【JUNSU/JEJUNG/YUCHUN THANKSGIVING LIVE IN DOME】東京初日レポート[2010/06/21 18:33]
【レポート】
6月12日、【JUNSU/JEJUNG/YUCHUN THANKSGIVING LIVE IN DOME】。東京ドーム2デイズの初日。前週の京セラドームの2公演を加えた全4公演のこのライブ・イベントが、3人の始まりだった。
無数の瞬きが見守る中、センターステージから四方にのびた花道の先に３人の姿が浮かび上がった瞬間、嵐のような歓声が湧き起こった。それはこの瞬間を待ち望んでいた気持ちの大きさを素直に表わした大歓声だった。
"君だけに逢いたかったよ・・・"。そう歌われた新曲から始まったこの日のステージ。つらいことも不安になったこともあったけど、君の支えがあったから、僕は今ここにいる。そんな想いが綴られた3人の歌に引き込まれて、ドームは瞬時にひとつになる。
続いてジェジュンとユチョンのユニット・シングルから「Shelter」、さらにシア・ジュンスのソロシングル収録の「君がいれば〜Beautiful Love〜」「悲しみのゆくえ」へ。3人が一緒になったり、ユニットやソロに分かれたりと、曲によって点と線が自由に交差しながら進んでいく構成が見事だ。最初は多少固さも見えていた。しかし、「君がいれば」の後のMCで、「男の人の声を聞かせて」というジェジュンの問いかけに場内から湧いた津波のような男声で彼らの緊張も溶けたようだ。
ここで「僕の好きな韓国の歌を用意してきました」と言ってジェジュンが歌ったのが「君のために」。君を愛してるし、とても必要だけど、こんな僕がいたら君がだめになるから身をひくよ、という悲しいラブソングだった。また中盤には、徳永英明の「レイニーブルー」や米米CLUBの「君がいるだけで」を3人でカバーするなど、J-POPスタンダードを通してボーカリストとしての新たな一面もみせる。
そしてこの夜、一番大きな歓声が起きたのが、ユチョンがソロで歌った「My Girl Friend」。「次の曲では彼女が欲しいんですよ」と照れながら花道を歩き、客席からひとりの女の子をステージに招き上げた時のことだ。千葉県から来たという16歳の女の子の手を引き、ソファに一緒に座り、見つめ合いながら歌ったり、ベンチに移ってからは花束のサプライズも。そしてエンディングで彼女を抱きしめた時、歓声はピークに達したのだった。ユチョンの照れた笑顔に、会場からは「かわいい」の声もあがっていた。
ここからは各自のソロ・パートへ。ライブの中盤まではダンスが絡むパフォーマンスよりも、じっくり歌を聴かせることに徹していたが、後半は一気に"動"な世界へと表情を変えていく。ジェジュンがバンドを従えて激しいロックチューン「Maze」を歌えば、ジュンスはダンサーを伴った「XIAHTIC」で圧倒的な歌唱力とダンスパフォーマンスを披露。さらにジェジュンとユチョンの「COLORS〜Melody and Harmony〜」では美しいハーモニーを聴かせるなど、それぞれの個性が輝きをみせる。
アンコールでは、ブラックスーツのジュンスが、シア・ジュンスとしてのソロから「Intoxication」を披露。ダンサーとの激しくセクシーなパフォーマンスにドーム内は嬌声に包まれた。
そしてライブも最後の時を迎える。その間ファンが抱いてきた様々な想いを受けとめていたことを、ジェジュンはこう言葉にする。
「みなさんが僕たちに言いたいこと、いっぱいあるのはわかっています。みなさんも泣きたくても泣けない時、あるでしょう。今日応援してくれるみなさんの笑顔を見て、僕たちもステージで笑っていなきゃいけないと思ったんですね。ピュアな気持ちを持って、これからも歌い続けていきたいと思います」
そして、「僕たちの今の気持ちを込めた歌です」と紹介して3人は最後の曲を歌い始めた。
"いつか逢えるまで 君の居場所は守ってるよ 君ともう一度逢えると信じてるから・・・"
この夜ドームにいた誰もが、この歌詞に自らの願いを重ねていたにちがいない。
夜空に描き出す"W"の星座のように、いつかまた空が澄みわたり、5つの星が輝く日がくることを・・・。
【レポート】
6月12日、【JUNSU/JEJUNG/YUCHUN THANKSGIVING LIVE IN DOME】。東京ドーム2デイズの初日。前週の京セラドームの2公演を加えた全4公演のこのライブ・イベントが、3人の始まりだった。
無数の瞬きが見守る中、センターステージから四方にのびた花道の先に３人の姿が浮かび上がった瞬間、嵐のような歓声が湧き起こった。それはこの瞬間を待ち望んでいた気持ちの大きさを素直に表わした大歓声だった。
"君だけに逢いたかったよ・・・"。そう歌われた新曲から始まったこの日のステージ。つらいことも不安になったこともあったけど、君の支えがあったから、僕は今ここにいる。そんな想いが綴られた3人の歌に引き込まれて、ドームは瞬時にひとつになる。
続いてジェジュンとユチョンのユニット・シングルから「Shelter」、さらにシア・ジュンスのソロシングル収録の「君がいれば〜Beautiful Love〜」「悲しみのゆくえ」へ。3人が一緒になったり、ユニットやソロに分かれたりと、曲によって点と線が自由に交差しながら進んでいく構成が見事だ。最初は多少固さも見えていた。しかし、「君がいれば」の後のMCで、「男の人の声を聞かせて」というジェジュンの問いかけに場内から湧いた津波のような男声で彼らの緊張も溶けたようだ。
ここで「僕の好きな韓国の歌を用意してきました」と言ってジェジュンが歌ったのが「君のために」。君を愛してるし、とても必要だけど、こんな僕がいたら君がだめになるから身をひくよ、という悲しいラブソングだった。また中盤には、徳永英明の「レイニーブルー」や米米CLUBの「君がいるだけで」を3人でカバーするなど、J-POPスタンダードを通してボーカリストとしての新たな一面もみせる。
そしてこの夜、一番大きな歓声が起きたのが、ユチョンがソロで歌った「My Girl Friend」。「次の曲では彼女が欲しいんですよ」と照れながら花道を歩き、客席からひとりの女の子をステージに招き上げた時のことだ。千葉県から来たという16歳の女の子の手を引き、ソファに一緒に座り、見つめ合いながら歌ったり、ベンチに移ってからは花束のサプライズも。そしてエンディングで彼女を抱きしめた時、歓声はピークに達したのだった。ユチョンの照れた笑顔に、会場からは「かわいい」の声もあがっていた。
ここからは各自のソロ・パートへ。ライブの中盤まではダンスが絡むパフォーマンスよりも、じっくり歌を聴かせることに徹していたが、後半は一気に"動"な世界へと表情を変えていく。ジェジュンがバンドを従えて激しいロックチューン「Maze」を歌えば、ジュンスはダンサーを伴った「XIAHTIC」で圧倒的な歌唱力とダンスパフォーマンスを披露。さらにジェジュンとユチョンの「COLORS〜Melody and Harmony〜」では美しいハーモニーを聴かせるなど、それぞれの個性が輝きをみせる。
アンコールでは、ブラックスーツのジュンスが、シア・ジュンスとしてのソロから「Intoxication」を披露。ダンサーとの激しくセクシーなパフォーマンスにドーム内は嬌声に包まれた。
そしてライブも最後の時を迎える。その間ファンが抱いてきた様々な想いを受けとめていたことを、ジェジュンはこう言葉にする。
「みなさんが僕たちに言いたいこと、いっぱいあるのはわかっています。みなさんも泣きたくても泣けない時、あるでしょう。今日応援してくれるみなさんの笑顔を見て、僕たちもステージで笑っていなきゃいけないと思ったんですね。ピュアな気持ちを持って、これからも歌い続けていきたいと思います」
そして、「僕たちの今の気持ちを込めた歌です」と紹介して3人は最後の曲を歌い始めた。
"いつか逢えるまで 君の居場所は守ってるよ 君ともう一度逢えると信じてるから・・・"
この夜ドームにいた誰もが、この歌詞に自らの願いを重ねていたにちがいない。
夜空に描き出す"W"の星座のように、いつかまた空が澄みわたり、5つの星が輝く日がくることを・・・。
