■3月27日(日、17日目)
・快晴だがこの時期にしては冷え込みが厳しい。東北地方の被災地では氷点下も。
・千葉県水道局は千葉市花見川区の柏井浄水場東側施設で25日に採取した水から、乳児が飲む暫定規制値を超える130ベクレルの放射性ヨウ素131が検出されたと発表した。 同浄水場東側施設は印旛沼が水源で、供給エリアは、浦安市、千葉市、船橋市、習志野市、市川市、四街道市、佐倉市、富里市、八街市、酒々井町の10市町。
・朝の報道番組で千葉県の被害状況が流される。浦安市の液状化現象、旭市の津波被害。勿論東北地方の惨状とは比べようもないが。浦安市では数千件世帯で下水道が使えないとのこと。
・日経朝刊12版に展開が見られない第一原発の今後のシナリオが
『汚染水が状況好転阻む福島原発3つの可能性』
【ケース1】こう着:真水を入れながら少しづづ冷やす。
【ケース2】悪化 :冷却がうまくいかず燃料棒が溶け放射性物質が漏洩
【ケース3】収束 :タービン建屋での作業が進みポンプが動いて冷却機能が本格回復
→収束したとしてもまだまだ通過点の一つ。冷温停止までの道のりは長い。
・産経WEB---『米軍精鋭部隊パラシュート降下 がれきの空港を復旧』
『米空軍のブッカー大尉は24日付米軍準機関紙「星条旗新聞」でこう語った。大尉が所属する嘉手納基地の第320特殊戦術飛行中隊は16日、パラシュートで空挺隊員と装甲車ハンビーを宮城県松島町上空付近から空中投下した。目標は仙台空港。津波によって泥とがれきに埋もれて復旧のめどが全く立っていなかった。同中隊が空から降下したのは空港にいち早く陸路で入り、再開作業を始めるためだ。空港で米軍は自衛隊員らとともにがれきの撤去にとりかかり、3時間で大型輸送機C130が着陸できる長さ1500メートルの滑走路が完成。20日には、C130の3倍の積載量を誇る米空軍の大型輸送機C17が約40トンの人道支援物資を積んでアラスカから到着した。
・日経WEB---『仙谷色、強まる官邸 問責組が復活 孤立深まる首相』
『菅直人首相は26日、馬淵澄夫前国土交通相を福島第1原子力発電所事故などの問題を担当する首相補佐官に起用した。補佐官の数はすでに上限の5人に達していたため、首相の“最側近”とされた寺田学衆院議員が補佐官を外れた。(略)仙谷氏が副長官に就いたあおりで前任の藤井裕久氏が補佐官に降格。玉突きで加藤公一前補佐官が官邸を離れた。加藤氏は寺田氏と並ぶ「自他共に認める菅側近」。2人が外れ、官邸に首相側近はいなくなった。』
・ひっそりと東京都知事選が始まる。石原慎太郎の圧勝か。心情的にはワタミの創業者渡邊美樹に『東京を経営』してもらいたいが。民主党が独自候補を立てられなかったのは情けない。現政権の力の無さを象徴している。
・10ch昼の報道番組で、子供たち(多分原発に近い地域の)がヨウ素カリウムを飲んだという報道が流れた。一瞬だったので詳しくは聞き洩らしたが、出席していた医師(チェルノブイリにも参加したという)はいいことだとコメントした。自治体が備蓄していたヨウ素カリウムだろうか? 各々の自治体にどれ位の備えがあるのだろうか。こういう情報も積極的に開示してもらいたいものだ。
・asahi.com---『2号機水たまりの放射性ヨウ素、通常冷却水の1千万倍』
『原子力安全・保安院は27日、福島第一原子力発電所2号機のタービン建屋内の水たまりの表面で、毎時1000ミリシーベルト以上の強い放射線量が計測されたと発表した。水に含まれるヨウ素134の放射能の強さは1立方センチメートルあたり29億ベクレルで、通常の原子炉内の冷却水が持つ放射能の1千万倍にあたる。福島第一原発で測定された放射線量として、これまでで最大となる。測定し始めて「すぐに針が振り切れた」ため測定員は、強い放射線量と判断、測定を中止して退避した。2号機のタービン建屋で、同日予定していた排水作業を行うことは難しいという。』
→高濃度の放射線の前で、復旧作業の立ち往生事態が続く。放射能の数字は悪化する一方ではないのか。
・読売WEB---『自衛隊員の派遣手当など増額へ…過酷任務報いる』
『防衛省は26日、東日本巨大地震の被災地で活動する自衛隊員に対して支給する「災害派遣等手当」と「死体処理手当」について、支給額を現行よりそれぞれ引き上げる方針を固めた。現行の災害派遣等手当では、隊員が捜索救助などに2日以上連続であたった場合の支給額は1日1620円、退去命令が出ている区域や被曝(ひばく)のおそれがある区域などで特に困難な任務が伴う場合は同3240円となっている。遺体の収容に従事した隊員に対しては、1日1000円(損傷の激しい遺体の場合は同2000円)の死体処理手当を災害派遣等手当に加算して支給している。』
→その苦労に対しては言葉だけでなく、お金でも報いるのは当たり前。東電の下請け社員に対しても手厚い手当が支給されることを祈る。
・産経web---『1000万倍検出、枝野長官「予期できぬ困難だ」』
『枝野官房長官は27日、2号機のタービン建屋地下の水たまりから、26日に採取した放射性物質の濃度が通常の原子炉内の水の約1000万倍を記録したことについて「予期できない困難の一つだ。原因究明と、できるだけ早く水を別のところに移して復旧作業に入れるようにということは、首相官邸として指示した」と述べた。さらに、復旧作業再開の見通しについて「作業員の安全を確保しながらになるので、一定の時間はかかるだろう」と述べた。』
・msnニュース---『「終わりまではまだ遠い」 米紙にIAEA事務局長』
『IAEAの天野事務局長は26日、米紙ニューヨーク・タイムズとの電話インタビューで、福島第1原発の事故について「終わりまではまだ遠い」との認識を示した。 同紙によると、事務局長は目下の最大の懸念として冷却機能を失っている使用済み燃料プールの問題を挙げた。 事務局長は、今回の事故について「極めて深刻でまだ終結に至っていない」と述べ、安全に終結させるまでには「まだかなりの時間がかかる」との見方を示した。事務局長は、日本の政府当局は情報を隠蔽していないとの考えを示しながらも、最近の訪日目的が、菅直人首相から「完全な透明性」の確約を得ることにあったと明らかにした。』
→さりげないニュースだが、『確約を得るため』とは驚いた。事務局長も日本人であるが故にその隠ぺい体質を危惧したのか。
・asahi.com---『議員歳費を半年間3割減へ 民自公調整、総額20億円超』
『民主、自民、公明の3党は、来月から半年間、国会議員の歳費を3割削減する方向で調整に入った。東日本大震災の復興財源確保のため、まずは国会議員が身を削る姿勢を示す狙い。削減額は1議員あたり約300万円、総額で20億円超になる見込みだ。』
→少なくとも復興完了まで続けてもらいたいものだ。半年なんてあっという間。並行して公約である議員定数削減、公務員人件費2割削減も進めてもらいたい。
・濃度1000万倍は誤り、今夜東電は「別の放射性物質と取り違えた」と発表。しかし毎時1000ミリシーベルト以上の強い放射線量は変わらないらしい。
・快晴だがこの時期にしては冷え込みが厳しい。東北地方の被災地では氷点下も。
・千葉県水道局は千葉市花見川区の柏井浄水場東側施設で25日に採取した水から、乳児が飲む暫定規制値を超える130ベクレルの放射性ヨウ素131が検出されたと発表した。 同浄水場東側施設は印旛沼が水源で、供給エリアは、浦安市、千葉市、船橋市、習志野市、市川市、四街道市、佐倉市、富里市、八街市、酒々井町の10市町。
・朝の報道番組で千葉県の被害状況が流される。浦安市の液状化現象、旭市の津波被害。勿論東北地方の惨状とは比べようもないが。浦安市では数千件世帯で下水道が使えないとのこと。
・日経朝刊12版に展開が見られない第一原発の今後のシナリオが
『汚染水が状況好転阻む福島原発3つの可能性』
【ケース1】こう着:真水を入れながら少しづづ冷やす。
【ケース2】悪化 :冷却がうまくいかず燃料棒が溶け放射性物質が漏洩
【ケース3】収束 :タービン建屋での作業が進みポンプが動いて冷却機能が本格回復
→収束したとしてもまだまだ通過点の一つ。冷温停止までの道のりは長い。
・産経WEB---『米軍精鋭部隊パラシュート降下 がれきの空港を復旧』
『米空軍のブッカー大尉は24日付米軍準機関紙「星条旗新聞」でこう語った。大尉が所属する嘉手納基地の第320特殊戦術飛行中隊は16日、パラシュートで空挺隊員と装甲車ハンビーを宮城県松島町上空付近から空中投下した。目標は仙台空港。津波によって泥とがれきに埋もれて復旧のめどが全く立っていなかった。同中隊が空から降下したのは空港にいち早く陸路で入り、再開作業を始めるためだ。空港で米軍は自衛隊員らとともにがれきの撤去にとりかかり、3時間で大型輸送機C130が着陸できる長さ1500メートルの滑走路が完成。20日には、C130の3倍の積載量を誇る米空軍の大型輸送機C17が約40トンの人道支援物資を積んでアラスカから到着した。
・日経WEB---『仙谷色、強まる官邸 問責組が復活 孤立深まる首相』
『菅直人首相は26日、馬淵澄夫前国土交通相を福島第1原子力発電所事故などの問題を担当する首相補佐官に起用した。補佐官の数はすでに上限の5人に達していたため、首相の“最側近”とされた寺田学衆院議員が補佐官を外れた。(略)仙谷氏が副長官に就いたあおりで前任の藤井裕久氏が補佐官に降格。玉突きで加藤公一前補佐官が官邸を離れた。加藤氏は寺田氏と並ぶ「自他共に認める菅側近」。2人が外れ、官邸に首相側近はいなくなった。』
・ひっそりと東京都知事選が始まる。石原慎太郎の圧勝か。心情的にはワタミの創業者渡邊美樹に『東京を経営』してもらいたいが。民主党が独自候補を立てられなかったのは情けない。現政権の力の無さを象徴している。
・10ch昼の報道番組で、子供たち(多分原発に近い地域の)がヨウ素カリウムを飲んだという報道が流れた。一瞬だったので詳しくは聞き洩らしたが、出席していた医師(チェルノブイリにも参加したという)はいいことだとコメントした。自治体が備蓄していたヨウ素カリウムだろうか? 各々の自治体にどれ位の備えがあるのだろうか。こういう情報も積極的に開示してもらいたいものだ。
・asahi.com---『2号機水たまりの放射性ヨウ素、通常冷却水の1千万倍』
『原子力安全・保安院は27日、福島第一原子力発電所2号機のタービン建屋内の水たまりの表面で、毎時1000ミリシーベルト以上の強い放射線量が計測されたと発表した。水に含まれるヨウ素134の放射能の強さは1立方センチメートルあたり29億ベクレルで、通常の原子炉内の冷却水が持つ放射能の1千万倍にあたる。福島第一原発で測定された放射線量として、これまでで最大となる。測定し始めて「すぐに針が振り切れた」ため測定員は、強い放射線量と判断、測定を中止して退避した。2号機のタービン建屋で、同日予定していた排水作業を行うことは難しいという。』
→高濃度の放射線の前で、復旧作業の立ち往生事態が続く。放射能の数字は悪化する一方ではないのか。
・読売WEB---『自衛隊員の派遣手当など増額へ…過酷任務報いる』
『防衛省は26日、東日本巨大地震の被災地で活動する自衛隊員に対して支給する「災害派遣等手当」と「死体処理手当」について、支給額を現行よりそれぞれ引き上げる方針を固めた。現行の災害派遣等手当では、隊員が捜索救助などに2日以上連続であたった場合の支給額は1日1620円、退去命令が出ている区域や被曝(ひばく)のおそれがある区域などで特に困難な任務が伴う場合は同3240円となっている。遺体の収容に従事した隊員に対しては、1日1000円(損傷の激しい遺体の場合は同2000円)の死体処理手当を災害派遣等手当に加算して支給している。』
→その苦労に対しては言葉だけでなく、お金でも報いるのは当たり前。東電の下請け社員に対しても手厚い手当が支給されることを祈る。
・産経web---『1000万倍検出、枝野長官「予期できぬ困難だ」』
『枝野官房長官は27日、2号機のタービン建屋地下の水たまりから、26日に採取した放射性物質の濃度が通常の原子炉内の水の約1000万倍を記録したことについて「予期できない困難の一つだ。原因究明と、できるだけ早く水を別のところに移して復旧作業に入れるようにということは、首相官邸として指示した」と述べた。さらに、復旧作業再開の見通しについて「作業員の安全を確保しながらになるので、一定の時間はかかるだろう」と述べた。』
・msnニュース---『「終わりまではまだ遠い」 米紙にIAEA事務局長』
『IAEAの天野事務局長は26日、米紙ニューヨーク・タイムズとの電話インタビューで、福島第1原発の事故について「終わりまではまだ遠い」との認識を示した。 同紙によると、事務局長は目下の最大の懸念として冷却機能を失っている使用済み燃料プールの問題を挙げた。 事務局長は、今回の事故について「極めて深刻でまだ終結に至っていない」と述べ、安全に終結させるまでには「まだかなりの時間がかかる」との見方を示した。事務局長は、日本の政府当局は情報を隠蔽していないとの考えを示しながらも、最近の訪日目的が、菅直人首相から「完全な透明性」の確約を得ることにあったと明らかにした。』
→さりげないニュースだが、『確約を得るため』とは驚いた。事務局長も日本人であるが故にその隠ぺい体質を危惧したのか。
・asahi.com---『議員歳費を半年間3割減へ 民自公調整、総額20億円超』
『民主、自民、公明の3党は、来月から半年間、国会議員の歳費を3割削減する方向で調整に入った。東日本大震災の復興財源確保のため、まずは国会議員が身を削る姿勢を示す狙い。削減額は1議員あたり約300万円、総額で20億円超になる見込みだ。』
→少なくとも復興完了まで続けてもらいたいものだ。半年なんてあっという間。並行して公約である議員定数削減、公務員人件費2割削減も進めてもらいたい。
・濃度1000万倍は誤り、今夜東電は「別の放射性物質と取り違えた」と発表。しかし毎時1000ミリシーベルト以上の強い放射線量は変わらないらしい。