読売新聞12/7付けの社説『離職資格者の復帰促進が最善だ』と題して、診療報酬改定後の看護師不足について述べられていた。気になる部分を一部抜粋してまとめて述べてみたい。
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a,「潜在看護師」の復帰を促すことが最善の方策だろう。
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b,特に大学病院や都市部の大病院が、知名度の強みで例年の2~3倍も新卒看護師を確保した。
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c,大事なのは、看護師不足の本質を見誤らない事だ。出産や子育てを機に退職した後、復帰しない「潜在看護師」が55万人もいる。
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d,医療機関が看護師を、“使い捨て”にしてきた側面がある。長く働かない事を前提に、仕事と子育てを両立できるような環境をおろそかにしてきた。
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e,病院は新人の採用を嘆く前に、院内託児所を整備したり、子育て事情を汲んだ多様な勤務形態を用意するなど、看護師を長く定着させ、潜在看護師を引き戻す努力も必要だろう。
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f,潜在看護師が1割復帰すれば、新卒看護師の数と同じ5万人になる。2割が復帰すれば、看護体制を手厚くできると同時に看護師不足も解消する。
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g,看護師が働きやすい病院は、女性医師も働きやすいはずだ。医師不足の改善にもつながる。医療にもっと女性の力を生かしたい。
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以上、気になる箇所をあげてみた。
確かに、a,で述べているように、看護師不足の手っ取り早い解消方法は、潜在看護師の復帰を促す事かもしれない。だが、これは現実としての看護師不足を解消する方策としては、優先順位的に下位に位置する。まったく恥ずかしいのは、社説を書いた人間が、完全に問題の解決策に対する視点を素人同然の角度からしか見れていないということである。
社説では、看護師不足の原因を、診療報酬の改定による大病院への集中と、潜在看護師の放置であるとの観点で述べている。確かにb,であるように、大病院からの新卒看護師の青田買いが集中し、例年の2~3倍の採用数を確保した事実があるが、これに続く事実があることも見逃してはならない。それは、看護師の離職率である。
『2004年度の日本看護協会の調査によると、一年以内の新卒看護師の離職率は全国平均で9.3%』
多忙を極める大病院となると、その率は大幅に増加すると思われる。その点を考慮すると、今春大量採用された看護師を含め、今後早期退職する看護師は、必然的に増加する可能性は十分考えられる。そこを考慮すると、都心部の大病院への看護師の集中は、思うほど深刻な問題ではなく一時的。看護師の流動性は持続すると予測される。
また、c,では「潜在看護師55万人」に着目しているが、その復帰しない原因を『育児・子育て事情』においているところに、大きな疑問を感じる。多くの病院は、保育所が整備されていたり、保育所がなくとも補助金がだされるなど、数々の病院の中で選択肢は十分にある。さらに、出産などで休職をしていても、大半の病院施設は看護師を退職へ追いやるなどという事はないし、仮に、家庭の事情から退職したとしても、看護師免許を持っておれば、公立系を望まないのであれば、再就職は比較的容易である。そのように見ると、社説で述べられている、潜在看護師の未復帰の原因は、そこには無いことがよくわかるはずだ。私は、
※「潜在看護師未復帰」の主たる要因は、各病院施設の自助努力の不足が原因ではなく、母子保健施策の改革着手の遅延にあると考えている。
ただ、看護師不足を解消するには、「潜在看護師」という一点で考えると非常に難しい。そこに看護師の定着率の増加や、NEETの問題も関連させて考える必要がある。一つきになるのは、
※今後景気が回復・上昇し続けたときの『潜在看護指数の増加』
である。男性看護師が増えたとはいえ、まだまだ女性のほうが圧倒的な数を占めている。つまり、結婚して、一度退職すれば次に働く理由となるのは、経済的理由か女性の向上心のどちらかがほとんどであろう、その様に考えた場合、
※景気が上向きになった市場で、出産などの理由から一度退職すれば『働く必要が無い』という状況が生じる可能性がある
私はそこを危惧している。もっとも、看護師という職種のやりがいを共に発掘し、提供する事が出来るような、看護師の定着率の上昇につなげられるような方策を模索する事が、看護師不足解消の一番の近道であるのかもしれない。
残念ながら、この社説は、数字的計算はあっているかもしれないが、数字の計算の前に今、日本社会で起こっている“事実がどのようであるか”の計算は出来ていないようである。そして、今回の看護師不足という問題の社説に、なぜ、突然g,のようなフェミニズム的意見書き、最後でくくっているのかも私には理解し難い。また、看護師を“使い捨て”とも述べているが、一部の看護師は自らの意思での離職であり、社説で述べているように大半が使い捨て看護師であるような誤解した記事はやめるべきである。
ランキングのクリックが6つもあり、不評ですが地道にお願いいたします↑↑
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a,「潜在看護師」の復帰を促すことが最善の方策だろう。
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b,特に大学病院や都市部の大病院が、知名度の強みで例年の2~3倍も新卒看護師を確保した。
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c,大事なのは、看護師不足の本質を見誤らない事だ。出産や子育てを機に退職した後、復帰しない「潜在看護師」が55万人もいる。
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d,医療機関が看護師を、“使い捨て”にしてきた側面がある。長く働かない事を前提に、仕事と子育てを両立できるような環境をおろそかにしてきた。
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e,病院は新人の採用を嘆く前に、院内託児所を整備したり、子育て事情を汲んだ多様な勤務形態を用意するなど、看護師を長く定着させ、潜在看護師を引き戻す努力も必要だろう。
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f,潜在看護師が1割復帰すれば、新卒看護師の数と同じ5万人になる。2割が復帰すれば、看護体制を手厚くできると同時に看護師不足も解消する。
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g,看護師が働きやすい病院は、女性医師も働きやすいはずだ。医師不足の改善にもつながる。医療にもっと女性の力を生かしたい。
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以上、気になる箇所をあげてみた。
確かに、a,で述べているように、看護師不足の手っ取り早い解消方法は、潜在看護師の復帰を促す事かもしれない。だが、これは現実としての看護師不足を解消する方策としては、優先順位的に下位に位置する。まったく恥ずかしいのは、社説を書いた人間が、完全に問題の解決策に対する視点を素人同然の角度からしか見れていないということである。
社説では、看護師不足の原因を、診療報酬の改定による大病院への集中と、潜在看護師の放置であるとの観点で述べている。確かにb,であるように、大病院からの新卒看護師の青田買いが集中し、例年の2~3倍の採用数を確保した事実があるが、これに続く事実があることも見逃してはならない。それは、看護師の離職率である。
『2004年度の日本看護協会の調査によると、一年以内の新卒看護師の離職率は全国平均で9.3%』
多忙を極める大病院となると、その率は大幅に増加すると思われる。その点を考慮すると、今春大量採用された看護師を含め、今後早期退職する看護師は、必然的に増加する可能性は十分考えられる。そこを考慮すると、都心部の大病院への看護師の集中は、思うほど深刻な問題ではなく一時的。看護師の流動性は持続すると予測される。
また、c,では「潜在看護師55万人」に着目しているが、その復帰しない原因を『育児・子育て事情』においているところに、大きな疑問を感じる。多くの病院は、保育所が整備されていたり、保育所がなくとも補助金がだされるなど、数々の病院の中で選択肢は十分にある。さらに、出産などで休職をしていても、大半の病院施設は看護師を退職へ追いやるなどという事はないし、仮に、家庭の事情から退職したとしても、看護師免許を持っておれば、公立系を望まないのであれば、再就職は比較的容易である。そのように見ると、社説で述べられている、潜在看護師の未復帰の原因は、そこには無いことがよくわかるはずだ。私は、
※「潜在看護師未復帰」の主たる要因は、各病院施設の自助努力の不足が原因ではなく、母子保健施策の改革着手の遅延にあると考えている。
ただ、看護師不足を解消するには、「潜在看護師」という一点で考えると非常に難しい。そこに看護師の定着率の増加や、NEETの問題も関連させて考える必要がある。一つきになるのは、
※今後景気が回復・上昇し続けたときの『潜在看護指数の増加』
である。男性看護師が増えたとはいえ、まだまだ女性のほうが圧倒的な数を占めている。つまり、結婚して、一度退職すれば次に働く理由となるのは、経済的理由か女性の向上心のどちらかがほとんどであろう、その様に考えた場合、
※景気が上向きになった市場で、出産などの理由から一度退職すれば『働く必要が無い』という状況が生じる可能性がある
私はそこを危惧している。もっとも、看護師という職種のやりがいを共に発掘し、提供する事が出来るような、看護師の定着率の上昇につなげられるような方策を模索する事が、看護師不足解消の一番の近道であるのかもしれない。
残念ながら、この社説は、数字的計算はあっているかもしれないが、数字の計算の前に今、日本社会で起こっている“事実がどのようであるか”の計算は出来ていないようである。そして、今回の看護師不足という問題の社説に、なぜ、突然g,のようなフェミニズム的意見書き、最後でくくっているのかも私には理解し難い。また、看護師を“使い捨て”とも述べているが、一部の看護師は自らの意思での離職であり、社説で述べているように大半が使い捨て看護師であるような誤解した記事はやめるべきである。
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コメントありがとうございます。
どうも、その待遇の問題は病院に原因があるというよりも、そこに努めておられる方々の認識の問題に比重が大きく偏っているように感じられます。
国立病院(今なら独立行政法人でしょうか)であるなら、そのまま退職しなければならないというようなことはありませんし、契約規則もそうあるはずはないと思います。
病院の保育環境設備の問題というよりも、まずは、周辺看護師の問題が色濃いですね。
できれば、看護部のトップに待遇の不備を話したいところですが。
ですので、関係はありません。
ちょっと興味あります。
・・・
上尾の森診療所のホームページを見に行ってきました。
上尾の森 よろず瓦版の山下浩先生の話に共感するところが多くありました。
一部の登校拒否は、「NOと言えた結果」のように感じました。ある意味その反応は、大人より『大人』と思えました。
「大人はいいの!」みたいな空気。
「職員はいいの!」みたいな空気。
なんで自分を変に正当化するようなことするかな?ダメなものは誰でもだめじゃないの?子供は分別の無い大人の真似をしているだけでしょ?正当化することまで真似して。
いきがって若者の一部が、車から煙草をポイ捨てしますが、分別を持たなければいけない大人はもっと凄かったりします。ポイ捨てどころか停車中に灰皿の中身ごと道路に捨てるような人を何人か見たことがあります。オイ!1本づつ捨てるのはダメだけど、まとめて捨てるのはイイのか?!
交通違反。背徳行為。車椅子用駐車場や駐車禁止区域に車を止める。横断歩道のないところを堂々と渡る。無駄遣い。暴飲暴食。悪口。「ちゃんとしてないと怒られるわよ(または、お母さんが怒られるのよ)。」と叱る理由が変。・・・
『子供』なら酷く怒ることを大人は「ちょっとだけ」とか「だって、○○だったから」の逆切れ。
今の大人の社会は、適応に値する場所なのか?
その縮図めいた今の学校社会は?
かなりテーマから逸れました汗。
「風が吹けば桶屋が儲かる」的に言えば(無理かな?)、元来意味するままの『大人』や人生の『先輩』であれば「俺の背中を見て育て!」のような極端発言でも後輩は育ってくれると思います
(お!言い切るか!・・あえて言い切ってみる!)
かなりお返事が遅くなりました(汗)
>余裕の無くなった職員が、わが身を守る為にとった行動により、更に働きにくくしている場合もある
これは、すごくわかります。カンファレンスの中でも、安易に発言したものが、取り入れられてしまい、ペーパーワークが増加してしまう・・・。自分を良い風に見られようと、奇麗事を言った結果、周りも反論できず、そのまま決定してしまう。現実的ではない業務も受け入れざるを得なくなることはよく見る傾向ですよね。
ところで、『ゆるゆる病棟―精神医療の新しい可能性を求めて』という本、ご存知ありません?なんだか、ゆる看さんとなんだかかぶる部分があるのですが
子育てだけでなく、今後は親の介護も継続就労の壁となり得ると感じています。
「喉もと過ぎれば熱さ忘れる」
上司の中には、当時の上司が子育てに対して配慮してくれていたことを忘れてしまっている方がいます。
「管理業務って何?」
最近は、部下や病棟を見ることではなく、マニュアル作りのようです。
「プリセプターシップ」
昔は、どんな職業であっても極一般的な考えだったと思うのですが、今は勉強しなければ実践できないようになってしまったのでしょうか?だから、少々厳しいことを言われても、プラスとして受け止めることができるのではと思ったりして・・・
「施設・病院以上の立場」
利害が絡んでいるようで、現状では期待薄に感じています。また、良い策でも、現場の人間(特に管理職)が「業務量の増加」と反応してしまうようです。
「自殺行為」
余裕の無くなった現職員が、我が身を守るためとった言動により、更に働きにくくしている場合もあると思います。
世の中、昔より設備・施設は整備されているのに。
「子供をオンブして働いているお母さん」って、もう居ないですね。あんな、ゆるさが欲しいんですけど。
病院の保育施設ですが、ここで論点をしっかり定めないといけないと思いますので、説明いたしますね。
私が述べているのは、保育施設が充分に整備されているとのことではなく、数多くの病院施設があり、自分のライフスタイルに合った病院施設選びが可能な程度には整備されている。つまり、それにが理由で未復帰になるとは言い難い。ということを伝えたかったのですが、ご理解いただけますでしょうか。
今回の記事とは別問題で、看護師の労働条件を改善する必要は充分にありますね。特に精神科以外の病院では。
>多くの病院は、保育所が整備されていたり、保育所がなくとも補助金がだされるなど、数々の病院の中で選択肢は十分にある。
→これは一概にそうともいえませんよ。
保育所はあっても24時間じゃなかったり、男性看護師は利用できないというとこ(うちです 笑)もあったり。
まだまだ整備は必要だと思います。
今までの看護師が使い捨てにされてきたのかはわかりませんが、もう少し子育てする人にとって働きやすい労働条件があってもいいかもしれませんよね。
残業は絶対無い!!とか(笑)
ただ現状もかなりよろしくないとも思うんですよね。
指導方法も画一じゃなく、見極める。
それはこれから必須になってきますよね。確かに。
ただ容易じゃないですけどね。
>『スタッフを看れずして患者を看れれず』に対して、「今現在の看護師の教育体制だ」と言われたのは、これが全く出来ていないということですよね?
→出来てないと思います。
というか、これが単一であるんじゃなく、フォローするシステムが必要だと思います。
よくわかります。今回下さったコメントの話はすべて身にしみてわかります。
その指導方法を必要とする者もいるのでしょうが、それこそ“看護師”として、見極める力が必要になってくるのでしょうね。
確認・・・、『スタッフを看れずして患者を看れれず』に対して、「今現在の看護師の教育体制だ」と言われたのは、これが全く出来ていないということですよね?確かにそう思います!
→これは今現在の看護師の教育体制だと思います。
極端な話、見て学べ。(あくまで見ることから”も”学べではないんです。)
もちろん大切なことだと思いますよ。学べる先輩がいるのならば。
学べる先輩もいない、教えてもくれない。これじゃ教育もなにもあったもんじゃないですよね。
突っ込むけど、調べたことに対してはコメントをくれない先輩なんてざらだと思います。
だから最終的にそれが正しいのすらもわからない。そしてまた突っ込まれる…
職場の人にびくびくしながら働くなんて、かなりのストレスだと思いますよ。
だったらいっそのこと…
>「はい!これからは、手取り足取りやさしく、且つしっかりとしどうしてくださいね!」
の方が、ある程度のレベルまではストレスなく育てられると思うんですよ。
そして上記のような、ある種叩き上げによる新人看護師の離職も減るんじゃないかと。
これが浸透するかどうかはまた別の話ですよ。
コメントありがとうございます。
伊達ままさんのおっしゃるのは、精神科以外でご経験された施設でのお話ですね。確かに、他科ではその様な状況はありますし、私も経験しております。ですが、述べましたように伊達ママさんのような精神科などの選択肢もありますし、状況によっては診療所なども可能です。そう考えると看護師不足という観点では、やや論点がそれてしまいますが・・・・
ともあれ、色々な状況があり、パートで復帰されたご苦労はお察しいたします。看護師は、免許を持っておれば、どちらかといえば職場を選べる職業かもしれません。今の職場が、伊達ままさんのご事情にあった職場であればよいのですが、なかなか完全には難しいものがありますよね。
一つ疑問ですが、熱をだしても仕事に来なさいという上司は、本当に看護師なのかという疑問は持ちますね。また、それでお仕事を休まれる事とプロ意識は全く別個のものですので、気になさらないほうがいいですよ^^
“使い捨て”に関してですが、社説では何を持って使い捨てにされたのかが、いまひとつ明確にされていません。社説の記者のいう“使い捨て”感とdeath_scythe3さんのいう“使い捨て”感は、状況が違うところからもまた違った意味合いかと思いますがどうでしょうか。
いくらかのコメントでやや論点がずれつつあるのですが、ここでは、離職そのものが問題ではなく、離職してそのまま復帰しない看護師がいることが述べたい本筋なんですが、でも、離職そのものも職場環境を整えるという意味では考えてゆかなければならない問題ですよね。
あと、
>主たる理由は経済的理由(金欠)や向上心ではな
>く、子育て等に割いた時間が無くなり暇になったと
>いうものと、自分で自由に使えるお金が欲しいとい
>うことの二点です。
ということですが、まさに私の言葉足らずで経済的理由の中に自分で使えるお金が欲しい、つまり小遣いが欲しいというのも含めて考えていただけたら助かります。向上心につきましても、「暇だから働きたい」というニュアンスを含めて考えていただけたら幸いです。
反論というよりも、私の意見を補足してくれたって感じですね^^
社説で語られている内容も合っているでしょうし、もっさんの言うことも一理ある。
でも両方の言葉を鵜呑みには出来ない自分がここにおります。
私は看護師ではありませんが、離職資格者の一人です。
「使い捨て」されたと感じている人間の一人です。
ですからもっさんは「どうしてもあの言葉を使いたかった」と思われているかも知れませんが、代弁してくれているとみる離職資格者は多いかも知れません。
ちなみに私は代弁してくれているとは思いませんけどね。
おそらくはお互いに見切ったのだと思うのですが、如何なものでしょうか?
職を提供する側(経営側)は思っていた人材と違うと感じたのかも知れませんし、労働力を提供する側(被雇用者)は思っていた職場と違うとか、やりたいことが出来る職場ではないと思ったかも知れません。
まぁ、もっさんが書かれているとおり、潜在看護師の未復帰の主たる要因は社説が書いているようなことではない、というのは一目瞭然ですけどね。
ちなみに言うと、結婚や出産を機に退職した女性が復職する場合、その主たる理由は経済的理由(金欠)や向上心ではなく、子育て等に割いた時間が無くなり暇になったというものと、自分で自由に使えるお金が欲しいということの二点です。
なので景気上向きの市場で「働く必要が無くなる」とは考えにくいのでは?
今回は敢えて反論してみました。
さすがというか・・・、まぁ何も解決方法を書いて無いんですけどね。
しかし、あの社説、あの程度なら誰でもかけるじゃないですか。日本を代表する新聞会社が誤解するようなことを書いちゃあいけませんね。少なくとも、読売新聞は中立(やや左かも)と思っているので、これからの社説はもっとしっかりしたものを書いてもらいたいですね。
あの“看護師を使い捨て”ということば・・・、なんか、社説の中に無理やり組み込んだような(汗)どうしてもあの言葉を使いたかったような気がしてなりませんね。
職場環境のあり方を、各病院・施設が個々に考える事はとても大切な事だと思います。ただ、個々が考えるだけでは、どうしても足並みがそろわずきたのが、今の現状なのかもしれません。その足並みをそろわせるためには、施設・病院以上の立場にあるなにかが改革に着手する必要があるように思います。
でも、本当にカプさんのおっしゃるような環境って、大事だなぁと今回の記事を見て考えさせられました^^
そういう類の台詞、よく聞きます。おっしゃるような指導を皆がしてくれればよいのですが、これはどの職場にもつきもの。しかし、それを言い訳にしてはいけないのが、“看護師”という職業だと思います。持論ですが、『スタッフを見れずして患者はみれず』というものがあります。つまり、看護師としてそういう力が必要であり、一つの看護力であるとするべきだと考えているのです。それを身に付けさせる切っ掛けとしてはやはり、看護教育の中にそれを組み込んでいかなければならない。
一斉に「はい!これからは、手取り足取りやさしく、且つしっかりとしどうしてくださいね!」では、浸透するわけもなく、看護学校での教育を通して、その人間関係論を学ぶきっかけというか、機会を与えるべきだと思うのです。
まぁ、そのような離職状況を看護師不足の原因だと単体で考えると軽微なものなのですが。
入れ違いですね!メールアドレスにご連絡差し上げました!
さすが、現場を知る方の見方、意見ですね。
たいへん参考になりました。
ありがとうございました。
医師やトップの人たちだけが働きやすい職場をつくるのではなく、スタッフみんなが働きやすく「ここにいたい」と思えるような働いているスタッフが自分にプラスになるような職場をつくるべきではないでしょうか?
新人に対し、手取り足取り教える制度をとれば離職は減るはずです。
新人が感じた疑問をストレートに、率直に教える。
新人に対して全部調べさせるのではなく、むしろその都度教える。
「なんでこんなのもわかんないの!?」
「こんなんでよく看護師になれたね!!」
的なノリを無くす。
申し送りの時に追い詰めるような質問はしない。
「こういうときこれはどうするの?」
「なんでこの指示になったの?」
こういったよくある質問も、ニュアンスひとつでされたがわのプレッシャーも異なるはず。
なんていうんでしょうね?
もう少し軟化してもいいんじゃないかなと思うことが多いです。
もちろん専門職・職業人としての責任が重要ですから、軟化という言葉は正しくないかもしれません。
教えてあげればいいじゃん…ってことも多々ある現状で、肉体的だけでなく精神的に追い詰められていく新人看護師は多いと思います。
みんな同じ患者さんをみて、力を合わせることが大切なのに、そういう雰囲気にすらなれない現状があるのもひとつだと思います。
これらを職場風土と呼んでいいのかわかりませんが…
長々と書いて文章もまとまりないですが、思ったことかいてみました。
まぁこの方法で看護師として、新人自らの育成につながるかはなんともいえませんが…
僕のブログにコメントをいただいたメール交換のことですが、もしかしたらメールアドレスを間違えて送られたのかと思いコメントさせていただきました。
如何されましたでしょうか?