中心静脈閉塞症:Dr Mark Trozzi(マーク・トロッツィ博士)がCOVID-19 mRNAワクチンによる障害報告に関する査読済み論文の約1,000件を掲載したサイトの紹介の続きです。
1000 peer reviewed articles on “Vaccine” injuries
その中で102項目目の「中心静脈閉塞症(Central Vein Occlusion)」の紹介です。
網膜中心静脈という血管が閉塞することで、血液や余分な液体が網膜に漏れる病気。この液体は、網膜の黄斑と呼ばれる中心視力をつかさどる領域に集まることが多い。黄斑が侵されると、中心視力がぼやけてきます。第2眼は6~17%の症例で静脈閉塞症を発症します。網膜静脈閉塞症の治療法はありません。医師は網膜静脈の閉塞を解除することはできません。できることは合併症の治療と視力の保護です。
網膜中心静脈が詰まると静脈の圧力が上がり、網膜の血管が広がったり、蛇行したり、出血したりします。 また、網膜に血液中の水分がたまったりして、むくみ(黄斑浮腫)を起こします。
急速な視野異常、変視症、視力低下が生じます。視野異常は片目の全体が、ぼんやりとかすんで薄暗く見えるが、真っ暗ではない、と言った症状が典型的です。一部暗い部分とある程度明るい部分が混在するのも特徴です。視力低下も病状の程度により、手動弁(手の動きが判別できる程度)といった高度の視力低下を来たす場合から1.0 近くと正常に近いものまで様々です。
若年者の場合は高血圧の合併がなく、血管の炎症が原因であることが多いそうです。
Central retinal vein occlusion after vaccination with SARS-CoV-2 mRNA: case report:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34571653/
SARS-CoV-2 mRNAワクチン接種後の網膜中心静脈閉塞症:症例報告:
-----
Retinal Vein Occlusion after COVID-19 Vaccination-A Review
Ho-Man Leung,and Sunny Chi-Lik Au
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC10459858/
COVID-19ワクチン接種後に発症する網膜静脈閉塞症(RVO)が世界中で報告されている。ワクチン接種後のRVOの説明として、ワクチン誘発性免疫性血小板減少症、網膜血管炎、ホモシステイン血症が提唱されている。
Risk assessment of retinal vascular occlusion after COVID-19 vaccination
Jing-Xing Li
https://www.nature.com/articles/s41541-023-00661-7
網膜血管閉塞症のリスクは、ワクチン接種後最初の2週間で有意に増加し、12週間持続した。さらに、BNT162b2およびmRNA-1273の1回目および2回目の接種を受けた人は、ワクチン接種後2年目に網膜血管閉塞症のリスクが有意に増加したが、ワクチンのブランドおよび接種量による格差は検出されなかった。