朝日新聞アピタルの記事に
2021年8月24日
『検査を受けていない潜在的な感染者が増えている――。新型コロナウイルスの感染が広がる東京都内で、専門家からそんな指摘が出ている。感染者数の急増とともに増えていた検査件数は頭打ちとなり、検査が必要な人に迅速に対応できていない恐れがあるからだ。検査の陽性率も20%台で高止まりし、冬の第3波と比べても異常とも言える高水準となっている。
20日に開かれた都のモニタリング会議。専門家は都内の感染状況をそう評するとともに、課題に挙げたのが検査体制の不十分さだった。会議で示された1週間平均の新規感染者数4631人のほかにも、「把握されていない多数の感染者が存在する可能性がある」と指摘。「検査が必要な都民が速やかに受検できる体制整備が必要」と促したのだ。
都が公表している検査人数(1週間平均)は、感染者数の急増が本格化した7月29日に1万人を突破。その後も増え続けたが、8月17日の1万5012人をピークに頭打ちとなっている。陽性率は21・9%と最も深刻な「ステージ4」の10%を大幅に上回り、第3波のピークだった14・5%(1月7日)を超えた状態が続く。』
東京都のモニタリング会議でも感染症対策の専門家や医師たちが指摘しているように、感染者数の急増しているにも関わらず、検査数が頭打ちになっているのは、見かけ上の新規感染者数を増やしたくないという意図的なものを感じる。検査にもれた感染者がどんどん感染者を増やし、はては医療崩壊を起こしている元凶だと私は思う。