「Go!プリンセスプリキュア」第27話「ガンバレゆうき! 応援ひびく夏祭り!」の感想です。
なお、高校野球中継のために今話をまだ見ていない関西地区の方々は、くれぐれも、ネタバレにご注意下さい。
~ オープニング前 ~
今日は、夢ヶ浜の夏祭り。今は、その準備で盛り上がっていました。
そして、はるかとゆいも浴衣を着て、夏祭りに出ようとしていました。
ノーブル学園は、屋台で参加する事になり、はるかとゆいは、ワクワクします。
そんな中、テニス部では、ゆうきが右肘を気にしていました。その様子を見ていた、ゆうきのファンの女の子3人組は、ゆうきを心配します。
オープニングの映像が一部変わりました。「闇灯す炎みたい」の歌詞の部分が、前話のパフ&アロマのドレスアップした姿に。
~ Aパート ~
しばらくして、祭りが行われ、はるかとゆいは、屋台の当番をしていました。
少しして、はるかとゆいに当番交代が言い渡されました。という事で、2人は、お祭りを回る事に。
せいらは、カッコ良く、太鼓で音頭をとっていました。
そんなせいらに見とれていた直後、みなみがはるかの元にやって来ました。
その後、はるか達は輪投げをやっている、れいこの元に来ました。れいこは、パフのぬいぐるみを狙っていました。
これを作ったのは、白金。
学園の生徒は1回サービスでやれるようです。はるかが挑戦します。
そして、見事にゲット。輪投げは得意なようです。はるかは、ゲットしたぬいぐるみを、れいこにプレゼント。れいこは喜びます。
一方、きららとトワは、撮影に取りかかっていました。
撮影が終わり、はるか達5人は一緒にお祭りを回る事に。こうなった事に、ゆいは笑顔を浮かべます。
「大した事じゃないの。ただ、今日は、集まる約束してなかったのに、自然といつもみたいになるんだな、って思って。」
この言葉に、はるか達は笑い合います。
その後、はるか達は一緒にお祭りを回りますが、途中、はるかとゆうきがぶつかってしまいます。
はるかの浴衣は濡れてしまったものの、特に問題はなし。とはいえ、みなみはゆうき達に、周りの迷惑になるようなはしゃぎ方はダメだと注意します。
他の2人も、ゆうきと同じく、テニス部部員。テニス部は明日から合宿があるようで、そろそろ寮に戻らないとコーチに怒られる、と2人は説明します。
しかし、ゆうきは、今はテニスよりも祭りだと返し、まだ寮に戻る気はありません。この態度に、はるかは違和感を感じます。
部員の1人は、ゆうきの態度に怒るものの、もう1人が制止して、場を収めます。2人はゆうきに、帰りが遅くならないよう忠告して、寮に戻りました。
直後、ゆうきは、はるか達と一緒に祭りを回りました。
しかし、はるかはゆうきを見て、何かを感じます。
少しして、辺りは暗くなりましたが、それでもまだ、ゆうきは祭りを楽しんでいました。今度は、射的をする事に。
この時、はるかはゆうきの右肘を見て、ケガをしている事を知ります。ゆうきが、何でもないとつっけんどんに返したのと同時に、ゆうきのファンの女の子3人組が現れました。
3人ははるかを、拉致するかのごとく連れ出します。
3人ははるかに、ゆうきを助けてくれるよう求めました。そう言われたはるかは、テニスの事に集中していたゆうきが、今はテニスよりも祭りを楽しもうとしているのはおかしい、と先程感じた違和感の正体に気付きます。
そして、3人は、ゆうきは練習中に右肘をケガした事について話しました。大事には至らなかったものの、夏の大会はレギュラーから外されてしまい、それでヤケになっているんじゃないかと説明します。
はるかは、3人の頼みを引き受けます。
すると、すぐそこにゆうきがいました。はるかは早速、ゆうきと話そうとしますが、余計なお世話だとすぐに返されてしまいます。
「お前らにもはっきり言っておくけどさ、俺なんか応援したって、何もいい事ないぞ!」
「そ、そんな事ないよ。ゆうき君は1年でレギュラーだし、」
「すっごくカッコいいし。」
「カッコ良くなんて、ねーよ! もう放っておいてくれ!」
ゆうきはそう言って、場を離れます。そう言われた3人も落ち込みます。
一方、シャットは、一度雑念は捨てて、初心に帰ろうと、自分を元気付けていました。そんな時、ゆうきのファン3人組が目に入りました。
~ Bパート ~
そして、シャットは、3人を絶望の檻に閉じ込め、ゼツボーグを召喚します。
という事で、バトルスタート。フローラ達は、ゼツボーグの攻撃を回避し続けますが、少しして、フローラがまともに当たってしまいます。
その衝撃で、ゆうきの近くまで吹き飛ばされました。ゆうきはフローラを見て、7話で助けてくれた事を思い出します。
その直後、1体のゼツボーグがゆうきを襲おうとしますが、マーメイドが抑えます。ゼツボーグの相手は、マーメイド、トゥインクル、スカーレットが引き受け、フローラはゆうきを安全な所に逃す事に。
ゆうきを避難させた後、フローラは戦闘に戻ろうとしますが、ゆうきは、7話で助けてくれた事を指摘し、まだ話があると、フローラを追って行きます。
一方、マーメイド達は、ゼツボーグの三位一体の攻撃に苦戦します。
その衝撃で、ゆうきは転んで、右肘を気にし、フローラは心配します。
ゆうきは、何でもないと返し、フローラに、どうしてあんな怪物と戦えるのか、と聞きます。フローラが、皆の夢を守りたいからだと答えると、ゆうきはフローラを、本物のヒーローでカッコいいと賞賛します。
「なるほど。だから、俺の事も助けてくれたのか。夢ね・・・。悪いな、無駄になっちまいそうだ。こんなケガのせいで・・・。」
ケガをした後、ゆうきは、試合に出してほしいとコーチに懇願していましたが、コーチは認めず、ケガが完全に治るまで走り込むよう言われました。
「試合に出られないのに、合宿なんか行ったって、意味ねーよ・・・。」
フローラは、大会は今回だけじゃないし、チャンスはある、コーチだって何か考えがあるんじゃないか、とフォローしますが、
「アンタもかよ・・・。みんな、同じ事ばっかり。誰も俺の気持ちなんて、分かってねえ! せっかくレギュラーになれたってのに。俺はもっともっと上手くなって、早くプロのテニスプレイヤーになりたいんだ・・・! それなのに、こんなところでつまづくなんて、カッコ悪過ぎじゃねーか!」
と、ゆうきは返します。
「そうだね。カッコ悪い。今のゆうき君、カッコ悪い! 1回くらい試合に出られないくらいで、何よ! 私だって、上手くいかない事いっぱいあるけど、沢山の人に助けてもらって、今、頑張れているの! ゆうき君は、もうちょっと周りを見なきゃダメだよ! あなたの事が心配で心配で、元気になりたい人がいる。その気持ち、知らないフリしちゃダメだよ!」
そう言われたゆうきは考え込み、フローラは言い過ぎたと振り返り、謝ります。直後、フローラは、ゆうきの元を離れ、戦闘に戻ります。
残されたゆうきは、自分を思ってくれている人達の事を思い出し、自分の情けなさを自覚します。
そして、フローラがバトルに戻りました。
ゼツボーグはなおも、三位一体の攻撃でプリキュアを追い詰めようとしますが、誰かが石をぶつけて、ゼツボーグのバランスを崩します。
ぶつけたのは、ゆうき。木の棒をラケット、石をテニスボールのようにして、利き腕でない左手を使って、ゼツボーグに当てました。
ゼツボーグの体勢がくずれたところを、トリニティエクスプロジオンとフェニックスブレイズでまとめて浄化します。
ゆうきのファン3人組を解放した後、フローラ達は、ゆうきの元を離れます。
一方、祭りは、一層盛り上がっており、多くの人達が楽しく踊っていました。
ちなみに、この時に流れていた挿入歌のタイトルは「プリキュア音頭~スマイルWink~」。歌い手は、「マックスハート」のオープニング&エンディングなどを担当していた五篠真由美さんが担当しています。
また、今月19日には、「プリキュア体操&プリキュア音頭~スマイルWink~」というタイトルのCDが、DVDとセットで発売されるそうです。
同じ頃、ゆうきのファン3人組は目を覚まし、ゆうきは先程邪険に接していた事に謝ります。そして、明日の合宿のためにもう帰る、と言い残して、場を去ります。
そんなゆうきに、3人は声をかけます。
「試合で活躍するゆうき君もカッコいいけど、一番素敵なのは、テニスのために一生懸命なところなの!」
「ランニングするゆうき君も、ボール拾いするゆうき君も、そう!」
「そんな姿を見ていると、私達も元気がもらえて、頑張ろうと思えてくるの。」
「だから、これからも、応援していい?」
「俺だけじゃ恥ずかしいから、他の奴らの分も頼む・・・。」
その様子を遠くから見ていたはるか達も一安心。その直後、花火が祭りを盛り上げます。
そんな中、ゆうきは、フローラが自分の事を知っていた事に疑問を感じますが、花火の綺麗さにその事を忘れ、寮に帰ります。
今回は、これで終了です。
エンディングも一部が変わりました。
歌詞は、フローラの事について歌っていた部分が、マーメイドパートに。それに合わせて、映像も変わりました。
公式ホームページを見てみたところ、この部分って、1話ごとに変わっていくんですね。
となると、次回はトゥインクル、次々回はスカーレットの番でしょうか。どちらのパートも楽しみですね。
次回:「心は一緒! プリキュアを照らす太陽の光!」
はるか、みなみ、きらら、トワ、ゆいは、海が見える丘の上にある、みなみの別荘にやって来ました。
キラキラ光る海を見て、はるかは、思いっきり泳ごうと大はしゃぎです。しかし、トワは遠慮気味。それには、何か訳があるようですが?
ん? ちょっと待って。はるか達、水着姿じゃなかったか? 確認してみよう。
Oh・・・。スタッフ様達は、この夏に大雪でも降らせるつもりなんでしょうか・・・(笑)。
まあ、でも、本編では差し替えられる可能性もあるでしょうけどね。本当に、メインキャラ達の水着姿が解禁されるのでしょうか?
【まとめ】
右肘のケガで、テニス部のレギュラーから外され、ふて腐れていたゆうきでしたが、フローラ達の励ましにより、再び前を向く事ができました。
という事で、今回のテーマは、「他人の応援があってこその『夢』」でしょう。
ゆうきの夢は、7話で明かされたように、プロテニスプレイヤーになって、4大大会で優勝する事。そして、テニスは個人競技。となれば、ゆうきの夢の実現には、自分の実力に大きく依存する事でしょう。
しかし、だからと言って、1人だけの力で夢を叶えるのは不可能ですよね。練習しようにも、1人だけでは、壁打ちやマシン打ちがせいぜいであり、生きた球でのラリー練習も大事でしょう。となると、練習相手は必要です。
それに、テニスができるかどうかは関係なく、応援してくれる人も必要でしょうね。
大会で負けが続くと、自分の実力の限界を感じて、夢を諦めがちになってしまいます。それでも、応援してくれる人はいるんですよね。親とか友達とか。
そして、人は、応援されれば、その者達の期待に応えようと、再び前を向いて頑張って、夢を追い続けられるもの。「応援が力になる」というのは、もはや、「真理」みたいなものなんでしょうね。
テニスの事だけに言及しましたが、1人だけの力で夢を叶えられないのは、他の「夢」についても、同じ事。23話感想で書いた「人は、自分1人だけの力で生きられない」のと同じようなものですね。夢の実現のために、他人の存在は、もはや必要不可欠です。
だからこそ、嫌な出来事があったりなどした場合には、他人に頼ったっていいんですよね。
とはいえ、心に余裕がなくなると、その事を忘れがちになってしまうもの。しかし、誰かの力を借りて生きていく事が、人間の「摂理」と言っても過言ではない以上、その事は常に頭の片隅に置いておき、どんな時でも、周りを見る余裕は持っておくべきなのかもしれませんね。
その事に、フローラが気付かせたのも良かったです。特に、ゆうきが、自分がふて腐れている事にカッコ悪いと言った事に、肯定したのがナイスだと思いました。
はるかは幼少時、ゆうきに、プリンセスになる夢をバカにされたものの、7話では、テニスに対して熱い情熱を注いでいる事を知りました。それなのに、今回、レギュラー落ちしたくらいで、ふて腐れていて、そんなのにプリンセスになる夢をバカにされたのが頭に来たのでしょうね。
はるかは、ゆうきへの反骨心もあって、今もプリンセスを目指して頑張り続けているように、ゆうきにも、今の夢に対して反骨心を持って頑張ってほしい。その思いから、あえて、ゆうきのカッコ悪さに同調したのは、かなり良かったと思います。
そんな訳で、7話に引き続き、今回も、はるかとゆうきの仲が深まったと思えるような話でしたが、今後もこういう話を出してほしいな、と期待しています。
さらに、ラストでゆうきが、フローラが自分の名前を知っていた事に疑問を感じていた事も気になるところで、もしかしたら終盤で、フローラ=はるかである事を知る展開が来るんじゃないかと思っています。
思えば、ゆうきって、「フレッシュ」の大輔や「ドキドキ」の二階堂に似ているんですよね。主人公に気がありそうなところや、ケンカするほど仲が良さそうなところとかが。
大輔も二階堂も、終盤でプリキュアの正体が分かって応援するシーンがありましたので、今作のゆうきにも、そういう展開が来てほしいとすごく期待しています。
今回の感想は、これで以上です。
最後に、先日、「前半の名セリフ」という記事を作成しました。今作の前半、すなわち、1話から25話までの名セリフを挙げて、前半を簡単に振り返っています。
もし、興味がありましたら、こちらからどうぞ。
なお、高校野球中継のために今話をまだ見ていない関西地区の方々は、くれぐれも、ネタバレにご注意下さい。
~ オープニング前 ~
今日は、夢ヶ浜の夏祭り。今は、その準備で盛り上がっていました。
ノーブル学園は、屋台で参加する事になり、はるかとゆいは、ワクワクします。
そんな中、テニス部では、ゆうきが右肘を気にしていました。その様子を見ていた、ゆうきのファンの女の子3人組は、ゆうきを心配します。
オープニングの映像が一部変わりました。「闇灯す炎みたい」の歌詞の部分が、前話のパフ&アロマのドレスアップした姿に。
~ Aパート ~
しばらくして、祭りが行われ、はるかとゆいは、屋台の当番をしていました。
少しして、はるかとゆいに当番交代が言い渡されました。という事で、2人は、お祭りを回る事に。
せいらは、カッコ良く、太鼓で音頭をとっていました。
そんなせいらに見とれていた直後、みなみがはるかの元にやって来ました。
その後、はるか達は輪投げをやっている、れいこの元に来ました。れいこは、パフのぬいぐるみを狙っていました。
学園の生徒は1回サービスでやれるようです。はるかが挑戦します。
そして、見事にゲット。輪投げは得意なようです。はるかは、ゲットしたぬいぐるみを、れいこにプレゼント。れいこは喜びます。
一方、きららとトワは、撮影に取りかかっていました。
「大した事じゃないの。ただ、今日は、集まる約束してなかったのに、自然といつもみたいになるんだな、って思って。」
この言葉に、はるか達は笑い合います。
その後、はるか達は一緒にお祭りを回りますが、途中、はるかとゆうきがぶつかってしまいます。
はるかの浴衣は濡れてしまったものの、特に問題はなし。とはいえ、みなみはゆうき達に、周りの迷惑になるようなはしゃぎ方はダメだと注意します。
他の2人も、ゆうきと同じく、テニス部部員。テニス部は明日から合宿があるようで、そろそろ寮に戻らないとコーチに怒られる、と2人は説明します。
しかし、ゆうきは、今はテニスよりも祭りだと返し、まだ寮に戻る気はありません。この態度に、はるかは違和感を感じます。
部員の1人は、ゆうきの態度に怒るものの、もう1人が制止して、場を収めます。2人はゆうきに、帰りが遅くならないよう忠告して、寮に戻りました。
直後、ゆうきは、はるか達と一緒に祭りを回りました。
少しして、辺りは暗くなりましたが、それでもまだ、ゆうきは祭りを楽しんでいました。今度は、射的をする事に。
この時、はるかはゆうきの右肘を見て、ケガをしている事を知ります。ゆうきが、何でもないとつっけんどんに返したのと同時に、ゆうきのファンの女の子3人組が現れました。
3人ははるかを、拉致するかのごとく連れ出します。
3人ははるかに、ゆうきを助けてくれるよう求めました。そう言われたはるかは、テニスの事に集中していたゆうきが、今はテニスよりも祭りを楽しもうとしているのはおかしい、と先程感じた違和感の正体に気付きます。
そして、3人は、ゆうきは練習中に右肘をケガした事について話しました。大事には至らなかったものの、夏の大会はレギュラーから外されてしまい、それでヤケになっているんじゃないかと説明します。
はるかは、3人の頼みを引き受けます。
すると、すぐそこにゆうきがいました。はるかは早速、ゆうきと話そうとしますが、余計なお世話だとすぐに返されてしまいます。
「お前らにもはっきり言っておくけどさ、俺なんか応援したって、何もいい事ないぞ!」
「そ、そんな事ないよ。ゆうき君は1年でレギュラーだし、」
「すっごくカッコいいし。」
「カッコ良くなんて、ねーよ! もう放っておいてくれ!」
ゆうきはそう言って、場を離れます。そう言われた3人も落ち込みます。
一方、シャットは、一度雑念は捨てて、初心に帰ろうと、自分を元気付けていました。そんな時、ゆうきのファン3人組が目に入りました。
今回のアイキャッチのパフ
~ Bパート ~
そして、シャットは、3人を絶望の檻に閉じ込め、ゼツボーグを召喚します。
3人の夢
今回のゼツボーグ
今回は3人も絶望の檻に閉じ込めただけあって、絶望のゲージはだいぶ溜まりました。ゼツボーグを目にしたはるか達は、変身します。という事で、バトルスタート。フローラ達は、ゼツボーグの攻撃を回避し続けますが、少しして、フローラがまともに当たってしまいます。
その衝撃で、ゆうきの近くまで吹き飛ばされました。ゆうきはフローラを見て、7話で助けてくれた事を思い出します。
その直後、1体のゼツボーグがゆうきを襲おうとしますが、マーメイドが抑えます。ゼツボーグの相手は、マーメイド、トゥインクル、スカーレットが引き受け、フローラはゆうきを安全な所に逃す事に。
ゆうきを避難させた後、フローラは戦闘に戻ろうとしますが、ゆうきは、7話で助けてくれた事を指摘し、まだ話があると、フローラを追って行きます。
一方、マーメイド達は、ゼツボーグの三位一体の攻撃に苦戦します。
その衝撃で、ゆうきは転んで、右肘を気にし、フローラは心配します。
ゆうきは、何でもないと返し、フローラに、どうしてあんな怪物と戦えるのか、と聞きます。フローラが、皆の夢を守りたいからだと答えると、ゆうきはフローラを、本物のヒーローでカッコいいと賞賛します。
「なるほど。だから、俺の事も助けてくれたのか。夢ね・・・。悪いな、無駄になっちまいそうだ。こんなケガのせいで・・・。」
ケガをした後、ゆうきは、試合に出してほしいとコーチに懇願していましたが、コーチは認めず、ケガが完全に治るまで走り込むよう言われました。
「試合に出られないのに、合宿なんか行ったって、意味ねーよ・・・。」
フローラは、大会は今回だけじゃないし、チャンスはある、コーチだって何か考えがあるんじゃないか、とフォローしますが、
「アンタもかよ・・・。みんな、同じ事ばっかり。誰も俺の気持ちなんて、分かってねえ! せっかくレギュラーになれたってのに。俺はもっともっと上手くなって、早くプロのテニスプレイヤーになりたいんだ・・・! それなのに、こんなところでつまづくなんて、カッコ悪過ぎじゃねーか!」
と、ゆうきは返します。
「そうだね。カッコ悪い。今のゆうき君、カッコ悪い! 1回くらい試合に出られないくらいで、何よ! 私だって、上手くいかない事いっぱいあるけど、沢山の人に助けてもらって、今、頑張れているの! ゆうき君は、もうちょっと周りを見なきゃダメだよ! あなたの事が心配で心配で、元気になりたい人がいる。その気持ち、知らないフリしちゃダメだよ!」
残されたゆうきは、自分を思ってくれている人達の事を思い出し、自分の情けなさを自覚します。
そして、フローラがバトルに戻りました。
ゼツボーグはなおも、三位一体の攻撃でプリキュアを追い詰めようとしますが、誰かが石をぶつけて、ゼツボーグのバランスを崩します。
ぶつけたのは、ゆうき。木の棒をラケット、石をテニスボールのようにして、利き腕でない左手を使って、ゼツボーグに当てました。
ゼツボーグの体勢がくずれたところを、トリニティエクスプロジオンとフェニックスブレイズでまとめて浄化します。
ゆうきのファン3人組を解放した後、フローラ達は、ゆうきの元を離れます。
一方、祭りは、一層盛り上がっており、多くの人達が楽しく踊っていました。
ちなみに、この時に流れていた挿入歌のタイトルは「プリキュア音頭~スマイルWink~」。歌い手は、「マックスハート」のオープニング&エンディングなどを担当していた五篠真由美さんが担当しています。
また、今月19日には、「プリキュア体操&プリキュア音頭~スマイルWink~」というタイトルのCDが、DVDとセットで発売されるそうです。
同じ頃、ゆうきのファン3人組は目を覚まし、ゆうきは先程邪険に接していた事に謝ります。そして、明日の合宿のためにもう帰る、と言い残して、場を去ります。
そんなゆうきに、3人は声をかけます。
「試合で活躍するゆうき君もカッコいいけど、一番素敵なのは、テニスのために一生懸命なところなの!」
「ランニングするゆうき君も、ボール拾いするゆうき君も、そう!」
「そんな姿を見ていると、私達も元気がもらえて、頑張ろうと思えてくるの。」
「だから、これからも、応援していい?」
そんな中、ゆうきは、フローラが自分の事を知っていた事に疑問を感じますが、花火の綺麗さにその事を忘れ、寮に帰ります。
今回は、これで終了です。
エンディングも一部が変わりました。
歌詞は、フローラの事について歌っていた部分が、マーメイドパートに。それに合わせて、映像も変わりました。
公式ホームページを見てみたところ、この部分って、1話ごとに変わっていくんですね。
となると、次回はトゥインクル、次々回はスカーレットの番でしょうか。どちらのパートも楽しみですね。
次回:「心は一緒! プリキュアを照らす太陽の光!」
はるか、みなみ、きらら、トワ、ゆいは、海が見える丘の上にある、みなみの別荘にやって来ました。
キラキラ光る海を見て、はるかは、思いっきり泳ごうと大はしゃぎです。しかし、トワは遠慮気味。それには、何か訳があるようですが?
ん? ちょっと待って。はるか達、水着姿じゃなかったか? 確認してみよう。
まあ、でも、本編では差し替えられる可能性もあるでしょうけどね。本当に、メインキャラ達の水着姿が解禁されるのでしょうか?
【まとめ】
右肘のケガで、テニス部のレギュラーから外され、ふて腐れていたゆうきでしたが、フローラ達の励ましにより、再び前を向く事ができました。
という事で、今回のテーマは、「他人の応援があってこその『夢』」でしょう。
ゆうきの夢は、7話で明かされたように、プロテニスプレイヤーになって、4大大会で優勝する事。そして、テニスは個人競技。となれば、ゆうきの夢の実現には、自分の実力に大きく依存する事でしょう。
しかし、だからと言って、1人だけの力で夢を叶えるのは不可能ですよね。練習しようにも、1人だけでは、壁打ちやマシン打ちがせいぜいであり、生きた球でのラリー練習も大事でしょう。となると、練習相手は必要です。
それに、テニスができるかどうかは関係なく、応援してくれる人も必要でしょうね。
大会で負けが続くと、自分の実力の限界を感じて、夢を諦めがちになってしまいます。それでも、応援してくれる人はいるんですよね。親とか友達とか。
そして、人は、応援されれば、その者達の期待に応えようと、再び前を向いて頑張って、夢を追い続けられるもの。「応援が力になる」というのは、もはや、「真理」みたいなものなんでしょうね。
テニスの事だけに言及しましたが、1人だけの力で夢を叶えられないのは、他の「夢」についても、同じ事。23話感想で書いた「人は、自分1人だけの力で生きられない」のと同じようなものですね。夢の実現のために、他人の存在は、もはや必要不可欠です。
だからこそ、嫌な出来事があったりなどした場合には、他人に頼ったっていいんですよね。
とはいえ、心に余裕がなくなると、その事を忘れがちになってしまうもの。しかし、誰かの力を借りて生きていく事が、人間の「摂理」と言っても過言ではない以上、その事は常に頭の片隅に置いておき、どんな時でも、周りを見る余裕は持っておくべきなのかもしれませんね。
その事に、フローラが気付かせたのも良かったです。特に、ゆうきが、自分がふて腐れている事にカッコ悪いと言った事に、肯定したのがナイスだと思いました。
はるかは幼少時、ゆうきに、プリンセスになる夢をバカにされたものの、7話では、テニスに対して熱い情熱を注いでいる事を知りました。それなのに、今回、レギュラー落ちしたくらいで、ふて腐れていて、そんなのにプリンセスになる夢をバカにされたのが頭に来たのでしょうね。
はるかは、ゆうきへの反骨心もあって、今もプリンセスを目指して頑張り続けているように、ゆうきにも、今の夢に対して反骨心を持って頑張ってほしい。その思いから、あえて、ゆうきのカッコ悪さに同調したのは、かなり良かったと思います。
そんな訳で、7話に引き続き、今回も、はるかとゆうきの仲が深まったと思えるような話でしたが、今後もこういう話を出してほしいな、と期待しています。
さらに、ラストでゆうきが、フローラが自分の名前を知っていた事に疑問を感じていた事も気になるところで、もしかしたら終盤で、フローラ=はるかである事を知る展開が来るんじゃないかと思っています。
思えば、ゆうきって、「フレッシュ」の大輔や「ドキドキ」の二階堂に似ているんですよね。主人公に気がありそうなところや、ケンカするほど仲が良さそうなところとかが。
大輔も二階堂も、終盤でプリキュアの正体が分かって応援するシーンがありましたので、今作のゆうきにも、そういう展開が来てほしいとすごく期待しています。
今回の感想は、これで以上です。
最後に、先日、「前半の名セリフ」という記事を作成しました。今作の前半、すなわち、1話から25話までの名セリフを挙げて、前半を簡単に振り返っています。
もし、興味がありましたら、こちらからどうぞ。