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頭上にシモフリスズメの幼虫が居た

 先日の午後、家の裏に置いてあるプランターに水をやりに行ったら、通り道のところに黒い粒々がたくさん落ちていた。乾燥したオシロイバナの種みたいな感じ。ちょうどプランターにはオシロイバナもあって咲いているが、まだ種が落ちる時期ではない。

 ケムシの糞かなと思って上を見上げたら、頭のすぐ上の小枝に大きな緑色のイモムシがいた。8センチぐらいはあった。ネットで調べてみるとススメガの仲間のシモフリスズメの幼虫のようだ。毒蛾ではないし、幼虫も平気のようだ。



 食べていたのは、勝手に生えてきたネズミモチの葉だった。前日は気付かなかったが、1日で10枚くらいは葉を食べているようで、一つの小枝の若い葉はほぼ丸裸だった。

 ついでに探すともう一匹、同じくらいの大きさの幼虫がいて、エアコンの室外機の上辺りにもだいぶ糞が落ちていた。ネズミモチは剪定してもすぐ伸びるぐらい生育がよく食べてもらっていいのだが、頭上から糞を落とされるのはいやなので通り道の上の小枝は剪定した。

 剪定した小枝に付いていたシモフリスズメの幼虫。上の写真では口元が見えているが、こちらはお尻の角がよく見えている。



 写真を撮った後、小枝ごとネズミモチに立てかけるように戻しておいた。翌日には、上の方まで登って元気に葉を食べていた。

 シモフリスズメの幼虫であることは幾つかのサイトで確認したが、以下のサイトが一番分かり易かった。

芋活.com > イモムシ・ケムシ図鑑 > シモフリスズメ)


 翌日、リビングルームからガラス越しに見える、やはり勝手に生えてきたシマトネリコの先端付近が丸裸になっているのに気付いた。まだ葉が付いている辺りを見てみると、そこにも同じくらいの大きさのシモフリスズメの幼虫が居た。ネズミモチの方にはまだ居たので別の個体だ。

 一昨年の11月にはシマトネリコにシマケンモンの幼虫が付いていた(シマトネリコの記事に追記あり)。勝手に生えてきた樹で蛾とかの幼虫が育ち、自然の営みが循環しているのを感じる。鳥が来て食べてしまうかもしれないが、それも循環の一つだ。

 おまけの写真を一つ。裏に置いてあって、色んな植物が適当に植わってるプランターの5月下旬の様子。左からこぼれ種から発芽したオシロイパナ、その下の細長い葉は養生中のヒヤシンス、アゲハチョウの幼虫が2匹付いている柑橘(たぶん河内晩柑)、朝顔、フウセンガズラ、柑橘の下の日陰の所には暗くて見えてないがオダマキも芽を出している(足した土に種が混じってた)。



 こんな小っちゃな柑橘の樹にもアゲハは卵を産み付けに来ていて、だんだん大きく育ってきていた。しかし、大きな緑色の幼虫にまで育つことなく、しばらくすると居なくなった。多分、スズメ等の鳥が食べてしまったのだと思う。

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