前の山から太陽が顔を出したのは6時12分。
いつもと同じ素晴らしい天体ショーを楽しめました
長袖がピッタリの清々しい朝の冷気を纏っています。
明日の日記は“立ち直るまでHPを閉鎖します”と書かなければと決めていたのです。
不思議と元気を取り戻せ、いつもよりも心が爽やかなのは連れ合いの持つ言霊が心に収まったからなんでしょうねえ~
昨日、クウの散歩を終えて郵便受けを覗き、奈良の市役所からの封書を手にしました。
現住所の移転に伴って税金関係のお知らせなのかな?と軽い気持ちでした。
竹田市でも県と市民税の通知を受け取ったばかりでしたから~
なんと、開けてビックリ~
離婚届けを受理しましたと言う通知でした。
奈良の家を去って半年が過ぎ、確かに離婚届に記入して連れ合いに託してはあったのですが、まさか実行されるとは・・・
親類や世間の荒波からきっと守り抜いてくれると信じていたのです。
半年間も経っているから戸籍まで抹消しないでもうまく収めてくれているのだと信じきっていました・・・
書類を見たとたん、青天の霹靂という非常なショックを感じました~
電撃されたような血の逆流する思いでした。
人生で最悪の時だと思いました。
わなわなと体の震えを感じます。
頭の中が真っ白とはこのことだと・・・
5月の健康相談日に気軽に出かけてあまりの高血圧測定値を知った時も
青天の霹靂だとショックを受けてしまいましたが・・・
自分では肝っ玉母さんだと度胸も愛嬌もある良い女と思っているけど、意外と肝は小さいのかもしれません。
いよいよ来るべき時が来たのだ~と少し落ち着いてから連れ合いの心情を思いやることができました。
母の介護に専念したいと言う思いはゼロか百かを選択しないといけない話し合いのときに、
私は限りある母の生を優先させました。
奈良にも同年のしっかり者の義母がいます。
長年の高血圧の治療で副作用が出てきていますが、しっかりしているので何種類もある
薬の飲み方を朝昼晩と管理できています。
「わしは体は弱っているけど、頭がボケてないからありがたい!」
と 私の前でよく言いました。
そして、九州の母の認知症の状態をききたがるのです。
優越感を生きるバネにしているのだといつも思っていました。
人を見下げることで満足する旧い奈良独特の生き方だと 結婚当初から痛いほど感じてきました。
勤めを持っていたので、学校勤務の間は天国でした。
真理の追究で正しいことを主張できましたから~
家は安らぎではありません。
本当の勤め場所のような引き締まる気持ちでした。
必死な思いの37年でした。
自分で選んだ道ですから、誰にも責任はありません。
渡り廊下の壁を蹴飛ばすことで鬱憤を晴らして来ました。
突き上げるような腹立ちや怒りをぶちまけられたらどれだけすっきりすることか
一度口から発した言葉は消しようがないことは良くわかっていました。
言葉が武器になることも知り尽くしていました。
無事に勤めも終え、子育ても3人の息子に恵まれ成人させたから、第1幕が見事に下りたことを実感しました。
第2幕は一人暮らしの母が旧い藁屋根の大きな家で、時代に取り残された不便さに耐え、私で最後だから
このまま家と共に朽ちていくと頑なに言い続けていたのを説得することからスタートしました。
「35年お勤めしたご褒美に 退職金をもらったから、私の別荘をここに建てたいの~
お墓参りに帰ってきたときに妹たちの泊る家がなかったらかわいそうだしね
お母さんは別荘の留守番をしてくれますか?」
「ひろちゃんの別荘だね~♪
いいよ、留守番をさせてもらうよ~」
と すんなり バリアフリーに建て替えることに同意してくれました。
軽い認知症でしたが、きちんと納得できていたのか
「私の家に帰りたい!」と言うようなことは一度もありませんでした。
連れ合いの携帯に電話をして 労を労いたいと思い、何度目かにやっとつながりました。
夕方の5時半くらいだったと思います。
打ち合わせが済んで、今帰る車の中だということでした。
明るい屈託のない爽やかな響きの声に 大きな安堵感を覚えました。
声を聞いた途端 大きな愛に守られているんだと実感できたのです。
「本当に体に気をつけて、第3幕の始まりだと思いのんびり楽しく過ごせよ~
何も変わっていないからな~」
彼の最後の言葉がクルクルと頭の中を駆け巡り、ますます元気を与えてもらっています。
夫婦の形はいろいろあるけれど、子供たちに誇れる夫婦であると私は確信しているのです
波乱万丈を友として、脳天気な性格を宝に生きてきた 二人の毎日が醸しだした形なんですよね~
私の人生は4幕の構成ですから、
‘乞う、ご期待!’
と ここで明言させてもらいますね
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