中枢神経系疾患:Dr Mark Trozzi(マーク・トロッツィ博士)がCOVID-19 mRNAワクチンによる障害報告に関する査読済み論文の約1,000件を掲載したサイトの紹介の続きです。
1000 peer reviewed articles on “Vaccine” injuries
その中で53項目目の「中枢神経系炎症(CNS Inflammation)」と54項目目の「中枢神経系脱髄疾患(CNS Demyelination)」の論文リストです。
中枢神経系炎症
脳や脊髄の細い動脈や静脈に炎症が起こる病気。脳と脊髄はCNSを構成している。中枢神経系における炎症は、急性脳損傷、脳卒中、てんかん、多発性硬化症、運動ニューロン疾患、運動障害、アルツハイマー病、そして最近ではいくつかの精神疾患などの疾患における潜在的な役割から、強い関心が寄せられている。
アルツハイマー病(AD)、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、パーキンソン病(PD)、神経炎症性疾患の原型である多発性硬化症(MS)など、中枢神経系の神経変性疾患における炎症の役割に対する認識が高まり、異なる免疫反応が特定されています。疾患のさまざまな段階における適応免疫系と自然免疫系が関係します。
中枢神経系(CNS: Central Nervous System)には、神経変性疾患には、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、前頭側頭型認知症、レビー小体型認知症などのさまざまな中枢神経系(CNS)の疾患があります。
COVID-19 mRNA vaccine causing CNS inflammation: a case series:
https://link.springer.com/article/10.1007/s00415-021-10780-7
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中枢神経系脱髄疾患
脱髄疾患とは、脳、視神経、脊髄の神経線維を包んでいる保護膜(ミエリン鞘)が損傷する疾患です。ミエリン鞘が損傷すると、神経インパルスが遅くなったり、あるいは止まったりして、神経学的問題を引き起こす。
A systematic review of cases of CNS demyelination following COVID-19 vaccination:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34839149/
COVID-19ワクチン接種後の中枢神経系脱髄症例の系統的レビュー:
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それぞれ1件づつしかリストアップされていませんが、検索では多数の症例が出ています。
(「病名(英語)* COVID-19 Vaccination」とかで検索してみてください。)
Early-onset Cervical Myelitis after COVID-19 Vaccination
Ryuichiro Hayashi, Shigeki Yamaguchi
https://www.jstage.jst.go.jp/article/internalmedicine/62/20/62_2339-23/_article
33歳の女性が、BNT162b2(ファイザー・バイオナンテック社製)重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)ワクチンの接種後約30分で、右手親指に知覚異常をきたした。知覚障害は徐々に右側の四肢と体幹に広がり、頸部MRIで右背柱に限局した病変が認められた。
Post-COVID-19 Vaccination CNS Magnetic Resonance Imaging Findings: A Systematic Review
Sadegh Ghaderi,
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC10325882/
ワクチン接種後のCNS MRI所見に関連する一般的な疾患としては、脳静脈洞血栓症(CVST)、ワクチン誘発免疫性血栓性血小板減少症(VITT)、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、急性脊髄炎、自己免疫性脳炎(AE)などがあった。
CNS Complications Following COVID-19 Vaccines: an Egyptian Case Series.
Author links open overlay panelSara Salama,
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S221103482200774X
ワクチン接種後の中枢神経系合併症は8例であった。女性5名、男性3名で、年齢は24-60歳であった。