とんかつ屋が値上げしていた話と、消費者物価指数の上昇率を確認してみた結果です。
正月明けに行ったら再度値上げになっていて、値上がり率は45%になっていた。そのことも追記しておいた。
とんかつ屋の値上げ
徒歩圏に大手チェーンの松のややかつやもあるため、新型コロナで緊急事態宣言が出た頃から行ってなかったとんかつ屋に久しぶり行った。コロナ禍の頃880円だったランチの一口ヒレカツ定食が1,080円に値上がりしていた。
自分ですりごまを作ってソースや辛子を絡めて食べる揚げたてのヒレカツは相変わらずおいしかった。キャベツやご飯はお替り自由で、キャベツだけ一度お替りを頼んだ。

行ったのは地下鉄東西線南行徳駅の高架下にあるメトロセンター南行徳のとんきという店だ。今は市川市の地域通貨ICHICOのキャンペーン期間中で、ICHCOを使うと20%ポイント還元の対象店になっていた。
とんきという店は数年前は東西線行徳駅から少し歩いたところにもあった。クア・アイナのハンバーガーとブリショーという記事の中で久しぶりに行ったら閉店していたと書いた近所のとんかつ屋はとんきだった。どちらが先か知らないが姉妹店でメニューは一緒だった。
物価の上昇率
今回の一口ヒレカツ定食は2割以上(22.7%)値上がりしていた。スーパー等での買い物でもコロナ禍の頃から2割以上は上がっている実感なので値上げ幅は妥当だと思う。しかし、消費者物価指数(総合指数)で確認してみると2020年平均を100として2024年11月で110.0までしか上がっていない。下のグラフは2023年平均までで物価指数は105.6になっている。

出所:独立行政法人 労働政策研究・研修機構(https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0601.html)
グラフが見やすいので上記を引用したが、2024年11月までのデータは以下の総務省の報道資料で確認できる(毎月更新される)。
物価指数の値は、どういう費目を選んでどうデータを取っているかによるので本当に正しいのかはよく分からないし、実感とは明らかに差がある。
ただ、日銀は物価指数を根拠の一つとしてインフレ状況を判断しているので、先日も利上げを見送っている。その結果、実感しているインフレに見合うような金利は得られない状態が続き、お金(預金)の価値は目減りしてくことになる。
私は株式投資や貴金属積立などでそれなりの対処をしてきているが、普通の預金しかしていない人たちはこの辺りのことをどう考えているのだろうか。
【2025.1.8追記】
正月明けに再びランチに行ったら、1月6日から原材料費の高騰と従業員の待遇改善のためとして値上げし、一部メニューも変更になっていた。上記の一口ヒレカツ定食が1,280円になっていたので、コロナ禍の頃と比べると45%、値上げ前と比べると18%ほど上がった。
やむを得ないと思うが、近くにもある大手チェーン店と価格水準の差が大きくなったので、客足が減っていきそうな気もする。行った時は特に減った様子はなかったけれど。