今話の名セリフ:「誰かに楽しんでもらう事が好き・・・。自分が楽しむ事が好き・・・。そんな楽しいを、みんなと分かち合えるスクールアイドル!」(宮下愛)
「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」第4話「未知なるミチ」の感想です。
~ オープニング前 ~
「屋上から聞こえる歌に盛り上がってるみんなを見て、自分も未知なる道にチャレンジしたいって、そう思ったんだ・・・。」
その後日、愛は、スクールアイドルをやってみるかどうか璃奈と話し合っていました。
愛はやる気に満ちています。璃奈も気持ちは同じです。
その頃、スクールアイドル同好会のメンバーは部室を掃除中。
部室はあらかた綺麗になり、最後はネームプレートを飾りました。これで、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は復活を遂げました。
その直後、愛と璃奈が、侑達の元にやって来ました。
「実は、愛さん達も、この前の屋上ライブを見て、なんかドキドキしちゃってさ!」
「分かるよ! ときめいたんだね!」
「うん! そうそう!」
今日も他人との接触激しいっすね、侑さん。これぞ安心と信頼の侑だと思うが、コロナウイルス感染には十分気を付けろよ? まあ、この世界にはそんなのないでしょうから、言っても意味がないと思いますが。(笑)
「という訳で、2人とも入部希望です!」
「おおー!」
「大歓迎だよ!」
「やるからにはバッチリ頑張るし、みんなの事も手伝うよ!」
「ところで、スクールアイドル同好会って何するの?」
『え・・・。』
ちょっ。自分でテンアゲしといて、そこで落とすんかーい。やっぱり、愛さんは格が違うぜ!(笑)
~ Aパート ~
その後、侑達は部室で、何をしたいか話し合う事になりました。
スクールアイドルとなれば、やはり、ライブ。お披露目ライブはお流れとなっただけに、やりたい気持ちはマンマンです。
全国ツアーをやりたい、輪になって歌いたい、曲の間のお芝居、お昼寝タイムなどなど、それぞれやりたい事はあります。言ってる事はバラバラだけど、すごいやる気だと愛は感心します。
どんなライブにするかはさておき、まずは特訓だと、かすみは言います。どんなライブをするにせよ、パフォーマンスが素敵でなければ、ファンは喜びません。
エマは、グループに分かれて、やりたい練習をするのはどうかと提案。この案は受け入れられ、早速、グループに分かれての練習が始まりました。
ダンスをするなら身体を柔らかくする必要がありますが、彼方と璃奈は身体が固いです。
その一方・・・、
愛は抜群の柔軟力。そんな愛は、彼方と璃奈に、身体が柔らかくなるコツをアドバイス。
「息を大きく吸って・・・、ゆっくり吐いて・・・。」
「どう? ちょっとでもできるようになると楽しくない? 続けていけば、もっと柔らかくなっていくし!」
「うん。頑張る。」
愛は、色んな部活で助っ人として活躍しており、「部室棟のヒーロー」とまで呼ばれているほど。これほど柔軟性が高いのも納得です。
「そういえば彼方ちゃん、てっきり果林ちゃんも同好会入ると思ってたよ。」
「ん? そんな訳ないでしょ。私は、エマの悲しむ顔が見たくなかっただけよ。」
『へー?』
「な、何よ・・・。」
「ありがとう。」
「別に、いいわよ・・・。」
よーし、デレ果林ktkr! せつ菜の正体を見破った時は只者じゃないと思ったけど、やっぱり果林先輩はこうじゃないとね! 貴重なデレ顔、ゴチでした!(笑)
少しして、部室では・・・、
「おっほん! これより講義を始めます!」
「概論」を「害論」と間違えてやんの。さすが「スクスタ」でおバカ王になっただけの事はあるな。(笑)
しかも、スクールの「ク」が「ワ」に見えるんですが。そう思ったのは私だけですかね?(笑)
「面白そう!」
「その眼鏡、どうしたの?」
「せつ菜先輩に借りました!」
「無断で。」
「絶対怒られるよ!?」
それ、借りたって言わねーよ。愛さん、とっとと、かすみの事を「かすかす」と呼んで下さい。(笑)
「話の腰を折らない! 桜坂君! スクールアイドルには何が必要なのか答えなさい!」
「え、えーと、自分の気持ちを表現する事?」
「正解!」
「あ、正解なんだ・・・。」
「天王寺君にも同じ質問です! 答えをどうぞ!」
「ファンの人と気持ちを繋げる事?」
「正解!」
「1つじゃないんだ・・・。」
「最後に宮下君!」
「アッハハ、ごめん! 分かんないや!」
「ピンポンピンポーン! それも正解でーす!」
「何で?」
「あれー? しず子、分からないんですかー?」
かすみに煽られて、ふくれるしずくが可愛いなあ。これもまた、しずかすの醍醐味ですね。なお、個人的には、「も~・・・、プンプンだよー・・・!」もやってくれると嬉しかったりしています。(笑)
「今の質問には、ハッキリした答えなんてないんです! ファンの皆さんに喜んでもらえる事なら、どれも正解って事です!」
「へー、奥が深いんだね!」
「んー、合格!」
その後、愛と璃奈は、侑、歩夢、せつ菜と一緒に歌の練習。映像系の学科や部活が使っている収録ブースでの練習です。
「次は、どなたが歌われますか?」
「せっつーの歌が聞きたい!」
「せっつー? 私の事ですか?」
「うん! あだ名!」
「いいなあ。私は?」
「ゆうゆ!」
「じゃあ私は?」
「あゆピョン!」
「ピョンは、やめて・・・。」
Oh・・・。まだ「あゆピョン」を引っ張りますか・・・。「わくわくアニマル」の影響力がここまですごいとは思いもしませんでした。(笑)
「こ、これは!」
「新しく始まったアニメのエンディングだよね?」
「見てるんですか!? このシリーズを!」
「うん。子供の頃からずっと見てる。」
「前のシリーズの第29話見ました!? 自分を犠牲にしてマグマに飛び込もうとしたジャッカルを、コスモスが抱き締めるところ!」
「激アツだった。」
「ですよねー!」
なんか変なスイッチ入っちゃいましたね。まあ、でも、こうやって、隠れた趣味を誰かに直接熱く打ち明けられるのって、若いですよね。私くらいの歳になったら、ドン引き間違いなしだからなあ・・・。ハア・・・。(笑)
「せつ菜ちゃん、アニメ好きなんだ。」
「え・・・。はい・・・。親に禁止されてるので、夜中にこっそり見てるんですが・・・。」
「お家、厳しいの?」
「まあ、どちらかといえば・・・。」
「それで正体隠してたんだ・・・。」
「正体? あー! もしかして生徒会長!?」
「はい・・・。」
「そうだったんだ! 水臭いなあ!」
「この前は、ありがとう。」
「あ、いえ・・・。」
「愛さんも、せっつーが話していたアニメ、チェックするね!」
「え?」
「せっつーの熱い語り聞いてたら、楽しそうだなって思ったからさ!」
「楽しいですよ!」
「それじゃあ、ここからはアニソン縛りでいこう!」
『おー!』
しばらくして、侑達5人は、ぬか漬けをいただいていました。愛の祖母特製だそうです。
他のメンバーも部室に戻ってきました。今日の練習は終わりですが、せつ菜は、かすみと話したい事があるようで、残ってほしいと言います。
「め、眼鏡の事なら何度もごめんなさいしましたよね・・・?」
「それではなくて・・・。」
何で、無断で借りた事を自らバラすんねん(笑)。まあ、でも、こういう根の良いのところは、かすみの魅力の1つ。かすみが何かイタズラをしようと、「まあ、かすみんならいいか」と微笑ましい気分になっちゃうんですよね。
その後、かすみとせつ菜以外のメンバーは外に出て、会話を交わしていました。
「同好会はどう?」
「楽しい。」
「ん?」
「こんなウキウキなりなりー、初めて見たよ! 愛さんも楽しい!」
「ごめんなさい。私、上手く気持ち出せなくて・・・。」
「ううん。楽しんでくれてるなら良かった!」
「でも、ホント、他ではやってない事ばかりで、すっごく新鮮!」
「そんなに違う?」
「違うよ! かすみんが、アイドルはどれも正解って言ってたけど、実際その通りってゆーか、みんなやっぱりタイプ違うけど、すっごく優しくて面白くて、そこが最高って感じだし、このメンバーでどんなライブする事になるんだろうって、考えただけでめっちゃワクワクするよ!」
「愛ちゃんは鋭いねー。」
「分かってはいるんです・・・。私達が先に考えなきゃいけない事って・・・。」
「ソロアイドルですか・・・。」
「私達だからできる、新しい一歩です。部員1人1人が、ソロアイドルとしてステージに立つ。その選択肢は、皆さんの頭の中にもあるはずです。」
「はい・・・。でも、それって、簡単には決められないですよね・・・?」
「1人で、ステージに・・・。」
「ちょっと考えちゃうよねー・・・。グループは、みんな協力し合えるけど、ソロアイドルは誰にも助けてはもらえないだろうし・・・。」
「正直、不安です・・・。皆さんに喜んでもらえるだけのものが、私1人にあるのでしょうか・・・?」
~ Bパート ~
それから後日・・・、
「正解が1つなら分かりやすいよね・・・。」
「スポーツにはルールがある・・・。でも、愛さん達の目指すスクールアイドルには、そういうのはなくて、自分1人・・・。」
「愛さんだけでどんなスクールアイドルになれるのかな・・・? 愛さんの正解って何なのかな・・・?」
「こんな事、今まで考えた事なかったよ・・・。」
ちょうどその時・・・、
お、ここで「かすかす」を入れてきたか。まだ「かすかす」呼びしないから、「あれ?」と思いましたが、これぞ、私の知ってる愛さん。本人がいないのをいい事に、やりたい放題ですな!(笑)
それにしても、璃奈のスタンプ、すごいなあ。普段は感情表現が乏しい一方で、心の中では、めちゃくちゃおしゃべりですね(笑)。なんとも璃奈らしいです。
そして翌日、集合2時間前から、愛は家を出て、レインボー公園に向かって走りました。
しばらくして、レインボー公園に到着しましたが、まだ1時間前。ここでずっと待っているのは退屈なため、レインボーブリッジの遊歩道を走りました。
少し走ると、エマの姿が。エマも早起きしたそうで、この遊歩道を走っていました。
「昨日はソロアイドルと聞いて、驚いた?」
「確かに驚いたけど、一番驚いたのは、自分に対してなんだよね・・・。」
「ん?」
「同好会のみんなが悩んでるのって、自分を出せるかって事でしょ? 今まで色んな部活で助っ人やってたけど、考えてみたら、みんなと一緒にやる競技ばかりでさ・・・。いやー、めっちゃハードル高いよね・・・。」
「ソロアイドルか・・・。」
「そろそろ走ろっか。」
「ん?」
「9時だし、もう行く時間だよ?」
「どうしたの?」
「アハハハハハハ! ウケる!」
「え?」
「ソロでそろそろ! 9時(くじ)だし、行く時間(いくじかん)って! アハハハ! ダジャレだよね!」
「ダジャレ? ああ、全然気付かなかったよ!」
「愛ちゃんが同好会に来てくれて良かった・・・。」
「え? 何で?」
「すっごく前向きでいてくれるから!」
「そう? 今はめっちゃ悩んでるけど・・・。」
「でも、みんなといる時、いつも楽しそうにしてたよね!」
「私達、色々あって、ようやくスタートラインに立ったばかりなんだ・・・。きっと、みんなが不安で、でも、本当は、それと同じくらい、これからに期待してると思うんだ・・・。そうじゃなけりゃ悩まないもの・・・。まだ、一歩を踏み出す勇気が出ないだけ・・・。」
「愛ちゃんが来てから、同好会のみんなの笑顔、すっごく増えてるんだよ!」
「そうなの? 自覚ないけど・・・。」
「ないから、すごいんだよ!」
「そうかな?」
「そうだよ!」
「えへへ・・・。」
「そっか・・・。」
「ありがとう、エマっち! 走ってくる!」
「あ、愛ちゃん?」
「そんな事でいいんだ・・・。誰かに楽しんでもらう事が好き・・・。自分が楽しむ事が好き・・・。そんな楽しいを、みんなと分かち合えるスクールアイドル!」
「それができたら、アタシは、未知なる道に、駆け出していける! ミチだけに!」
「みんなと一緒・・・。ステージは、1人じゃない! サイコー!」
「すごいね・・・。あれが愛ちゃんのステージなんだ・・・。私、みんなのステージも見てみたい・・・。1人だけど、1人1人だからこそ、色んな事できるかも!」
「そんなみんながライブをやったら、なんかすっごい事になりそうな気がしてきちゃった!」
「なんか侑ちゃんもすごいね。」
「え?」
「負けてられませんね!」
「燃えてきた・・・。」
「うん!」
「そうだね!」
~ エンディング後 ~
「歩夢、最高に(さいこうに)可愛いね! 高2(こうに)だけに! 走るのってランランするよね! ランだけに!」
「アハハハハ!」
「次は同好会(どうこうかい)で、どーこー行こうかい(どーこーいこうかい)?」
「すごくウケてますね・・・。」
「侑ちゃん、幼稚園の頃から、ずっと笑いのレベルが赤ちゃんだから・・・。」
「何でいきなりダジャレを?」
「スクールアイドルの特訓だよ!」
今回は、これで終了です。
【まとめ】
愛と璃奈が同好会に加入したものの、愛は、どんなスクールアイドルになりたいか悩みましたが、エマとの話を経て、皆と一緒に楽しい気持ちを分かち合えるスクールアイドルになりたいと決めました。
という事で、今回は、愛がメインの話。勉強も運動もできて、誰にでも気さくに話しかけられて、いつも元気で笑顔を絶やさなかったりと(どんなスクールアイドルになるかでは表情が曇っていましたが)、愛の魅力が上手く描かれていたと思います。
また、侑の名前を「ゆうゆ」と、あだ名呼びしていたのも、ホッコリしました。アニメ版の「あなた」の名前が侑に決まった時、愛は侑をどう呼ぶのか、かなり気になってましたからね。やっぱり、愛さんは格が違うぜ!(今記事2回目です(笑))
愛が得意のダジャレも、エンディングが終わった時は「あれ? 今回はなし?」と疑問に思っていましたが、エンディング後で連発してくれて安心しました。しかも、侑を巻き込んでいて。
侑がすごくウケていたのも、スクスタの「あなた」の設定を忠実に表していて何よりでした。「笑いのレベルが赤ちゃん」と歩夢が言っていたのも、「スクスタ」のプレイ動画を見た身としては、興奮ポイントですね。
ライブ曲「サイコーハート」についても、愛らしさがしっかり描かれていたと思います。
特に、身体を目一杯動かして、楽しい気持ちを表現していたのが印象的でした。愛の声役・村上奈津実さんのニジガクライブ動画を見た時も、他のキャストよりも身体を大きく動かしていたところに目を惹かれただけに、アニメ版でもそれをちゃんと描いていたのは良かったと思いました。
そして、愛のダンスを見て、周りが楽しんでいたのも見所でした。自分の目指すスクールアイドルの正解は分からずとも、自分の楽しい気持ちを単純に素直に表現できれば、見ている人達にもそれは伝わるもの。
それに、愛は、他人を見て、こうすればもっと楽しくなれるだろうと直感的に思い付くのも特徴。「楽しいの天才」ってやつですね。
だから、難しい事を考えず、今まで通りで十分なんですよね。それが、愛にとっても、他メンバーにとっても、未知の領域でも明るく歩いていける事に繋がるんじゃないかと思いますね。
あと、今回は、部員1人1人がソロアイドルとしてステージに立つという話が出ました。「ラブライブ!」「ラブライブ!サンシャイン!!」では、こういう話はまったくなかっただけに、超異例の展開といえるでしょう。
とはいえ、実際、ニジガクは、アニメ化決定のずっと前からソロ活動をメインにしており、この展開はそこまで不思議なものではないでしょう。それに、メンバーの様々な個性はまるで虹のようだと考えれば、それぞれの色を輝かせて、さらに綺麗な虹を作るために、ソロアイドルとして活躍させる線は悪くないと思います。
と言っても、侑以外のメンバー9人が一緒にステージに立つ事は最終回までにはあるでしょう。侑についても、「スクスタ」と異なって、自分もスクールアイドルとしてステージに立つ可能性があるかもしれません。
まあ、どういう展開になるにせよ、ニジガクメンバーの成長や面白い一面が見られれば、私としては十分な話。まずは、目の前の1話に集中して、その回の面白さを目一杯堪能したいですね。
今話の感想は、これで以上です。最後に、この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」第4話「未知なるミチ」の感想です。
~ オープニング前 ~
「屋上から聞こえる歌に盛り上がってるみんなを見て、自分も未知なる道にチャレンジしたいって、そう思ったんだ・・・。」
その後日、愛は、スクールアイドルをやってみるかどうか璃奈と話し合っていました。
愛はやる気に満ちています。璃奈も気持ちは同じです。
その頃、スクールアイドル同好会のメンバーは部室を掃除中。
部室はあらかた綺麗になり、最後はネームプレートを飾りました。これで、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は復活を遂げました。
その直後、愛と璃奈が、侑達の元にやって来ました。
「実は、愛さん達も、この前の屋上ライブを見て、なんかドキドキしちゃってさ!」
「分かるよ! ときめいたんだね!」
「うん! そうそう!」
今日も他人との接触激しいっすね、侑さん。これぞ安心と信頼の侑だと思うが、コロナウイルス感染には十分気を付けろよ? まあ、この世界にはそんなのないでしょうから、言っても意味がないと思いますが。(笑)
「という訳で、2人とも入部希望です!」
「おおー!」
「大歓迎だよ!」
「やるからにはバッチリ頑張るし、みんなの事も手伝うよ!」
「ところで、スクールアイドル同好会って何するの?」
『え・・・。』
ちょっ。自分でテンアゲしといて、そこで落とすんかーい。やっぱり、愛さんは格が違うぜ!(笑)
~ Aパート ~
その後、侑達は部室で、何をしたいか話し合う事になりました。
スクールアイドルとなれば、やはり、ライブ。お披露目ライブはお流れとなっただけに、やりたい気持ちはマンマンです。
全国ツアーをやりたい、輪になって歌いたい、曲の間のお芝居、お昼寝タイムなどなど、それぞれやりたい事はあります。言ってる事はバラバラだけど、すごいやる気だと愛は感心します。
どんなライブにするかはさておき、まずは特訓だと、かすみは言います。どんなライブをするにせよ、パフォーマンスが素敵でなければ、ファンは喜びません。
エマは、グループに分かれて、やりたい練習をするのはどうかと提案。この案は受け入れられ、早速、グループに分かれての練習が始まりました。
ダンスをするなら身体を柔らかくする必要がありますが、彼方と璃奈は身体が固いです。
その一方・・・、
愛は抜群の柔軟力。そんな愛は、彼方と璃奈に、身体が柔らかくなるコツをアドバイス。
「息を大きく吸って・・・、ゆっくり吐いて・・・。」
「どう? ちょっとでもできるようになると楽しくない? 続けていけば、もっと柔らかくなっていくし!」
「うん。頑張る。」
愛は、色んな部活で助っ人として活躍しており、「部室棟のヒーロー」とまで呼ばれているほど。これほど柔軟性が高いのも納得です。
「そういえば彼方ちゃん、てっきり果林ちゃんも同好会入ると思ってたよ。」
「ん? そんな訳ないでしょ。私は、エマの悲しむ顔が見たくなかっただけよ。」
『へー?』
「な、何よ・・・。」
「ありがとう。」
「別に、いいわよ・・・。」
よーし、デレ果林ktkr! せつ菜の正体を見破った時は只者じゃないと思ったけど、やっぱり果林先輩はこうじゃないとね! 貴重なデレ顔、ゴチでした!(笑)
少しして、部室では・・・、
「おっほん! これより講義を始めます!」
「概論」を「害論」と間違えてやんの。さすが「スクスタ」でおバカ王になっただけの事はあるな。(笑)
しかも、スクールの「ク」が「ワ」に見えるんですが。そう思ったのは私だけですかね?(笑)
「面白そう!」
「その眼鏡、どうしたの?」
「せつ菜先輩に借りました!」
「無断で。」
「絶対怒られるよ!?」
それ、借りたって言わねーよ。愛さん、とっとと、かすみの事を「かすかす」と呼んで下さい。(笑)
「話の腰を折らない! 桜坂君! スクールアイドルには何が必要なのか答えなさい!」
「え、えーと、自分の気持ちを表現する事?」
「正解!」
「あ、正解なんだ・・・。」
「天王寺君にも同じ質問です! 答えをどうぞ!」
「ファンの人と気持ちを繋げる事?」
「正解!」
「1つじゃないんだ・・・。」
「最後に宮下君!」
「アッハハ、ごめん! 分かんないや!」
「ピンポンピンポーン! それも正解でーす!」
「何で?」
「あれー? しず子、分からないんですかー?」
かすみに煽られて、ふくれるしずくが可愛いなあ。これもまた、しずかすの醍醐味ですね。なお、個人的には、「も~・・・、プンプンだよー・・・!」もやってくれると嬉しかったりしています。(笑)
「今の質問には、ハッキリした答えなんてないんです! ファンの皆さんに喜んでもらえる事なら、どれも正解って事です!」
「へー、奥が深いんだね!」
「んー、合格!」
その後、愛と璃奈は、侑、歩夢、せつ菜と一緒に歌の練習。映像系の学科や部活が使っている収録ブースでの練習です。
「次は、どなたが歌われますか?」
「せっつーの歌が聞きたい!」
「せっつー? 私の事ですか?」
「うん! あだ名!」
「いいなあ。私は?」
「ゆうゆ!」
「じゃあ私は?」
「あゆピョン!」
「ピョンは、やめて・・・。」
Oh・・・。まだ「あゆピョン」を引っ張りますか・・・。「わくわくアニマル」の影響力がここまですごいとは思いもしませんでした。(笑)
「こ、これは!」
「新しく始まったアニメのエンディングだよね?」
「見てるんですか!? このシリーズを!」
「うん。子供の頃からずっと見てる。」
「前のシリーズの第29話見ました!? 自分を犠牲にしてマグマに飛び込もうとしたジャッカルを、コスモスが抱き締めるところ!」
「激アツだった。」
「ですよねー!」
なんか変なスイッチ入っちゃいましたね。まあ、でも、こうやって、隠れた趣味を誰かに直接熱く打ち明けられるのって、若いですよね。私くらいの歳になったら、ドン引き間違いなしだからなあ・・・。ハア・・・。(笑)
「せつ菜ちゃん、アニメ好きなんだ。」
「え・・・。はい・・・。親に禁止されてるので、夜中にこっそり見てるんですが・・・。」
「お家、厳しいの?」
「まあ、どちらかといえば・・・。」
「それで正体隠してたんだ・・・。」
「正体? あー! もしかして生徒会長!?」
「はい・・・。」
「そうだったんだ! 水臭いなあ!」
「この前は、ありがとう。」
「あ、いえ・・・。」
「愛さんも、せっつーが話していたアニメ、チェックするね!」
「え?」
「せっつーの熱い語り聞いてたら、楽しそうだなって思ったからさ!」
「楽しいですよ!」
「それじゃあ、ここからはアニソン縛りでいこう!」
『おー!』
しばらくして、侑達5人は、ぬか漬けをいただいていました。愛の祖母特製だそうです。
他のメンバーも部室に戻ってきました。今日の練習は終わりですが、せつ菜は、かすみと話したい事があるようで、残ってほしいと言います。
「め、眼鏡の事なら何度もごめんなさいしましたよね・・・?」
「それではなくて・・・。」
何で、無断で借りた事を自らバラすんねん(笑)。まあ、でも、こういう根の良いのところは、かすみの魅力の1つ。かすみが何かイタズラをしようと、「まあ、かすみんならいいか」と微笑ましい気分になっちゃうんですよね。
その後、かすみとせつ菜以外のメンバーは外に出て、会話を交わしていました。
「同好会はどう?」
「楽しい。」
「ん?」
「こんなウキウキなりなりー、初めて見たよ! 愛さんも楽しい!」
「ごめんなさい。私、上手く気持ち出せなくて・・・。」
「ううん。楽しんでくれてるなら良かった!」
「でも、ホント、他ではやってない事ばかりで、すっごく新鮮!」
「そんなに違う?」
「違うよ! かすみんが、アイドルはどれも正解って言ってたけど、実際その通りってゆーか、みんなやっぱりタイプ違うけど、すっごく優しくて面白くて、そこが最高って感じだし、このメンバーでどんなライブする事になるんだろうって、考えただけでめっちゃワクワクするよ!」
「愛ちゃんは鋭いねー。」
「分かってはいるんです・・・。私達が先に考えなきゃいけない事って・・・。」
「ソロアイドルですか・・・。」
「私達だからできる、新しい一歩です。部員1人1人が、ソロアイドルとしてステージに立つ。その選択肢は、皆さんの頭の中にもあるはずです。」
「はい・・・。でも、それって、簡単には決められないですよね・・・?」
「1人で、ステージに・・・。」
「ちょっと考えちゃうよねー・・・。グループは、みんな協力し合えるけど、ソロアイドルは誰にも助けてはもらえないだろうし・・・。」
「正直、不安です・・・。皆さんに喜んでもらえるだけのものが、私1人にあるのでしょうか・・・?」
~ Bパート ~
それから後日・・・、
「正解が1つなら分かりやすいよね・・・。」
「スポーツにはルールがある・・・。でも、愛さん達の目指すスクールアイドルには、そういうのはなくて、自分1人・・・。」
「愛さんだけでどんなスクールアイドルになれるのかな・・・? 愛さんの正解って何なのかな・・・?」
「こんな事、今まで考えた事なかったよ・・・。」
ちょうどその時・・・、
お、ここで「かすかす」を入れてきたか。まだ「かすかす」呼びしないから、「あれ?」と思いましたが、これぞ、私の知ってる愛さん。本人がいないのをいい事に、やりたい放題ですな!(笑)
それにしても、璃奈のスタンプ、すごいなあ。普段は感情表現が乏しい一方で、心の中では、めちゃくちゃおしゃべりですね(笑)。なんとも璃奈らしいです。
そして翌日、集合2時間前から、愛は家を出て、レインボー公園に向かって走りました。
しばらくして、レインボー公園に到着しましたが、まだ1時間前。ここでずっと待っているのは退屈なため、レインボーブリッジの遊歩道を走りました。
少し走ると、エマの姿が。エマも早起きしたそうで、この遊歩道を走っていました。
「昨日はソロアイドルと聞いて、驚いた?」
「確かに驚いたけど、一番驚いたのは、自分に対してなんだよね・・・。」
「ん?」
「同好会のみんなが悩んでるのって、自分を出せるかって事でしょ? 今まで色んな部活で助っ人やってたけど、考えてみたら、みんなと一緒にやる競技ばかりでさ・・・。いやー、めっちゃハードル高いよね・・・。」
「ソロアイドルか・・・。」
「そろそろ走ろっか。」
「ん?」
「9時だし、もう行く時間だよ?」
「どうしたの?」
「アハハハハハハ! ウケる!」
「え?」
「ソロでそろそろ! 9時(くじ)だし、行く時間(いくじかん)って! アハハハ! ダジャレだよね!」
「ダジャレ? ああ、全然気付かなかったよ!」
「愛ちゃんが同好会に来てくれて良かった・・・。」
「え? 何で?」
「すっごく前向きでいてくれるから!」
「そう? 今はめっちゃ悩んでるけど・・・。」
「でも、みんなといる時、いつも楽しそうにしてたよね!」
「私達、色々あって、ようやくスタートラインに立ったばかりなんだ・・・。きっと、みんなが不安で、でも、本当は、それと同じくらい、これからに期待してると思うんだ・・・。そうじゃなけりゃ悩まないもの・・・。まだ、一歩を踏み出す勇気が出ないだけ・・・。」
「愛ちゃんが来てから、同好会のみんなの笑顔、すっごく増えてるんだよ!」
「そうなの? 自覚ないけど・・・。」
「ないから、すごいんだよ!」
「そうかな?」
「そうだよ!」
「えへへ・・・。」
「そっか・・・。」
「ありがとう、エマっち! 走ってくる!」
「あ、愛ちゃん?」
「そんな事でいいんだ・・・。誰かに楽しんでもらう事が好き・・・。自分が楽しむ事が好き・・・。そんな楽しいを、みんなと分かち合えるスクールアイドル!」
「それができたら、アタシは、未知なる道に、駆け出していける! ミチだけに!」
「みんなと一緒・・・。ステージは、1人じゃない! サイコー!」
「すごいね・・・。あれが愛ちゃんのステージなんだ・・・。私、みんなのステージも見てみたい・・・。1人だけど、1人1人だからこそ、色んな事できるかも!」
「そんなみんながライブをやったら、なんかすっごい事になりそうな気がしてきちゃった!」
「なんか侑ちゃんもすごいね。」
「え?」
「負けてられませんね!」
「燃えてきた・・・。」
「うん!」
「そうだね!」
~ エンディング後 ~
「歩夢、最高に(さいこうに)可愛いね! 高2(こうに)だけに! 走るのってランランするよね! ランだけに!」
「アハハハハ!」
「次は同好会(どうこうかい)で、どーこー行こうかい(どーこーいこうかい)?」
「すごくウケてますね・・・。」
「侑ちゃん、幼稚園の頃から、ずっと笑いのレベルが赤ちゃんだから・・・。」
「何でいきなりダジャレを?」
「スクールアイドルの特訓だよ!」
今回は、これで終了です。
【まとめ】
愛と璃奈が同好会に加入したものの、愛は、どんなスクールアイドルになりたいか悩みましたが、エマとの話を経て、皆と一緒に楽しい気持ちを分かち合えるスクールアイドルになりたいと決めました。
という事で、今回は、愛がメインの話。勉強も運動もできて、誰にでも気さくに話しかけられて、いつも元気で笑顔を絶やさなかったりと(どんなスクールアイドルになるかでは表情が曇っていましたが)、愛の魅力が上手く描かれていたと思います。
また、侑の名前を「ゆうゆ」と、あだ名呼びしていたのも、ホッコリしました。アニメ版の「あなた」の名前が侑に決まった時、愛は侑をどう呼ぶのか、かなり気になってましたからね。やっぱり、愛さんは格が違うぜ!(今記事2回目です(笑))
愛が得意のダジャレも、エンディングが終わった時は「あれ? 今回はなし?」と疑問に思っていましたが、エンディング後で連発してくれて安心しました。しかも、侑を巻き込んでいて。
侑がすごくウケていたのも、スクスタの「あなた」の設定を忠実に表していて何よりでした。「笑いのレベルが赤ちゃん」と歩夢が言っていたのも、「スクスタ」のプレイ動画を見た身としては、興奮ポイントですね。
ライブ曲「サイコーハート」についても、愛らしさがしっかり描かれていたと思います。
特に、身体を目一杯動かして、楽しい気持ちを表現していたのが印象的でした。愛の声役・村上奈津実さんのニジガクライブ動画を見た時も、他のキャストよりも身体を大きく動かしていたところに目を惹かれただけに、アニメ版でもそれをちゃんと描いていたのは良かったと思いました。
そして、愛のダンスを見て、周りが楽しんでいたのも見所でした。自分の目指すスクールアイドルの正解は分からずとも、自分の楽しい気持ちを単純に素直に表現できれば、見ている人達にもそれは伝わるもの。
それに、愛は、他人を見て、こうすればもっと楽しくなれるだろうと直感的に思い付くのも特徴。「楽しいの天才」ってやつですね。
だから、難しい事を考えず、今まで通りで十分なんですよね。それが、愛にとっても、他メンバーにとっても、未知の領域でも明るく歩いていける事に繋がるんじゃないかと思いますね。
あと、今回は、部員1人1人がソロアイドルとしてステージに立つという話が出ました。「ラブライブ!」「ラブライブ!サンシャイン!!」では、こういう話はまったくなかっただけに、超異例の展開といえるでしょう。
とはいえ、実際、ニジガクは、アニメ化決定のずっと前からソロ活動をメインにしており、この展開はそこまで不思議なものではないでしょう。それに、メンバーの様々な個性はまるで虹のようだと考えれば、それぞれの色を輝かせて、さらに綺麗な虹を作るために、ソロアイドルとして活躍させる線は悪くないと思います。
と言っても、侑以外のメンバー9人が一緒にステージに立つ事は最終回までにはあるでしょう。侑についても、「スクスタ」と異なって、自分もスクールアイドルとしてステージに立つ可能性があるかもしれません。
まあ、どういう展開になるにせよ、ニジガクメンバーの成長や面白い一面が見られれば、私としては十分な話。まずは、目の前の1話に集中して、その回の面白さを目一杯堪能したいですね。
今話の感想は、これで以上です。最後に、この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。