残りの人生

60代となりました。
オットと二人の生き方・死に方を考えます。

再会と別れ

2020-03-07 17:00:35 | 独り言
前職の先輩とランチして来ました。
ひと月ぶりだったせいか、彼女の雰囲気も変わったみたいです。
いいえ、そう感じたのは。
同僚という近しい間柄ではなくなってしまい。
見えない壁を感じたのかもしれません。

話は、退職の原因となった女性に対しての愚痴や
それを許している経営者への怒りが殆どでした。
彼女とて、こぼす相手も無く、我慢のし通しで
気持ちが抑えられなかったのでしょう。
うんうんっと、ずっと聞き役に回りました。

「辞めるのは、彼女の方なのに」
そんな言葉を嬉しく感じてしまったバカなワタシがいました。


だけど、誰が辞めても。
会社は廻るものなのです。
暫くは、経理が分かる会長が仕切り。
最近、後任の方が勤められていると聞きました。
安堵と共に、身勝手な寂しさを感じました。

自分がやったことなのに・・・

会話の途中に、お店の方から。
「これ、お忘れではありませんでしたか?」っと。
見れば、ワタシが無くした
       
            僧である小池龍之介さんの本

この本は、在職時のランチの時に、いつも持参していました。
他にも、納得できない事が多かった会社でしたから
何度も何度も読んで、自分の嫌な気持ちを抑える為にね。

「しない生活」
          つながりすぎない
 
          イライラしない

          言い訳しない

          せかせない

          比べない

あんなに読んでいたのに、何で生かすことが出来なかったんだろう。
いつのまにか無くしてしまい、あの時には手元にありませんでした。

この本との久しぶりの再会は、一連の出来事をもう一度見直し。
自分の不出来さを反省できるチャンスになりました。

再会そして・・・もう会うこともないだろう彼女との別れ。
寒々とした空を見上げて、嬉しさと悲しさが入り混じっていました。。。