2020年前半に観たアニメ

　今年前半にプライム・ビデオで観たアニメの簡単な感想のメモ。全部ではない。最近はあまりツイートはしていないが、一番よくみるジャンルはアニメであるのには変わりがない。

　出所:アマゾン・プライム・ビデオのサムネイル画像

星合の空

　ソフトテニスを扱った2019年のアニメ。よくあるスポーツ物の展開だが、登場人物の各家庭の事情が複雑というか結構悲惨で素直に楽しめない。特に最終回は、スポーツ物としては今後に期待させる終わり方だが、家庭環境の方は絶望的展開のイントロを見せて終わって後味が悪かった。

　終わり方がひどかったが、監督のコメントによると、24話構成だったのを12話まで作って終わりにしたようだ。作られてないだけで、本来はちゃんと続きがあるらしい。あと12話もあるなら、単純にバッドエンドで終わることはなさそうだが、いつ見られるかは分からない。残念だ。


理系が恋に落ちたので証明してみた

　2020年のアニメ。実際の理系というよりも、理系と言うことネタにしたラブコメで、最初は多少違和感があるが慣れてくる。深く考えずに観てれば、それなりに面白いし、最終回ともなると人間は感情の動物だと分かるような描写にもなってくる。


ワンパンマン シーズン1～2

　2015年、2019年のアニメ。ヒーロー物であり、ギャグアニメでもあるが、ストーリーも結構ある。理屈抜きの圧倒的強さに対してテンションの低さや見た目のかっこ悪さが印象的なサイタマの設定が面白い。普通に強く特徴のある他のヒーロー達との兼ね合いもなかなかいい。個人的にはそれほどでもなかったが、はまる人がいるのもうなづける。続編が出れば観るだろうな。


Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-

　2019年のアニメ。Fateシリーズはだいたい観てきたと思うが、サーバントを使って聖杯戦争するというのとは別物になってきた。過去に飛んでいても通信できたり変な感じだし、敵かと思うとすぐ見方になるし、不必要にエッチなアングルにしたりとか、映像に金がかかっている感じはするが、ちょっと安っぽくなった。


痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います

　2020年のアニメ。悪意の人間もおらず、初心者のかわいい女の子がケームを楽しんでいるアニメ。運営側の想定外のプレイの仕方によって異様に強くなってしまい、相手を蹂躙するような感じになってしまうが、別に悪意がある訳でもなく単にゲームのことで、本人も回りも気にしていない感じがいい。ギャグ的要素もあり、気楽に楽しめる。社会問題を散りばめた分かりにくい米国ドラマを観た後に観たら癒される感じがした。


GRANBLUE FANTASY The Animation

　2017、2019年アニメ。スマホのRPGをアニメ化。主人公が戦いながら強くなっていくのではないが、仲間を増やしながら冒険の旅を進めていく、正統派な感じの展開。ただ、1期の12話では突然多くのキャラが味方となって現れ、ゲームを知らない私には訳が分からない感じになった。

　1期13話は主人公が突然女性化して水着回となるが、どうやらそういうルートもあるらしい。

　2期になると、仲間は増えずに一つの話が深くなってつながっていくが、謎が多くて少し分かりづらく、区切りのよくないところで終わってしまった感じで今一つ。個人的には1期の方がよかった。


ダーウィンズゲーム

　2020年アニメ。現実世界とオーバラップして繰り広げられるゲーム。訳が分からず巻き込まれて、生き延びて都合よく有能な仲間を集まりチームを作って、戦いを繰り広げていく。謎は色々の残されたままだし、これからさらに本格化するところで終わっている。なかなか面白く観られた。


Ｃ

　2011年アニメ。金融市場の話と特殊能力をもったパートナと一緒になって闘うバトル物をミックスしたなかなかユニークな設定ではある。しかし、出来の悪い破綻本のような金融の話とよく分からないルールのバトルと何かつまらないメイントーリーで、すべて中途半端な感じ。結末もひどかった。


虚構推理

　2020年アニメ。なかなか面白い設定で、怪異とミステリの組み合わせだが、虚構で合理的な推理をしてみせるところがポイント。恋愛やコメディの要素も少しある。怪異とのバトルシーンを背景に虚構の推理部分が延々と続く話もあるので、素直に楽しめるかは人によって違うかも。

　なお、アニメに出てくるまとめサイトが本当に作ってあり、アニメの放映に合わせて更新していたらしい。スタッフの本気度、遊び心を感じる。