ないのに気づいて
作ってみようと思った
散歩の途中で
ホウキになる枯れ草が
ないかと
探しながら歩く
根っこから引き抜いた
手頃な草が
道端に落ちている
下の方の枝をむしる
取りすぎてもやばい
穂の先に
小さな種がついている
パラパラと種を落としなら
歩いて行く
しばらくすると
だいぶ取れてきた
なかなかいい長さだ
持ち手をツルか何かで
まかないと
良さそうなツルは
あたりを見回す
よさそうなツルが
あるじゃないの
山の中には
何でも揃っている
そしてすぐ見つかる
ラッキー
ツルひもを柄に巻きながら歩く
これも散歩の楽しみ
山の中じゃ車も来ないし
いつも歩いている散歩道だし
いつもの水飲み場に到着
水をいつものように一杯
つるの最後の所が難しい
巻いたツルを何目か緩めて
ツルの端を通す
緩めた輪をしめていく
ボンドも何もいらない
もうすぐ家だ
家に着いたら
根本のいらない部分をカット
出来上がり
我ながらよく出来た
ふと思う
あるヨギの自叙伝の
ヨガナンダのことを思い出す
そうしようと思う事が
何故か出来てしまう
無理だと思う事が
出来てしまう
大袈裟だが
自分が瞑想を始めてから
たしかにいい事が
起こるようになった
そしてこのコロナ禍で
素晴らしい田舎暮らしが
出来ている
ヴィパサナ瞑想を
教えてくれた息子に
感謝している