東京大学大学院 医学系研究科 病因・病理学専攻免疫学講座 准教授の新田 剛先生が免疫の複雑なシステムの話とワクチンの話を分かりやすく説明されています。
https://www.youtube.com/watch?v=5dxZ5L6QQQ8
無料で素晴らしい講義を聴くことができます。
実にヒトの免疫システムは複雑です。
抗体の働きはほんの一部であることがわかります。
聞きなれない「γδT細胞」などもでてきます。
γδT細胞・・・粘膜組織に存在し血液やリンパ組織には少ない
MHCクラス1,2を認識しない
病原体に感染した細胞の代謝の変化を読み取るということで、
病原体のタンパク質のアミノ酸配列を認識するαβT細胞(ヘルパーやキラーなど)とは異なる働きがあるそうです。
γδT細胞はワクチンでは増えない
mRNA-LNPワクチンでは粘膜IgAを誘導しにくい
IgAレベルの低い人はブレーク感染しやすい
デルタ株でも2回接種した人でも感染に寄与 伝搬が防げない!
などいろいろな役に立つ情報も得られます。とても参考になりました。