どうする?子どもへのワクチン接種 効果や副反応を詳しく
2022年3月16日 19時00分
【Q. どう判断すれば…?
ではどう判断すればよいのか…。ワクチン接種をするかどうか判断する際に知っておきたいのが「接種による利益」と「副反応などのリスク」をてんびんにかけ、利益が上回る場合に接種が推奨されるということです。
「利益」として何が挙げられるのか。アメリカのCDC=疾病対策センターのワクチンに関する委員会は2021年11月、子どものワクチン接種の利益として
▽新型コロナウイルスへの感染や重症化を防ぐ効果があること
▽周りに感染を広げないこと
▽学校などで安心して過ごせること
などを挙げています。
一方「リスク」としては…
▽短期間の副反応が起きること
▽ワクチンによる心筋炎など、ごくまれな副反応が起きるかどうかが
挙げられるとしています。】
NHKではCDC(アメリカ疾病予防管理センター)のデータを参考にしていますが、実態は、MedAlerts.orgのサイトで調べることができますが、実態とは乖離した甘いデータです。
まずオミクロン株には感染防止効果はほとんどありません。50%以上ないとワクチンとは認められない。症状が軽くなって感染を広めることになるし、長期間の副反応(ワクチン後遺症)を起こすこともある。心筋炎などもごくまれなんてレベルではない。
長崎大学 森内浩幸教授は「急がなくてもいい」と述べておられる。
「オミクロン株に対するワクチンの感染予防効果はかなり下がっていて、重症化を防ぐためのものと捉えるべきだ。多くの子どもが感染すれば重症化する子どもも出てくるが、重症化する確率は大人に比べると低く接種のメリットは分かりにくいと思う」
「5歳から11歳でも重症化して命にかかわるおそれのある基礎疾患のある子どもたちは積極的に接種してほしい。例えばぜんそくの場合でもコントロールできていて発作で救急外来を受診したり入院したりすることがめったにない子どもは、それほどリスクはないと思う。ただ発作で入院することがまれではない子どもは接種したほうが安心だと思う。かかりつけの医師に相談して考えてほしい」
「健康な5歳から11歳の子どもは感染してもリスクが低い。有効性や安全性についてかかりつけの医師とも相談し、納得できる場合には接種を考えるという姿勢で十分だと私は思う。接種するメリットがデメリットを上回っているが、上回り方は基礎疾患の有無や健康状況によって異なる。リスクの低い子どもは急いで接種しなくてもよいのではないか」
オミクロン株流行期における、5~11歳の発生届時肺炎以上割合は0.08%です。
(出典:第30回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会)
メリットとデメリットをよく考えましょう!同調圧力に負けてはいけません。