』に詳しい。)
お母様が先に亡くなられて、続けてお父様が亡くなった時はビッ
クリした、と。今年ちょうどお父様の十三回忌だそうです。
主役も、座長公演も、テレビ出演も、すべてご両親が亡くなって
からのこと。
「今こうしていろんなことをさせていただいてることも、親が天
国でうまいことしてくれてるんじゃないかと思いますね。」
次は海老蔵さんの代役の話へ。
「今回ばかりは無理だと思いましたね。歌舞伎の歴史の中でも、
基本的に團十郎と海老蔵しかやってきていない役ですから」
海老蔵については?
「基本的にはすごく、人の心を思いやってくれる人なんです。そ
して彼はスターですし、役者として非常に素晴しい」
「その人の代わりをって頼まれたときにお客さんが納得いくかっ
ていうね。これはすごく恐ろしい。役者としてのプライドを懸け
てのことですから、生きるか死ぬかですよ。失敗すると、松嶋屋
に泥を塗ることにもなりますからね。そう思うと、本当に本当に
引き受けるのはすごく悩みました。」
↑ここ、それまで笑顔で話していた愛之助さんの表情が急に引き
締まった、と書かれています。
反響については自分では感じなかったそう。
「東京でもすごいぜ。毎日テレビに出てるよ」って東山紀之さん
からメールをもらって「そうなの?」とメールを返したとのこと。
結果的にこの顔見世がターニングポイントだったか?
「そうだったんですかね。でも、自分では感じている間もなく、
次の台本との闘いですからね」
これから新しい歌舞伎界を引っ張る存在として。
「そうですね、世間さまには迷惑はかけないよう(笑)。まあ、
でも、いろんな意味でね。どんな形でも歌舞伎を知っていただき
たいというのが1つと、それぞれ自覚を持って生きていく。あら
ためて気合いを入れて頑張りたいと思います」
歌舞伎界の“浮世離れ”が騒がれているが。
「わからないですけどね。ただ、まじめな人がまじめな芝居をし
ても面白くないと思うんですよ。歌舞伎役者って、ちょっとおか
しいぐらいでいいと思うんです。語源が『傾く』ですからね」
以上。
インタビュアーの福島さんのあとがきが面白くって素敵~♪
「これほどポップな人間だとは知らなかった」との感想。
会見の翌日に井上さんと食事に行った愛之助さん。ドタキャンさ
れるかと思われていたけれど、そんなことではドタキャンはしな
いよって。
「多くのファンを魅了する伸びやかな演技とさわやかさ、そして
“傾奇者”の神髄を見た気がした」と書かれています。
なんかチョット新鮮な感触のインタビュー。
いつも私たち聴衆を笑わせてくれる愛之助さんの楽しいトークを
久々に聴きたくなりました。
*この記事をご紹介くださいました瑠衣さま、あらためまして
ありがとうございました。
●このブログ内の関連記事
バッドニュース&グッドニュース
ムンパリ様には、本当に感謝感謝です☆
ここ数日、色々考えさせられることばかりでしたが、おかげで、ほっこりさせていただきました!
先日、博多座で勘太郎さんの団七を観たのですが、演出含め物凄く楽しめた舞台で、3回もカーテンコールがあったほどでした!
…が、舞台楽しみつつも、観ながら、昨年見逃した愛之助さんの団七をついつい想像してしまった私(笑)
…舞台観ながら、こんな想像すること、ムンパリ様もございますか?(笑)
ありがとうございます。
「気まぐれ日記」以外にも
こういうインタビュー記事も
あるなんて・・・。
出るなら出るっていわんかい!って感じです(笑)
おかげで和ませていただきました~。
友人から教えて頂いて新聞をゲットするまで結構かかました。
もう4年前?一度だけご家族の事、ご両親の事を詳しくトークで話された時がありました。
たった1年間で両親を相次いで亡くす事の辛さ、それを経験されたのが、かえってあの明るさホップさに繋がっているようです。
愛之助丈の朗読CDの発売嬉しいです。平家物語も一部をテレビ大阪で放送されましたが、良いお声でしたし、去年の「堀川」の与次郎が唄った「お初徳右衛祝言の盃」未だに耳に残っています。
サバサバした愛之助さんのインタビューになんだか肩の力が抜けたっていうか、「やっぱり好きやわあ」と再確認しました(^-^)
瑠衣さんに教えていただいてほんとによかったです。
当地では余震の揺れもほとんど感じませんし、能天気と言われ
ようと楽しい情報をできるだけアップしていきたいと思います。
夏祭りはね~。
最初に見たのが浪花花形の愛之助さんの団七なので擦り込みが
あると思います♪ こちらは文楽にかなり近いです。
中村屋さんの夏祭りは独特の演出で、全然別物だと思うんですよ。
なので両者を比較することは意外とないです。キッパリ!
勘三郎さんの平成中村座もよかったけれど、今回の勘太郎くんの
団七も見たかった~!sasaさんが羨ましいです。
他の役者さんが演じている時に愛之助さんを思い浮かべる役、
パッと思いつくのは
河内屋与兵衛、忠兵衛、福岡貢、すし屋の権太 ですね!
いかにも。
気まぐれ日記の後ろにでも予告してほしかったよね。
2日後なのに。
私が思うに、ワイドショーネタの緊急独占インタビューを
敢行したか、または愛之助さんの連載を掲載しているにも
関わらず、他紙と同様の報道をしてしまったことへの罪
滅ぼしかなと(笑)。
ほんと、なごみましたね♪
瑠衣さんにも、おともだちにも感謝でございます~♪
スポーツ紙はその日を逃したらバックナンバーの
入手がほんっとに大変ですよねー。
> それを経験されたのが、かえってあの明るさホップさ
> に繋がっているようです。
そうかもしれませんね。ちょっと切ないですが(キュン)。
朗読CDを見つけた時は「うそっ、ヤッター!」って思いました。
声だけのお仕事があってもちっとも不思議じゃないですよね。
今からすっごくすっごく期待してます。
しまった、そのテがあったか(笑)。
フォローしとこかな。しかし野球ネタがほとんどかも。
サバサバしたポップな愛之助さん、素敵ですね~♪
> 「やっぱり好きやわあ」と再確認しました(^-^)
デヘヘヘ・・・・・・・・・・・・。御意!
歌舞伎は、同じ演目でも配役や演出が違うものを色々観られるのも楽しみの一つですね!
…とは言え、やっぱり愛之助贔屓としては、どうしても、彼に意識が行ってしまいますが(笑)
ムンパリ様が愛之助さんを思い浮かべる役☆…残念ながら私はまだ愛之助さんが演じているのを観たことがないので、今後機会があったら絶対観に行くぞ!と意気込んでおります☆(笑)
演じた時ですね。
与兵衛は結果的に仁左衛門さんの舞台しか見てませんが。
ただし、仁左衛門さんを観ている時は愛之助さんのことは
まったくよぎりません(笑)。
福岡貢は愛之助さんはまだ演じていないと思いますが、
どうなんでしょう??
忠兵衛、権太は、浅草で演じた役でしたね。
ファン歴が短いのでこの2つは見逃しています。
私もゼッタイいつか見たいです!