厚労省は今年の秋(9月頃)から、次の追加接種を国民全員に行う予定にしており、それに用いるワクチンが2023年6月16日にオミクロン株のXBB系統を含むワクチンに決まったそうです。
でも、XBB.1.5系統対応ですよ。
現在流行っているオミクロン株の発生動向の状況は、
国立感染症研究所感染症疫学センター
新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報でわかります。
2023 年第 22 週に民間検査機関(198 検体中)で検出された、XBB.1.16 系統は 32 検体(16.2%)であり、XBB.1.5 系統は 20 検体(10.1%)であった。
民間検査機関データを用い、多項ロジスティック回帰モデルにより将来の亜系統検出割合を推定したところ、22 週から第 26 週にかけて、それぞれの亜系統の検出割合は XBB.1.16*系統が上昇傾向、XBB*系統が横ばい傾向、XBB.1.5*系統が低下傾向、XBB.1.9*系統が低下傾向と推定された(図 6)。
今 BA4.5系統なんてほとんど検出されていないのですよ。
「今古い型の抗体をたくさん作る必要がありますか?」という記事にあるように、
現在注射しているコロナワクチンは、オミクロン株対応2価ワクチンですが、BA.4-5対応型ワクチンです。つまり型が古いので、感染者(陽性者)がどんどん増えているそうです。
ワクチンが効かないことはあらかじめわかっていました。
Alarming antibody evasion properties of rising SARS-CoV-2 BQ and XBB subvariants
Qian Wang らの論文にもあります。
・BQ.1、BQ.1.1、XBB、XBB.1は現在までに最も耐性を示したSARS-CoV-2亜種である。
・血清中和は、2価ブースターを含めて著しく減少した。
・すべての臨床モノクローナル抗体はこれらの変異体に対して不活性であった。
つまり、型の合わないワクチンをいくら接種しても無意味なのです。
インフルエンザワクチンも同様ですよね。
ワクチンの危険性をもっと良く理解してください。