晴天続きの1週間は 玄関前のステージの春を夢見ながら
園芸三昧を楽しんでいました
今朝は葉牡丹とパンジーの苗を 近くのホームワイドに出かけて
求めてきました
これから午後の園芸タイムで植え付けて すべてが終了です
おかげで心弾む日々を過ごせていますので
ご安心くださいね(*^▽^*)
‘青春の形見’の世界が どう展開していくのか
聞いていただけますか?
ブログの自分史が残っているから
思い出せるのだと喜んでいます(^^♪
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お墓参り (2007-02-10 の自分史より)
主人の父親が亡くなったのは33年前でした
教職を終えて 好きな飛鳥大仏の彫刻にとりくみ 地元の推薦で市会議員となり
池の周りに桜を植えたり 今では桜の時分になると花見客でにぎわっています
30年という年月は すっかり見事な大木に苗木を変えてしまいました
年月は流れても変わっていないものが一つあります
それはお墓参りを毎週日曜日にすると決めた主人の事です
雨が降っていても 線香なしで花とお水を持ってお参りします
きれいに川砂に掃き目をつけて 墓石をタワシで磨きタオルで拭き上げ
それはそれは真心を込めたお墓参りです
長期の出張の時は 代わりに頼むと必ず家族に託して出かけていきます
「ああ すーっとした!」ときれいに掃き清め 線香の立ち上る中でお参りがすんだ後
彼の口から決まって出る言葉は お墓参りですべてのストレスを解消していると
思われる言葉です
彼が病気を背負っていることは こんな形ですべてを先祖に委ね
「良いようにお取り計らい下さい」と
心を空にして解消しているのでしょう
父が元気な間はお墓参りをする姿は 彼岸とお盆くらいで
あとは一度もなかったのです
父が亡くなって6年後に 最高の危機が彼を襲いました
土蔵の建て替えをすることになり 中庭を広くしたいから10mほど
畑にはみ出るように建築計画を立てました
花の植え替えが必要となり 雪柳の株をスコップで掘り起こしてもらいました
とたんに彼の顔から血の気が引いていきました
土気色になり 唇は紫です
びっくりして 慌てて主治医の先生に診てもらいました
採血をした先生の顔が曇ります
繊細な気配りの出来るA型人間の彼は「あっ!これはあかんな。」と悟り
三輪の神様に走りました
大和には八百万の神様がいます
「生き霊が付いている!
会社の女の人で いつも心配で見守ってくれている執念のものだ
体力が弱っているから 入院はできない
二度と帰ってこられない所に旅立つから~」と言われて
除霊してもらいました
火曜日でした
採血の結果は金曜日に出るからくるようにと言われていたのですが
彼は神のお告げを選びました。
主治医の先生から 日曜日の朝10時くらいに電話を頂きました
遅い朝食を主人と二人 台所で取っている時でした
「奥さんですか?
ご主人の採血の結果が出ているのですが・・・肝臓癌の末期ですわあ~
造血作用も停止だし・・・」
私は足の感覚もなくなり 真っ白になりながら
必死で「主人が横にいますので代わります」といって受話器を渡しました
声が漏れて聞こえているはずです
「先生、癌でっか?」
「いや、ちがうがな! のんびりしておられんから、紹介状を書いたげるから、
明日医大へ行きなさい。」という声が聞こえました
主人の背中の右が腫れて盛り上がっています
確かに最悪だと私は悟りました
私も付いていく事にしました
即入院となるはずです
月曜日 私が運転して彼を乗せていきました
いつもは私の運転を軽蔑して信用がなくって 乗ってくれたことがない彼でしたが
この日は神妙でした
紹介状を示すと 主治医は医大の元医長だった威力で
即ベットを空けるとなります
「先生、入院しないやり方でお願いしますわ」と主人
「どこの会社や~?休めない会社って!
あんた、駅の階段とかきついやろ、のぼんのが・・」
「今会社の主計の閉めと予算があって、どうしても抜けられないのです」
「そんなこと言うても、しんどいのはあんたやろ?」
「たおれたら救急車で運んでもらってきますから」 そんな遣り取りが続きます
息子は13、10、7歳でした
先日の三輪の神様のご託宣を信じているのだと私は思ったので
「三人の息子たちに父親の弱いところを見せたくないので
こう言っているのだと思います。
自業自得ですし、本人の気の済むようにしてやって下さい。」と私も頼みました
癌の末期と主治医の電話で聞いているので 気のすむようにと思ったのです
火曜日の輸血だけは受けに来て あとは飲み薬で~となりました
飲み薬はもらっても すべて入り口のごみ箱に投げ込み捨ててきました
徐々に体調が良くなっているのが自覚できるようです
除霊のおかげと信じています
不思議に火曜日の血球数の検査で どんどん値が正常に近づいているのです
担当医もひとまず安心
一月すぎると「赤の薬は何個飲んでたか?」と聞かれ
「さあ、3つでしたか、4つでしたか、忘れましたわ。なんでですか?」ときくと
「副作用が胃に出てくる頃なんで、その対策で薬を増やす必要があるので」という答え
まさに薬づけの構図
赤血球の数はぐんぐん増えています
正常値に近づくのに半年かかりましたが ちょうど80年当初でしたから
確たる証拠はありませんが輸血からC型肝炎に主人はなってしまいました
9年前にはっきりとC型肝炎だと告げられました
泣きっ面に蜂!
踏んだり蹴ったり・・
命を見守る毎日を長年続け 健気に心を倒さずにがんばっている人に
なおも追い討ちをかけるのですか~?
血友病の治療でエイズ患者が増えたのもこの時期の輸血からでした
それからは年に3回肝臓の検査があり C型肝炎との闘いが加わったのでした
1年半前に珍しく主人から電話がかかり
「肝炎が消えたぞ! うれしい知らせをお前に聞かせてやろうと思って~!!」
と弾む声を聞かせてもらえました
彼の気力の勝ち!!
いいえ 彼が30年間 毎週続けているお墓参りのおかげだと
彼の横で見ていた私には思われるのです
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今朝の癒しの花々です(^^)/
吉祥草です
清明です
芳雅紅です
山茶花です
山茶花です
山茶花です
万両です
小菊です
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