胸腺過形成:Dr Mark Trozzi(マーク・トロッツィ博士)がCOVID-19 mRNAワクチンによる障害報告に関する査読済み論文の約1,000件を掲載したサイトの紹介の続きです。
1000 peer reviewed articles on “Vaccine” injuries
その中で68項目目の「胸腺過形成(Thymic hyperplasia)」の紹介です。
胸腺過形成とは、胸腺が炎症を起こしている状態。全身性エリテマトーデス、重症筋無力症、関節リウマチなどの自己免疫疾患を伴うことが多い。
胸腺過形成は真性過形成とリンパ濾胞性過形成に大別される.前者はそのほとんどが若年者に認められ,
後者は重症筋無力症のような自己免疫性疾患に認められる。
真性過形成のうち特発性は稀であり,他疾患に伴う2次性の胸腺過形成や反動性過形成の報告が大半を占める。胸腺の反動性過形成は悪性腫瘍に対する化学療法後,重症熱傷の回復期,ステロイド治療中止後などに認められる反応性の過形成で基本的に無症状だそうです。
腫瘍との鑑別が重要。正常胸腺の形態を保ちつつ大きさが増大する。5歳以上の小児の前縦隔の腫瘤として頻度大。無治療でも加齢とともに縮小するので胸腺腫瘍との鑑別が重要。
A condition in which the thymus gland is inflamed. It is often accompanied by autoimmune diseases such as systemic lupus erythematosus, myasthenia gravis and rheumatoid arthritis.
Thymic hyperplasia after Covid-19 mRNA-based vaccination with Covid-19:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34462647/
Covid-19によるmRNAベースのワクチン接種後の胸腺過形成:
-------------
Vanishing mediastinal mass associated with mRNA SARS-CoV-2 vaccination: a rare case report
Takayuki Kosaka
https://amj.amegroups.org/article/view/7108/html
40歳代の女性が,mRNA-1273によるSARS-CoV-2ワクチン接種後,発熱が持続した.胸部CT検査で直径66mmの前縦隔腫瘤が認められた。