プチ早期退職者の資産運用+αブログ

生命保険には適切に入ること

付き合いで入った各種保険

 近い親戚に生保のセールスレディがいたので、付き合いで必要以上の保険契約にも入らざるを得なかった。典型的な定期付終身保険では、必要以上でかつ割高な定期保険特約、他の保険と重複していた医療特約や障害特約など無駄を自覚して入っていた。幸い60歳まで一度も保険金を請求することもなかったので、数百万円の無駄が確定した。後には少額の終身保険部分だけ残った

 病気入院の関係では医療保険がん保険、定期付終身保険の入院特約三大疾病保証定期保険に重複して入っていた時期もあった。個人年金保険こども保険交通傷害保険も合わせると年間の保険料合計が120万円を超えていた。保険は一度入るとお金が出続けるので、非常に大きな買い物になる。三大疾病分は別な定期付終身保険とセットで入ることになっていて、あまりにも無駄なので2年でやめさせてもらった。


公的年金や健康保険の保障も考慮すべき

 厚生年金では遺族がいれば、遺族厚生年金が支給される。子供の数に応じて加算もある。

 健康保険では、ひと月の医療費の自己負担額が一定の限度額を超えたら、あとで払い戻される高額療養費の制度もある。

 こういったものもきちっと知っておかなと、不安が増して無駄な保険に入ることになる。


生命保険はよく考え、必要に応じて見直す

 生命保険が無駄という訳ではない。すぐに一定の保障額が得られるので、適切に使えば保険にはメリットがある掛け捨ての定期保険とか医療保険が基本だろう。入るならまずは、まずは割安な共済系を勧める(一等地に県民共済のビルが建ってたりするが)。次にネット系だ。支払う保険料の内、事業費(付加保険料)の割合が小さく、純保険料の割合が大きくなるからだ。

 昔、ライフネット生命が保険料の中の純保険料と付加保険料の内訳を公表して話題になった。今でも公表しており、定期死亡保険の内訳は以下にある。30歳で保険金1,000万円の時は、付加保険料の割合は37.5%である。大手は公表していないが、当然もっと多くなる。


 保険は、長期的、平均的には確実に損をする。保険料の一部が保険会社の人やセールスレディの収入(利益)になっているので当然だ。保険は助け合いのためと考え、保険料分を損したら請求することがなくてよかったと喜ぶべきものだ。

 保険は、必要性を自分で判断し、状況に応じて見直し、場合によってはやめることも選択肢となる。あくまでも自分のために入り、保険会社のためにならないように注意すべきだ。


転換等の勧誘には特に注意

 既存の契約情報を見て、勤務先の会社を担当する生保のセールスレディがアプローチしてきたことがあった。勤務地が変わると来たりする。保険料がほぼ一緒なのに保障が大きくなってお得そうな保険に入り直すことを勧められたりした。実態は転換で、解約返戻金相当が流用されて保険料が抑えられているだけだ。

 転換すると解約返戻金がリセットされるので実際にはだいぶ損だ。

 昔に入った保険と比べると予定利率が大きく下がるので損だ。

 契約時の年齢が上がることになり、保険料が割高になるので損だ。

 さらに払込満了の年齢が60歳から65歳に延長されていたりもした。

 変更点を網羅した比較表を持ってきてきちっと説明したりはしない

 一見得なように見せかけて、その点を強調する説明しかしない。それなりの知識を持ってきくと、悪意を持ってだまそうとしているのではと思ってしまった。幾つも保険に入っていてもカモじゃないぞ。

 私は無駄な保険に入ったのがきっかけで、本を買って勉強したりして保険に詳しくなっていた。

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