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トロピカル~ジュ!プリキュア 第45話感想

2022年01月25日 | トロピカル~ジュ!プリキュア
 今話の名セリフ:「私達のやる気は無敵なの!」(キュアサマー)

 「トロピカル~ジュ!プリキュア」第45話「やる気大決戦! 輝け! トロピカルパラダイス!」の感想です。


~ Aパート ~
 前話の続きです。自らをヤラネーダ化して巨大化したバトラーは、まなつ達からやる気パワーを奪おうとしました。
 ですが、まなつは、すんでのところで回避し、プリキュアに変身しようとしましたが、バトラーヤラネーダの攻撃で変身を阻止されます。その後、バトラーヤラネーダは、かつての破壊の魔女のしもべ「コワスンダー」を召喚しました。
    
「やめとけ、バトラー! もう、やめとけよ。」
「魔女様はそんな事望んでないと思うわ。」
「そうだよ!」
    
『ええ・・・。』
「やる気パワーを奪われたんじゃ?」
「フン。俺達は、奪われるほどのやる気パワーなんて最初から持ってねーからな!」
    
「裏切るおつもりですか?」
「先に裏切ったのはバトラーじゃん! 願いが叶うなんて嘘ついてた!」
    
「裏切るなんてズルい事をするのは、大人のする事ですよ。エルダちゃんは、ずっと子供でいたいんでしょ?」
   
「そうだよ! でも、これが、今一番エルダのやりたい事だから! 受け取りなさい!」
   
「ありがとう!」
    

 そして、まなつ達はプリキュアに変身します。
『はーっ!』
「絶対負けない!」
『トロピカル~ジュ!プリキュア!』
   

 コワスンダーの数は多いですが、チョンギーレ、ヌメリー、エルダが加勢し、相手をしました。
「かったりぃが、今日のところは、しょうがねえ!」
「こいつらは任せて!」
「ホント、面倒だけど・・・。」
   
「行け、プリキュア!」
「ありがとう!」
   
「しゃらくさい!」
   
 そして、マリンビートダイナミックを放ちます。
 ですが、バトラーヤラネーダには通用せず。反撃で大ダメージを受け、海溝の底へと沈まされてしまいました。

「真っ暗だ・・・。みんなは?」
   
「ここにいるよ。」
「パパイア・・・。なんだ、すぐ傍にいたんだ・・・。」
   
「明るい・・・。」
「こういう使い方もできるんだな・・・。」
「便利だね・・・。」
   
「そうだ! こういうライト、劇で使おうよ!」
「いいわね。」
「でも、舞台は屋外で明るいから、よく見えないと思う・・・。」
「そっか・・・。」
   
「そのへんの見せ方も決めないとな・・・。」
「だね!」
   
「こんなところで終わりにしない・・・。みんなのやる気パワーを絶対に取り戻す!」
    
「トロフェス、このままやらずに終わらせられないもんね!」
「ああ、他にもまだ沢山ある・・・。高校に行って、またテニスを始めて・・・、」
「もっと沢山の可愛いをみんなに届けて・・・、」
「もっと色んな物語を紡いで・・・、」

「みんなで目一杯トロピカれる街を取り戻す!」
   
「それが私達の!」
『今一番大事な事!』
   
「私達のやる気は無敵なの!」
   
『ランドハートクルリング!』
   
    
『マリンハートクルリング!』
   
    
「これは・・・。」
   
「5つの力!」
『世界にドカンとトロピカれ!』
   
「フィーバー!」
    
    
    
『プリキュア! スーパートロピカルパラダイス!』
   
    
   
『ビクトリー!』
    
   

「もういいだろ、バトラー。」
「そうだよ! 魔女様はもういないんだし。」
「次の仕事を探しましょう。」
    
「か、かくなる上は、最後の手段・・・。」
「バトラー?」
「何をする気?」
    
「愚者の棺に捧げましょう! 私のやる気パワーを!」
   
   
「世界よ、滅びてしまえ!」
   
    
「何だ?」
「何が起こってるの?」
    
    
    
「あの棺からやる気パワーを取り戻さないと・・・。」
「でも、アクアポットがまだ・・・。」
   
    
   
「あれは・・・。」
「グランオーシャン!」
    
「お待たせしました。」
「女王様!」
   
   
「さあ、どうぞ! これを!」
    
「ラメール!」
「任せて!」
   
「マーメイドアクアポット! サーチ!」
    
「やる気パワー、ウルトラスーパーアメイジングカムバーック!」
    
    
   
    
    
    
    
   
「よーし! 踏ん張るわよ!」
   
    
    
   
「終わった・・・。」
   
    
    
    
    
   
「あおぞら市は?」
   
    
    
   
「お天道様だ!」
「もう大丈夫だな・・・。」
「良かった・・・。」
    
「あとは、これね・・・。」
   
    
    
   
    
    
   
「見て! みんな、復活した!」
   
    
「グランオーシャンが、復活した!」
    
『やった!』
   

 それからしばらくして、人魚の女王は、プリキュアを労いました。
 そんな中、アクアポットから何かが落ちました。
   
「そいつは、おそらく、バトラーのやる気だ。」
「ああ・・・。めんどくさい・・・。世界の破壊とか、もうどうでもいいです・・・。」
    
「バトラーがこんなになっちゃった・・・。」
「早く返してあげよう・・・。」
「いや、ちょっと待て!」
   
「確かに、このままの方がいいわね。」
「戻したら、また変な事しちゃうよ・・・。」
   
 その後、人魚の女王は、バトラーのやる気パワーを預かる事を申し出ました。
 これで万事解決と思われましたが、渡す前に消えてしまいました。まあ、それでも問題なさそうですが。

「じゃあ、ありがとな! っていうか、なんだ・・・。色々迷惑かけて済まなかったな・・・。」
「ごめんね・・・。」
「ばいばーい!」
   
「いつかあのおじさん達も、みんなと一緒にトロピカれる日が来たらいいね・・・。」
   
「終わったな・・・。これで一件落着だ・・・。」
   
「まだ終わってないわよ。」
「そうだよ! 早く戻って準備しよう!」
「スケジュールが遅れちゃったから。」
「取り戻そう!」
   
「ああ、気合い入れていくぞ!」
   
『トロピカ卒業フェスティバル!』
   


~ Bパート ~
 そして、トロピカ卒業フェスティバルの準備が再開しました。
    
    
「みのりん先輩! 悩んでたラストシーンは、もういいんですか?」
「うん。今のまま、みんな仲良くいつまでも一緒に暮らしましたって終わり方でいこうと思う。」
    
   
    
   
「忙しそうね。」
「まあな。」
   
「ねえ、あすか。」
「うん?」
「あすか達が世界を救ってくれたの?」
   
「そんな訳ないだろ。」
   
   
「滝沢先輩、来て下さい!」
「どうした?」
   
「先輩のお父さんが、明日の天気を晴れにしてみせるって・・・。」
「何!? 何で知ってるんだ!? 話してないのに!」
「下でもめてます!」
「もめ事は許さない!」
    

 それから少しして、演劇の練習をし、まなつの母・碧とさんごの母・みゆきから差し入れをもらって、今夜は部室で寝泊まりする事となりました。
    
    
    
「あすか先輩がいなくなると、寂しくなるね・・・。」
「でも、また新入部員が入ってくるさ。」
   
「はっ・・・。そしたら、私も先輩!?」
「そうだ。頼んだぞ、まなつ先輩。」
   
「おおー! 良い響き! もう1回呼んで!」
「まなつ先輩。」
   
「もう1回!」
「調子に乗るな・・・。」
「えー、いいじゃん、別に!」
    
「ね、さんご先輩! ローラ先輩!」

「さんご先輩・・・。なんか良い・・・。」
「先輩ってのも悪くないわね・・・。」
   
    
「ローラ、パンから何か出てる。」
「え? あたり?」
    
「えー! 当たりなんてあったんだ!」
「縁起が良いな。」
「これで明日の演技も、きっと完璧。」
   
「え、何? みのりん先輩?」
「今のは、縁起(えんぎ)が良いと、演技(えんぎ)が上手くいくをかけたダジャレですよね!」
「説明しなくていい・・・。」
    

 しばらくして、まなつ達は眠りにつきました。
   
 途中、まなつが目が覚めると、ローラの姿がありませんでした。一体どこに?
「そんな・・・。明日だなんて・・・。」
「妖精達も元気になり、街の立て直しが始まりました。」
    
「グランオーシャンはこれから、新しい海に旅立ちます。また違うどこかの海へ・・・。その出発の日が明日なのです。」
    
「ローラ。あなたは本当によく頑張りました。女王候補としての役目を立派に果たし、グランオーシャンを守った。その功績により、あなたを正式に次期女王に指名します。」
    
「私が女王・・・。正式に・・・。」
「まずは、私の元で女王としての作法を学んでもらいます。女王になる決心ができたら、明日の出発までにここに戻って来なさい。」
    
「けれど、もし・・・。」
「もし?」
「もし、あなたが、このまま人間の世界で友達と一緒に暮らしたいなら、それも構いません。女王の座を辞退して、ずっと人間の世界に留まるのも良いでしょう。」
    
「ローラ。決めるのは、あなたです。」
    

 今回は、これで終了です。


次回:「トロピカれ! わたしたちの今!
 正式に次期女王に指名されたローラは、グランオーシャンに戻るか、人間の世界に留まるかの決断を迫られました。
 そんな中、トロピカ卒業フェスディバルが始まりました。そして、いよいよトロピカる部のお芝居の幕が上がり・・・。


【まとめ】 ※今回も、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
 ヤラネーダ化したバトラーに立ち向かったサマー達は、ピンチに追い込まれながらも、皆のトロピカった日常を取り戻すため、「今一番大事な事をやろう」と決意し、5人の思い、大地のリング、海のリングの力を合わせた「スーパートロピカルパラダイス」を放ち、バトラーヤラネーダをやっつけたものの、バトラーは自らのやる気パワーを愚者の棺に捧げ、棺を開放しましたが、修理の済んだアクアポットで、奪われたすべてのやる気パワーを取り戻すと、愚者の棺は砕け散り、世界は破滅の危機から救われ、人々にやる気パワーが戻りました。

 今話は、Aパート始まって早々、バトラーヤラネーダとバトル。ラスボスとの決戦という事もあり、女の子向けアニメとは思えない迫力ある作画があったのが目を引きましたね。
 また、変身シーンの最後の方でも、プリキュア5人の表情が、いつもよりも真剣になっていたのも、これまで以上に負けられない戦いだと感じさせる良い演出だと思いました。
    5人変身シーンの最後は、通常はこれですが・・・、
          ↓
    今回は、こうなっていました。こういう芸の細かさ、良いですよね。

 あと、パパイアのビームがトロピカ卒業フェスディバルの演劇に使えないかと話し込んだのも、さすが「プリキュア」といったところですね。
 世界の存亡をかけた戦いの最中、これまでの楽しい日常を振り返った作品は珍しくなく、今回こういうのを出してきたのは、「『プリキュア』の美しき伝統を出してきたな・・・」と心が震えました。「今一番大事な事」が今作のテーマだったのが大きく影響したのかもしれませんね。

 そして、充実した日常を取り戻したい思いから、「スーパートロピカルパラダイス」という大技が生まれましたが、何なんすか、あの訳の分からん技は・・・。
 なんか突然、BGMが、オープニングのオフボーカルモードで、提供画像が出る時に流れるやつに変わったんですけど・・・。そして、キュアオアシスっぽいのが現れて、「フィーバー!」とか叫んでるんですが・・・(中の人はキュアオアシスと同じですが、エンディングクレジットでは「トロピカルオアシス」とあり、キュアオアシスではないらしいです)。しかも、なんかはっちゃけた笑顔で踊ってるのが怖いんですけど・・・。(笑)
 ああ、もうツッコミどころが多くて困るよ。ツッコミでお腹いっぱいにになるのは、10本立ての回でたくさんです。(笑)

 大量のゾウさんキックとサメさん体当たりの後、笑いながら突撃してくるのが、さらに怖い・・・。そして、両手で挟んで、笑顔で「ビクトリー!」。その後は、これまでの技同様、爆散。
 BGMの陽気さと笑顔の多さは、今作の明るく楽しい作風ここに極まれりと思うのですが、やられた側としては、怖ろしいだろうな、これ・・・。ハートキャッチオーケストラさんに殴られるのがよっぽど可愛く感じるレベルですね。(笑)
 あんな訳の分からん技でやられたバトラーさん、ご愁傷様です。まったく、魔女の遺志を受け継ぐとか言って暴走しなければ、こんな事にならなかったのにねえ。魔女が生まれつきの使命を果たせなかった事に嘆くよりも、魔女とセッk(以下略)できなかった事に悲しんだ方が、まだマシだったんじゃないのでしょうか。(年が明けても、そのネタ、懲りねーな(笑))

 しかし、バトラーはこれで諦めず、自らのやる気パワーを愚者の棺に捧げ、棺を開放しようとしました。ですが、アクアポットで、棺に注がれたやる気パワーをすべて回収し、これを阻止。世界は滅亡の危機から救われました。
 そして、バトラーは、絞りカスのようになって、世界の破滅もどうでもいいと考えるほどの無気力状態に。しかも、バトラーのやる気パワーは、人魚の女王に預けさせる前に消えてしまいました。そうなるほど気力を使い果たしたのに、自分の願いはまったく叶えられずとか哀れだよなあ・・・。
 まったく、魔女の使命を叶える事しか考えられないバカだから、こうなるんだよ。もっと他の事を考える余裕も持とうぜ? 魔女とセッ(以下略)したい気持ちを持ったりとかさ。(いいかげん、そのネタ、自重しろ(笑))

 一方、同じ魔女の配下でも、チョンギーレ、ヌメリー、エルダの3人はカッコ良いところを見せてくれました。前話のラストでやる気を吸われてたから活躍の場はないだろうな、と思っていましたので、嬉しい予想外でした。
 元々奪われるほどのやる気パワーがなかったって、おいおい・・・。なんともアイツららしくて良いですね。(笑)
 その後は、かつての魔女のしもべ・コワスンダーの相手をして、サマー達を助けたり、世界の滅亡の危機が去った後は、サマー達にこれまでの悪事を謝って、サマー達と別れました。
 本当に良いヤツらでしたね。共闘のタイミングは、予想よりも遅かったですが、見所は十分だったと思います。

 そういえば、誰も語っていませんでしたが、チョンギーレは右目に傷を負ってましたね。あれは、コワスンダーと戦った時にできたものでしょう。名誉の負傷ってやつですね。
 右目の負傷は、ヤツがお得意の料理に影響を及ぼしそうですが、それでも、ヌメリーやエルダのおかげで、どうにかできたと思いたいですね。サマー達と別れた後も、3人で仲良くたくましく過ごしていったでしょう、きっと。

 という事で、今回で最終決戦が終わり、世界は平和となりましたが、これで終わりではありません。ローラがどんな道を進むのか、選択が迫られています。
 世界を滅亡から救った事が人魚の女王から高く評価され、正式に次期女王に指名されました。グランオーシャンに戻り、女王としての作法をひととおり学んだ後、ローラは女王になる事ができます。
 次期女王になる事は、ローラにとって大きな夢。世界を救っただけでなく、念願の女王になれるとなれば、これほど嬉しい事はないでしょう。
 しかし、そうなると、もう二度と人間の世界には行けなくなるでしょう。まなつ達と永遠と別れる事になります。そして、まなつ達と一緒に過ごしてきた思い出は・・・。
 一方で、今後もまなつ達と一緒に過ごす事を選べば、女王の座を辞退する事になります。どちらを選んでも、何かしら大きなものを失ってしまう。悩ましい選択ですね。

 でも、ローラは欲張りな上、意志力も高いから、もしかしたら、グランオーシャンの女王になる事も、まなつ達と一緒にいる事も両方選んで、しかも、実現させちゃうような気がするんですよね。
 ローラがどんな道を進もうと考えているのかは分かりません。ですが、悔いの残るような、そして、まなつ達が悲しむような選択はしないでほしい。そう願って、次回の視聴に臨みたいと思います。

 その次回は、ついに最終回。「『トロピカる』って何? 『トロをピカピカにする』の略?」とか「キュアコーラルの衣装、オシャレ服やろ。それで戦えるの?」などと今作開始前は思っていたのが(笑)、次回でラストだなんて、時が経つのは早いですね。
 トロピカ卒業フェスディバルの演劇はどのようなものになるのか? ローラはどんな道を選ぶのか? 次回作の主人公プリキュア・キュアプレシャスは登場するのか?
 最終回も明るく楽しい話を展開してくれると信じながら視聴して、そして、万感の思いで最終回の感想を書きたいと思います!



 今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。

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