昨日。
母上と一緒に祖父母の家で写真を纏めて持ち帰りましたが。
夜、色んな写真を見ながら幾つかの思い出話を聞いた。
その中のひとつ。
これは若かりし頃のばぁちゃん。今から約46年前(笑)
みわんこ。の母が12、3歳頃。
ばぁちゃんは47歳位か・・・若いなぁ(笑)
画像はぼやけていますがばぁちゃんは目鼻立ちの整った美人さんでした。
ばぁちゃんと一緒に写っているワンコは【ロン】。
大きなノラ犬だったのですが。
優しい良い顔をしていたオス犬、ロン。
そんなノラ犬のロンが何故、家族の一員になったかというエピソードをば。
昔の九州の田舎の街中で。
じぃちゃんとロンは出会いました。
じぃちゃんは仕事に行く為に毎日電車に乗っていたのですが、
駅まで行く道すがら、気付けば一匹の野良犬がついて来たそうです。
駅に着くまでじぃちゃんと共に歩いていた野良犬。
じぃちゃんも犬が好きなので一緒について歩く野良犬を多分、かわいがったのでしょう。
そして。
その翌日も、そしてその翌日も、そしてその翌々日も・・・。
野良犬はじぃちゃんと共に駅まで歩き、じぃちゃんを見送っていたそうです。
夜、帰りのお迎えは無かったそうですが(苦笑)
毎朝、一緒に駅まで行くのですから。
これだけ忠実だと可愛くないはずがありません。
ま、きっとオヤツか何かを与えたでしょうし気が合ったのでしょう(笑)
じぃちゃんは野良犬を家に連れて帰り、【ロン】と名づけて家族の一員に迎えたそうです。
残念ながらロンという名の由来はわからないですが・・・。
じぃちゃんは家に立派な犬小屋を作ったそうです。
母上達子供たちもロンを可愛がったそうです。
ばぁちゃんも犬が好きなのでこうしてロンと共に良い笑顔の写真が残っています。
ロンはじぃちゃんばぁちゃん子供たちに可愛がられ、幸せに暮らしていました。
そして。
ロンは・・・。
飼い犬になり、安定した(!?)生活を手に入れた途端に
駅までのお見送りをしなくなったそうです(爆)
こんなオチがあるとは・・・(笑)
忠犬ハチ公に負けてないぞぅ!と感動していたのに(苦笑)
でも、本当に可愛がられて幸せに暮らしたロン。
じぃちゃん達家族が仕事の都合で一家全員で大阪へ行く事になった時、
ロンは知り合いの家に預けられたそうです。
大阪へは、連れて行けなかったから・・・。
代わりに大切に育ててくれる家へロンを預けたそうですが
どんなにしっかりした鎖で繋げても、上手に外して元の家・・・
じぃちゃんばぁちゃん、母上達家族が住んでいた家へ戻って行ったそうです。
そしていつの間にか、消息不明になって・・・。
じぃちゃんはきっとロンが心配で知り合いに状況を確認していたのでしょう。
母上が今までそういう記憶をしっかり残しているのは
じぃちゃんが話してくれたからだろうし、
本当はロンを大阪へ連れて行きたかったのは
誰よりも、じぃちゃんだったと思います。
じぃちゃんもばぁちゃんも
ももや時次や福や
まぁちゃんやねねちゃんやのんちゃんやレミをすごく可愛がってくれました。
その気持ちはロンにも繋がっていると思います。
今頃は・・・ロンとも再会しているかなぁ?とか思いながら
みわんこ。はこの写真のロンに思いを寄せています。
ロン・・・。
じぃちゃんの優しさを見抜いたロンはすごいね。
最後は一緒に暮らせなかったけれど、愛はいっぱいあったよね。
ロン。
みわんこ。もロンと会ってみたかったなぁ。
タイムマシーンがあったなら。
その頃のじぃちゃんとロンの姿を見てみたかった。
素敵な素敵な想い出。
みわんこ。の心にも新たに刻み込まれました。
まだまだじぃちゃんもばぁちゃんも、そしてロンも・・・色褪せないよ。