コロナワクチン接種後しばらくしてひざが猛烈に痛くなった人がいます。
『レントゲンでは異常ない』となっているが、痛み止めを飲んでも痛みが改善しませんでした。
整形外科でなく他の病院で診察したところモヤモヤ血管ができていたことが分かりました。
なごやEVTクリニックの鴨井 大典先生が詳しく解説されています。
https://www.youtube.com/watch?v=DS9aEyfKRns
【10ヶ月前に新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を受けた後、2週間くらいしてから腰~下肢に痛みが生じ両膝を曲げられなくなりました。半年ほどの経過で腰は徐々に良くなり、右膝は曲げられるようになりましたが、左膝は仕事で膝をついて作業をしているうちに痛みが増悪してしまいました。四六時中、差し込まれるような痛みがあり、ついには痛みで歩けなくなりました。テレビを観て横になっているばかりで、やる気も元気もなくし、周囲からは認知症も心配されていました。整形外科では左膝にステロイド注射を3回、ヒアルロン酸注射を5回してもらいましたが、全く効果はありませんでした。・・・痛みの原因はモヤモヤ血管でした。】
モヤモヤ血管とは炎症や損傷によってできる異常な新生血管のことです。炎症や損傷では組織の修復が起こる過程で血管が増えます。これは組織が修復する上で必要な事で、通常は組織修復や炎症が収まった時点で血管はなくなります。しかし中には異常な血管が残ってしまう場合があり、しかも血管が残るだけでなく、一緒に神経を増やしてしまい痛みを増幅させてしまいます。
ワクチン後遺症として有名なのは、「微小血栓」があります。微小血栓ができて毛細血管がふさがれると、血液や酸素の流れに影響が生じ、様々な症状につながるという説です。
スパイクタンパク質が微小血栓の形成を誘発することと、こうした微小血栓は、人体に備わった血栓を溶かす仕組みでは壊れにくいことが明らかになっています。
こうした壊れにくい微小血栓を詳しく調べたところ、大量の炎症分子と、血栓を壊れにくくする「α2-アンチプラスミン」というタンパク質が含まれていることがわかりました。体中の毛細血管が微小血栓でふさがれてしまえば、臓器や組織への酸素や栄養の供給が妨げられ、疲労、筋肉痛、ブレインフォグといった新型コロナ後遺症の症状につながる可能性があります。
今回は血栓を生じたり、炎症をおこしてダメージを受けた血管に替わって新しくモヤモヤ血管ができて、ついでに新しい神経を増やして痛みが増強したものだと考えられます。また、ワクチン接種後に指先や足の裏がしびれて痛くなった例などもあり、ヘバーデン結節と診断されたが、実はモヤモヤ血管のせいで痛みを生じていた例もあります。
コロナワクチンによる障害はスパイクタンパク質が直接寄与するものだけではないことに注意するべきです。