心血管イベント:Dr Mark Trozzi(マーク・トロッツィ博士)がCOVID-19 mRNAワクチンによる障害報告に関する査読済み論文の約1,000件を掲載したサイトの紹介の続きです。
1000 peer reviewed articles on “Vaccine” injuries
その中で96項目目の「心血管イベント(Cardiovascular Events)」の紹介です。
心筋に損傷を与える可能性のある事故。
心血管イベントとは、心筋梗塞や脳梗塞などに代表される心血管系の病気のことです。
動脈硬化性プラークの破綻に伴う血栓形成により発症することから,アテローム血栓症と総称されています。血栓は血小板と血液凝固反応の最終産物であるフィブリンより成るが、これらの度合いは一様ではなく、血管径や壁の性状,血流や血液凝固能などにより異なっています。
動脈の血栓形成では血小板が主役を演じるが、プラーク内には血液凝固系のトリガーである組織因子が発現しているため,凝固系も活性化され、血小板とフィブリンから成る白色血栓が形成されます。
プラークは,脂質成分や炎症細胞に富んだプラークから,これらに乏しい線維性プラークまで,その病理像は多様です。
Cardiovascular, neurological, and pulmonary events after vaccination with BNT162b2, ChAdOx1 nCoV-19, and Ad26.COV2.S vaccines: an analysis of European data:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34710832/
BNT162b2、ChAdOx1 nCoV-19、Ad26.COV2.Sワクチン接種後の心血管系、神経系、肺のイベント:欧州データの解析:
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Cardiovascular complications of COVID-19 vaccines: A review of case-report and case-series studies
Mohammad Hossein Paknahad,
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9905103/
mRNAワクチンやベクターベースのワクチンを接種した場合、ワクチン誘発性の血栓性血小板減少症(VITT)や肺塞栓症(PE)の頻度が高いことが報告された。
Cardiovascular Disease and COVID-19 Vaccines: A Systematic Review and Analysis of Published Cases
Abdulrhman Khaity
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37745168/
COVID-19ワクチン接種後の心血管合併症には、心筋炎、心筋膜炎、虚血性心疾患、不整脈が含まれる。若い集団、特に若い男性患者は心筋炎にかかりやすい可能性がある。
Thrombosis Development After mRNA COVID-19 Vaccine Administration: A Case Series
Sundeep Bekal
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC10400017/
mRNAベースのCOVID-19ワクチンを接種し、その後静脈血栓塞栓症を発症した4人の患者を取り上げる