人間賛歌・もっちゃん4649

野草の可憐さに


百花繚乱の前庭は 思いもかけない元気なやる気を
与えてくれるものだと感謝しています

右腕の痺れ感は1年以上残っていて 右手をどこに置いたらいいのかと
寝間に入ると 先ず考えてから眠りにつきます

視力の異常感は右眼と左眼の力が違い過ぎるので
テレビや文字が2重に見えて細かい作業は
鬱陶しくて困っています
補正できる眼鏡を手に入れたのですが やはり
使い勝手は今一です

今年の誕生日で79年間 自由自在に思いのままに
酷使していた報いですよね
感謝も忘れて過ごしていたと気付いた朝です

2月末でブログの開放をと思いつつ ついつい前庭の頑張りに
連れられて 嬉しく心弾む日々を迎えています

「80歳になっ たら関東旅行をしたい」と まだまだ先のことだと暢気に
思っていましたが 来年に迫っていることに今気づきました

一日も早いコロナの終息を願っています

アクセス解析で見つけて下さった自分史を読み返してみました
いつも他力本願でごめんなさいね
ありがとうございます(*^-^*)

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静かに淡々と (2015-11-28の自分史より)

2番目の赴任校は 私生活を見られるのはマイナスだと思って
隣の市を選びました
地方の商業都市として栄えた町でした

本物の暴力団の抗争があったり タオルや靴下などの
中小企業の多いところです

血気盛んな大人の集まりだと 感じました

父親が刑務所に入っていると言う家庭も 何人か聞いたことがあり
組長の息子が入学したと言う ドラマのような出来事にも出会いました

花畑など持つ余裕もない家庭がひしめいているかと思えば 
檜作りの門構えの大きな家だったり 貧富の差の大きな町でした

32歳の時に義父が亡くなり 私のよき理解者であった父との別れは
家庭生活の前途が真っ暗だと感じた時でもありました

「3人の男児の孫が出来て、家は万・万歳だ~」と
いう言葉を 良く聞いた年でした
あまり喜びすぎると ろくな事はないようです

しかし 安心してくださったことも確かです

大学2年の夏 一万人に一人助かればいいという難病に罹り 
あと3ヶ月と余命宣告を受けた長男が 元気に後継者となり
立派な孫が3人も授かったのですからね

義父が喜ぶのも無理はありません

不平不満の固まりのような母を説得できるのは 父だけでしたから
これから我が家はどうなるのかと案じていました

連れ合いと取り留めのないことを話し 笑顔でいると
「そりゃあ、お前らは楽しかろう~?」とすぐにクレームが入ります

連れ合いも 母と私の板挟みで どちらの味方も出来ずに
これからは いくつもの苦労が増えるのです

出来るだけ腹立ちは 廊下の壁を蹴飛ばすことで 
解消してきました

文句を言い始めると 私の性格として 決定的に負けず嫌いになり
取り返しがつかなくなるし じっと忍の一字を通し続けました

だから 義母から見たら 何も反論出来ない弱い嫁だと
思われていたかもしれません

エネルギーは生徒のために消耗させていました
その反動は 職場で思い通りに活動することで解消していました
マイナスをプラスの良い出会いに変えたのかもしれません

学校こそが楽しい 解放された自分を表現できる場所だと思い 
家は癒しではなく 本来の勤め場所だと思い込んでいたのです

学校の荒れや揺れにもびくともしない ドンとコイや~と楽しむ姿勢を
貫き通せましたから 良い出会いだったと 今では思えます

頼みにしていた義父との別れも 連れ合いが週1回のお墓参りを
それ以来ず~っと続けるようになり 家計を預かる主婦の感覚から
土地があるのだから花を栽培しようと思い立ちました

毎月のお墓参りの花代が 月4回で1万2千円以上かかります
それを苗代と球根代に当てて 30年園芸を続けましたから
たっぷりと学校の美化にも役立てることが出来ました

その時はいろんな意味も分からずに過ごしてきたことが 
後になって大きな意味が含まれていたのだと合点でき
無駄なことは人生には一つもないと悟れました

これも大きな癒しの出会いだったと位置づけています

園芸歴30年を過ごせたからこそ 雨続きの年も日照りの年も 
山の緑は枯れることなく青々とたくましいことに気づき 
野草の可憐さに魅力を感じ始めました

母の介護が始まって 奈良の家を半月離れている間に 
家人が水遣りをしていたのに アジサイなどは次々に枯れていきました

700鉢ほどあった庭の花も 5年間で半数は枯らしました
趣味の違いだから 家人を責める訳ではないけれど 
阿蘇の野草に心惹かれるようにと 進んできたのです

これも自然の推移でした
すべてが必然のように思えています

なってくることを喜べる心がうれしいと 
またそれは喜びに連なり~

エンドレスなのです

静かに来し方を偲び 行く末に思いを馳せる 
ゆったりとした時間を持てる今の境遇を
感謝せずにはいられません

静かに淡々と 激動の合間を優しく癒してくれた
人や花や教え子に焦点を当てて まとめてみたいと思っています

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前庭便りです(^^)/

暁の香りです



姫山茶花です



チューリップです



ハルジオンです




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