今話の名セリフ:「みんなで分け合うって、いいもんだよ・・・。」(天宮えれな)
「スター☆トゥインクルプリキュア」第23話「フワがいっぱい!? フワ☆パニック!」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日、ロケットでは、ユニの歓迎会が行われていました。ですが、当のユニは乗り気ではありません。
いつも何をしているのか、ちゃんとご飯を食べているのか心配するひかる達ですが、ユニは携帯食を持っているから大丈夫だと返します。それに興味津々なフワ。
えれなが沢山のご馳走を用意していますが、ユニは興味なし。携帯食を口にしようとしたところ・・・、
食べちゃダメだとユニは注意するものの、時既に遅し。携帯食を食べたフワは・・・、
~ Aパート ~
フワはどんどん増えていき、もはや歓迎会どころではなくなってしまいました。
AIによると、ユニの携帯食「マタークッキー」に含まれている宇宙マタタビ成分が、フワの増殖を引き起こした可能性が高いようです。
『お・な・か・す・い・た・フ・ワ!』
ご馳走を食べたフワは満足して消えていきました。
どうやら、何か食べさせれば消えてくれるようです。トゥインクルブックで描いた食べ物でもOK。
『おなかすいたフワ!』
『おいしいフワ!』
『おなかすいたフワ!』
『おいしいフワ!』
『おなかすいたフワ!』
『おいしいフワ!』
『おなかすいたフワ!』
「これじゃ追いつかないよ!」
まったくなあ。ホント、無限ループって怖くね?(笑)
フワの増殖はとどまるところを知らず、ロケットの外にまで出てしまいました。
人目に触れてはまずいため、何とかしたいところ。ドーナツ製造機でドーナツを作っているため、それである程度の対処はできそうです。
「フワは、私が何とかするニャン!」
「ユニ!」
直後、えれなは、紙袋を持って後を追いかけました。
すぐに、ユニはフワを2体発見しますが、どちらもコピー。食べるものを持っていないため、どうにもできません。
直後、えれなが手助け。紙袋に入れていた、今朝サンドイッチを作った時のパンの耳を食べさせました。
しかし、やって来たコピーフワは沢山います。パンの耳を食べさせて、ここに来たコピーフワはすべて消えましたが、紙袋に入っていたパンの耳もなくなってしまいました。
直後、ひかるとプルンスがドーナツを持ってきました。
「絶品プルンスタードーナツのお届けでプルンス!」
「ありがとう。で、ロケットの方は大丈夫?」
「ララとまどかさんに任せたから大丈夫!」
「本物のフワの動きは?」
「湖の方へ向かってるって、AIさんが。」
プルンスがドーナツの味自慢をしてるのに、誰も聞いてなくてフイタ。プルンス、後で、そのドーナツを肴に、美味いビールでも飲みながら聞いてやるからな・・・。まあ、ビールがプルンスの口に合うどうかは知ったこっちゃないですが。(笑)
湖なら1人で行けると、ユニは先に場を離れました。
ひかるの家の方にも、コピーフワが近付いているそうで、ひかるとプルンスは家に向かいます。えれなは、ユニの後を追いかける事に。
ロケットにいたコピーフワはどうにかなりました。
AIによると、マタークッキーで生物が増殖する例は他にないとの事。となると、フワ特有の反応のようです。
直後、ドーナツ製造機がオーバーヒート。これ以上ドーナツは作れなくなってしまいました。
という事で、作ったドーナツをすべて持って外に出る事に。
少しして、ひかるの飼い犬・イエティが吠えていました。というのも、目の前にコピーフワが沢山いるため。
イエティの異変に気付いたひかるの祖父・春吉が外に出ようとしたところ、ひかるが帰ってきました。
「お、おじいちゃん・・・、どうかしたの?」
「お前こそ、友達の家に行ったんじゃ?」
「あ・・・、えっと・・・。おじいちゃんに大事な話があって・・・。」
「大事な話?」
「好きな人でもできたんじゃないの?」
「え・・・。」
「入りなさい。じっくり話を聞こう。」
「ちょ、ちょっと待って・・・。そ、そんな話ではなくて・・・。」
そんな話じゃなくても、好きな人はいますよね? 今月7日に誕生日を迎えたあの子が。ここらで、「キミ達とっとと結婚しろ」と言わせるような濃密な話が来てほしいと期待しています。(笑)
ですが、春吉が外に出てこなかったので、結果オーライ。プルンスがドーナツを食べさせて、ひかるの家に来たコピーフワを消しました。
同じ頃・・・、
「観星町の事は調べたし、湖の場所も分かってる。本物のフワは私が保護するから!」
「あれも1人で何とかできるの?」
大量のコピーフワが商店街に向かっていました。本物のフワもこの群れの中に。コピーフワは今も増え続けています。
~ Bパート ~
商店街には人が沢山います。上手く人目を避けてフワの対処をしたいところ。
ユニは、ある事を思い付きました。変身用の香水を手に、先に商店街に向かいます。
その後・・・、
「みんな、こんにちわ! 宇宙アイドル・マオニャン! 私の歌、聞いてニャン!」
「みんな、今日はありがとニャン!」
ユニがマオとして商店街の人の目を引き付けている間に、えれなが、人気のない所でコピーフワを消しました。しかし、本物のフワは見つかっていません。
「待って! どうして1人で行こうとするの?」
「決まってるでしょ・・・。私の責任だから・・・。」
「責任って・・・。」
「私のせいで起きた事だから・・・。誰にも迷惑はかけたくない・・・。」
「あのね・・・、責任だとか迷惑だとか、そんな事思ってない・・・。みんな、フワが心配で探してるんだよ・・・。」
「フワだけじゃない・・・。あなたの事も・・・。」
「今までは1人で何でも解決してきたかもしれないけど、1人で抱え込まないで・・・。みんなで分け合うって、いいもんだよ・・・。」
「みんなで分け合う?」
「うん。」
直後、えれなとユニは、ノットレイダーのUFOを目にしました。
同じ頃、ララとまどかは、大量のドーナツを持って、フワを探していました。
「ところで、フワはどうやって増殖を?」
「宇宙マタタビの刺激をきっかけに、フワの横隔膜のけいれんから、声紋が開いて、音を発し、そのたびに増殖しています。」
「音を発し、って?」
「フワヒック、フワヒックと。」
「それ、しゃっくりでは?」
『しゃっくり?』
おい。AI、しっかりしろ。AIは、人工知能(Artifical Intelligence)という意味ではなく、アホ知能(Aho Intelligence)という意味だと言われても知らんからな?(笑)
地上に降り立ったカッパードとノットレイ達も、本物のフワ探しに難航。
ちょうどその時、えれなとユニが現場に到着。すぐにユニは本物のフワを発見しますが、カッパードに知られてしまいます。
ユニは本物のフワを守りますが、生身ではどうにもなりません。フワはカッパードの手に。
直後、ひかる、ララ、まどか、プルンスも到着。フワを取り戻すため、ひかる達はプリキュアに変身します。
カッパードは、コピーフワのイマジネーションを黒くして、武器を変化させました。
コスモは、カッパードがいるUFOに向かってジャンプ。
行く手を阻むノットレイ達は難なく蹴散らすものの、カッパードの武器から繰り出される雲状攻撃につかまり、地に落とされます。
ですが、スター達がプルンスをクッションにして、衝撃を和らげました。
「危なかったでプルンス!」
「どうして・・・。」
「言ったでしょ? 責任、分け合うって・・・。」
「フワを、取り戻して!」
「任せるニャン!」
反撃開始。カッパードの攻撃が強力になりましたが、セレーネアロー、スターパンチ、ミルキーアローで相殺。
その後、ソレイユが強い蹴りで、コスモをUFOへ飛ばします。コスモは、カッパードの攻撃をかわして、フワを取り戻しました。
すぐに、コスモは、フワをスターにパス。そして・・・、
「レインボーパフューム! いくニャン!」
「プリンセススターカラーペン! おとめ座! クルクルチャージ!」
「プリキュア! レインボースプラッシュ!」
武器をどうにかできました。カッパード達は撤退。
「クッキーたべてごめんフワ・・・。」
気付けば、フワのしゃっくりが止まっています。カッパードに捕まった時に驚いた事で、止まったようです。
少しして、コピーのフワをすべて消す事ができました。
「ユニ!」
「1つ借りができちゃったわね。じゃ。」
「なら、これからその借りを返してくれる? ウェルカムパーティーで!」
「今から!?」
「お料理全部食べられちゃったルン・・・。」
「ドーナツなら・・・。1つですが・・・。」
「7人で分け合うの難しそう・・・。」
「うち、きょうだい多いから、貸してごらん。」
「じゃあ、まずは、これで乾杯!」
「ウェルカム、ユニ! 乾杯!」
今回は、これで終了です。
次回:「ココロ溶かす! アイスノー星の演奏会☆」
ひかる達がペンを追ってやってきたのはアイスノー星。雪と氷がいっぱいで、この暑い時期にはちょうどいいです。
そこで出会ったのは、雪だるまのような「ユキオ」。鼻に差さっているのは、プリンセススターカラーペンのようです。
ユキオは、クールな「イルマ」が大好きですが、イルマの笑顔を見た事がありません。イルマを笑わせたらペンをくれると、ユキオは言いますが、果たして?
今回のラッキー星座
よっしゃ! うお座ktkr!
「自己(じこ)アピールにツキあり」か。そういえば最近、ダウンロードしたお気に入り画像を、つい操作ミスして消去しちゃったなあ。(事故(じこ)アピールじゃねーよ(笑))
公式ホームページによると、ラッキーカラはブラック。ノットレイダーの誰かが私のイマジネーションを黒く塗り潰してくれないかなー。(お前、それでいいのか(笑))
【まとめ】
ユニの携帯食・マタークッキーを食べたフワは、しゃっくりが起きて、際限なく増殖していき、カッパードの手に渡りましたが、力を合わせて、増殖したフワを対処し、本物のフワを取り戻しました。
さて、今話のポイントは「1人で抱え込むよりも、分け合う事」ですかね。
次回予告のすごい絵面やタイトルからギャグ回と思っていたのですが、力を合わせる事の大切さを説く良い話でした。プリキュアは多人数で戦うのが基本ゆえ、力を合わせる事の素晴らしさは過去作でも何度も主張されていますが、いつ見ても良いものだと思いますし、ユニはプリキュアになってまだ日が浅い事を考えると、良いタイミングに盛り込んできたと思います。
ユニは、プリキュアになる前は1人で行動していました。惑星レインボーの住人は、ユニを除いて全員石にされてますし、変化の能力は他の異星人から怖れられている事から協力できるパートナーもいませんでした。
それゆえ、孤立無援で戦わねばならず、目的遂行のためには、危ない橋を渡ったりもしました。宇宙怪盗として行動したり、バケニャーンとして敵のアジトに潜入したりと。
ユニにとって、単独行動は慣れっこで、誰かが付き添うのは、やりづらさを感じる事でしょう。惑星レインボーが滅ぶ前は、生きていくために力を合わせてはいたでしょうけど、それは、同じ星の住人同士での話。
異星人との協力は、未知の体験であり、抵抗を感じるのも致し方ない事だと思います。
ですが、人は、自分1人だけの力で生きていくのは不可能な事。いくら単独行動に慣れていても、個々の力には限界がありますし、どこかで行き詰まる事もあるでしょう。
しかし、誰かと協力すれば、できる事が沢山あります。誰かに頼る事が情けないなんて思う事もあるでしょうけど、だからといって、意固地になって自分1人だけではできない事を自分だけで解決しようと思っても、できないものはできないでしょうし、無為に時が過ぎ去っていくだけです。
そうならないためにも、誰かと力を合わせる事は必要でしょう。誰かに頼る事は決して恥ではないのです。
誰かに甘えたい時には素直に甘えた方が良いですし、責任だとか悩みだとかを分け合うのも悪くはありません。それで、未来が切り拓けるというのなら。
といっても、ユニはまだ、仲間がいる事の頼もしさや温かさを完全には理解していないでしょう。ですが、これまでの境遇を考えれば、たった1話で理解しろなんて言うのは愚の骨頂。少しずつでもいいから、ひかる達の事を信じてくれればそれで十分かな、と思いますね。
次にストーリーの大筋が進むのは、9月に入ってからになるでしょう。その時まで話数は結構ありますし、その時までにじっくり結束力を高めていってほしいと、引き続きユニの成長に注目していきたいと思います。
また、フワがマタークッキーを食べた事に謝ったのも、良いところでした。
小さい子供は色んなものに興味を示すもの。しかし、それが行き過ぎて誰かに迷惑をかけてしまう事だってあります。
興味を示す事は悪い事ではないですし、大人の責任というケースも多くあるでしょう。マタークッキーを食べた件は、前に刺激が強いからあげられないと言っていたにもかかわらず、不用意にひかる達に見せつけ過ぎたのが良くなかったと思われ、ユニに非があったと、私は感じています。
それでもフワがちゃんと謝っていたのは、すごく良かったと思いますね。お騒がせしてしまった事の申し訳なさが大きいと思いますが、ユニの食べ物を勝手に食べちゃった事の謝罪もあるでしょう。考え過ぎかもしれませんが。
フワは、メイン視聴層の女の子達よりも少しばかり精神年齢が幼く、そんなフワが謝った事は、女の子達への良い模範になっていたと思います。そこまで目立たなかったシーンではありませんでしたが、良い描写だと感じました。
あと、今話の原画に携わったスタッフ様は、本当にお疲れ様でした。あの大量のフワを何シーンにも渡って描いたのは、本当にすご過ぎると、ただただ感心するばかりです。
今話の作画監督は青山充さん。青山さんなら、この仕事っぷりも納得ですね。さすがに1人原画という事はなかったですが、今話の原画担当に大して人数をかけていなかったのは見事なもの。
やっぱり、青山さんが沢山のフワを描いたんでしょうかね。朝から晩まで黙々とフワを描き続けていたのが、何となく想像できます。
青山さんは今65歳と、高齢者の仲間入りなのに、あれだけの仕事をやり遂げたのは、本当にすご過ぎる! 今後も、青山さん、いや、ゴッド青山様のすさまじい仕事っぷりに期待したいと思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「スター☆トゥインクルプリキュア」第23話「フワがいっぱい!? フワ☆パニック!」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日、ロケットでは、ユニの歓迎会が行われていました。ですが、当のユニは乗り気ではありません。
いつも何をしているのか、ちゃんとご飯を食べているのか心配するひかる達ですが、ユニは携帯食を持っているから大丈夫だと返します。それに興味津々なフワ。
えれなが沢山のご馳走を用意していますが、ユニは興味なし。携帯食を口にしようとしたところ・・・、
食べちゃダメだとユニは注意するものの、時既に遅し。携帯食を食べたフワは・・・、
~ Aパート ~
フワはどんどん増えていき、もはや歓迎会どころではなくなってしまいました。
AIによると、ユニの携帯食「マタークッキー」に含まれている宇宙マタタビ成分が、フワの増殖を引き起こした可能性が高いようです。
『お・な・か・す・い・た・フ・ワ!』
ご馳走を食べたフワは満足して消えていきました。
どうやら、何か食べさせれば消えてくれるようです。トゥインクルブックで描いた食べ物でもOK。
『おなかすいたフワ!』
『おいしいフワ!』
『おなかすいたフワ!』
『おいしいフワ!』
『おなかすいたフワ!』
『おいしいフワ!』
『おなかすいたフワ!』
「これじゃ追いつかないよ!」
まったくなあ。ホント、無限ループって怖くね?(笑)
フワの増殖はとどまるところを知らず、ロケットの外にまで出てしまいました。
人目に触れてはまずいため、何とかしたいところ。ドーナツ製造機でドーナツを作っているため、それである程度の対処はできそうです。
「フワは、私が何とかするニャン!」
「ユニ!」
直後、えれなは、紙袋を持って後を追いかけました。
すぐに、ユニはフワを2体発見しますが、どちらもコピー。食べるものを持っていないため、どうにもできません。
直後、えれなが手助け。紙袋に入れていた、今朝サンドイッチを作った時のパンの耳を食べさせました。
しかし、やって来たコピーフワは沢山います。パンの耳を食べさせて、ここに来たコピーフワはすべて消えましたが、紙袋に入っていたパンの耳もなくなってしまいました。
直後、ひかるとプルンスがドーナツを持ってきました。
「絶品プルンスタードーナツのお届けでプルンス!」
「ありがとう。で、ロケットの方は大丈夫?」
「ララとまどかさんに任せたから大丈夫!」
「本物のフワの動きは?」
「湖の方へ向かってるって、AIさんが。」
プルンスがドーナツの味自慢をしてるのに、誰も聞いてなくてフイタ。プルンス、後で、そのドーナツを肴に、美味いビールでも飲みながら聞いてやるからな・・・。まあ、ビールがプルンスの口に合うどうかは知ったこっちゃないですが。(笑)
湖なら1人で行けると、ユニは先に場を離れました。
ひかるの家の方にも、コピーフワが近付いているそうで、ひかるとプルンスは家に向かいます。えれなは、ユニの後を追いかける事に。
ロケットにいたコピーフワはどうにかなりました。
AIによると、マタークッキーで生物が増殖する例は他にないとの事。となると、フワ特有の反応のようです。
直後、ドーナツ製造機がオーバーヒート。これ以上ドーナツは作れなくなってしまいました。
という事で、作ったドーナツをすべて持って外に出る事に。
少しして、ひかるの飼い犬・イエティが吠えていました。というのも、目の前にコピーフワが沢山いるため。
イエティの異変に気付いたひかるの祖父・春吉が外に出ようとしたところ、ひかるが帰ってきました。
「お、おじいちゃん・・・、どうかしたの?」
「お前こそ、友達の家に行ったんじゃ?」
「あ・・・、えっと・・・。おじいちゃんに大事な話があって・・・。」
「大事な話?」
「好きな人でもできたんじゃないの?」
「え・・・。」
「入りなさい。じっくり話を聞こう。」
「ちょ、ちょっと待って・・・。そ、そんな話ではなくて・・・。」
そんな話じゃなくても、好きな人はいますよね? 今月7日に誕生日を迎えたあの子が。ここらで、「キミ達とっとと結婚しろ」と言わせるような濃密な話が来てほしいと期待しています。(笑)
ですが、春吉が外に出てこなかったので、結果オーライ。プルンスがドーナツを食べさせて、ひかるの家に来たコピーフワを消しました。
同じ頃・・・、
「観星町の事は調べたし、湖の場所も分かってる。本物のフワは私が保護するから!」
「あれも1人で何とかできるの?」
大量のコピーフワが商店街に向かっていました。本物のフワもこの群れの中に。コピーフワは今も増え続けています。
~ Bパート ~
商店街には人が沢山います。上手く人目を避けてフワの対処をしたいところ。
ユニは、ある事を思い付きました。変身用の香水を手に、先に商店街に向かいます。
その後・・・、
「みんな、こんにちわ! 宇宙アイドル・マオニャン! 私の歌、聞いてニャン!」
「みんな、今日はありがとニャン!」
ユニがマオとして商店街の人の目を引き付けている間に、えれなが、人気のない所でコピーフワを消しました。しかし、本物のフワは見つかっていません。
「待って! どうして1人で行こうとするの?」
「決まってるでしょ・・・。私の責任だから・・・。」
「責任って・・・。」
「私のせいで起きた事だから・・・。誰にも迷惑はかけたくない・・・。」
「あのね・・・、責任だとか迷惑だとか、そんな事思ってない・・・。みんな、フワが心配で探してるんだよ・・・。」
「フワだけじゃない・・・。あなたの事も・・・。」
「今までは1人で何でも解決してきたかもしれないけど、1人で抱え込まないで・・・。みんなで分け合うって、いいもんだよ・・・。」
「みんなで分け合う?」
「うん。」
直後、えれなとユニは、ノットレイダーのUFOを目にしました。
同じ頃、ララとまどかは、大量のドーナツを持って、フワを探していました。
「ところで、フワはどうやって増殖を?」
「宇宙マタタビの刺激をきっかけに、フワの横隔膜のけいれんから、声紋が開いて、音を発し、そのたびに増殖しています。」
「音を発し、って?」
「フワヒック、フワヒックと。」
「それ、しゃっくりでは?」
『しゃっくり?』
おい。AI、しっかりしろ。AIは、人工知能(Artifical Intelligence)という意味ではなく、アホ知能(Aho Intelligence)という意味だと言われても知らんからな?(笑)
地上に降り立ったカッパードとノットレイ達も、本物のフワ探しに難航。
ちょうどその時、えれなとユニが現場に到着。すぐにユニは本物のフワを発見しますが、カッパードに知られてしまいます。
ユニは本物のフワを守りますが、生身ではどうにもなりません。フワはカッパードの手に。
直後、ひかる、ララ、まどか、プルンスも到着。フワを取り戻すため、ひかる達はプリキュアに変身します。
カッパードは、コピーフワのイマジネーションを黒くして、武器を変化させました。
コスモは、カッパードがいるUFOに向かってジャンプ。
行く手を阻むノットレイ達は難なく蹴散らすものの、カッパードの武器から繰り出される雲状攻撃につかまり、地に落とされます。
ですが、スター達がプルンスをクッションにして、衝撃を和らげました。
「危なかったでプルンス!」
「どうして・・・。」
「言ったでしょ? 責任、分け合うって・・・。」
「フワを、取り戻して!」
「任せるニャン!」
反撃開始。カッパードの攻撃が強力になりましたが、セレーネアロー、スターパンチ、ミルキーアローで相殺。
その後、ソレイユが強い蹴りで、コスモをUFOへ飛ばします。コスモは、カッパードの攻撃をかわして、フワを取り戻しました。
すぐに、コスモは、フワをスターにパス。そして・・・、
「レインボーパフューム! いくニャン!」
「プリンセススターカラーペン! おとめ座! クルクルチャージ!」
「プリキュア! レインボースプラッシュ!」
武器をどうにかできました。カッパード達は撤退。
「クッキーたべてごめんフワ・・・。」
気付けば、フワのしゃっくりが止まっています。カッパードに捕まった時に驚いた事で、止まったようです。
少しして、コピーのフワをすべて消す事ができました。
「ユニ!」
「1つ借りができちゃったわね。じゃ。」
「なら、これからその借りを返してくれる? ウェルカムパーティーで!」
「今から!?」
「お料理全部食べられちゃったルン・・・。」
「ドーナツなら・・・。1つですが・・・。」
「7人で分け合うの難しそう・・・。」
「うち、きょうだい多いから、貸してごらん。」
「じゃあ、まずは、これで乾杯!」
「ウェルカム、ユニ! 乾杯!」
今回は、これで終了です。
次回:「ココロ溶かす! アイスノー星の演奏会☆」
ひかる達がペンを追ってやってきたのはアイスノー星。雪と氷がいっぱいで、この暑い時期にはちょうどいいです。
そこで出会ったのは、雪だるまのような「ユキオ」。鼻に差さっているのは、プリンセススターカラーペンのようです。
ユキオは、クールな「イルマ」が大好きですが、イルマの笑顔を見た事がありません。イルマを笑わせたらペンをくれると、ユキオは言いますが、果たして?
今回のラッキー星座
よっしゃ! うお座ktkr!
「自己(じこ)アピールにツキあり」か。そういえば最近、ダウンロードしたお気に入り画像を、つい操作ミスして消去しちゃったなあ。(事故(じこ)アピールじゃねーよ(笑))
公式ホームページによると、ラッキーカラはブラック。ノットレイダーの誰かが私のイマジネーションを黒く塗り潰してくれないかなー。(お前、それでいいのか(笑))
【まとめ】
ユニの携帯食・マタークッキーを食べたフワは、しゃっくりが起きて、際限なく増殖していき、カッパードの手に渡りましたが、力を合わせて、増殖したフワを対処し、本物のフワを取り戻しました。
さて、今話のポイントは「1人で抱え込むよりも、分け合う事」ですかね。
次回予告のすごい絵面やタイトルからギャグ回と思っていたのですが、力を合わせる事の大切さを説く良い話でした。プリキュアは多人数で戦うのが基本ゆえ、力を合わせる事の素晴らしさは過去作でも何度も主張されていますが、いつ見ても良いものだと思いますし、ユニはプリキュアになってまだ日が浅い事を考えると、良いタイミングに盛り込んできたと思います。
ユニは、プリキュアになる前は1人で行動していました。惑星レインボーの住人は、ユニを除いて全員石にされてますし、変化の能力は他の異星人から怖れられている事から協力できるパートナーもいませんでした。
それゆえ、孤立無援で戦わねばならず、目的遂行のためには、危ない橋を渡ったりもしました。宇宙怪盗として行動したり、バケニャーンとして敵のアジトに潜入したりと。
ユニにとって、単独行動は慣れっこで、誰かが付き添うのは、やりづらさを感じる事でしょう。惑星レインボーが滅ぶ前は、生きていくために力を合わせてはいたでしょうけど、それは、同じ星の住人同士での話。
異星人との協力は、未知の体験であり、抵抗を感じるのも致し方ない事だと思います。
ですが、人は、自分1人だけの力で生きていくのは不可能な事。いくら単独行動に慣れていても、個々の力には限界がありますし、どこかで行き詰まる事もあるでしょう。
しかし、誰かと協力すれば、できる事が沢山あります。誰かに頼る事が情けないなんて思う事もあるでしょうけど、だからといって、意固地になって自分1人だけではできない事を自分だけで解決しようと思っても、できないものはできないでしょうし、無為に時が過ぎ去っていくだけです。
そうならないためにも、誰かと力を合わせる事は必要でしょう。誰かに頼る事は決して恥ではないのです。
誰かに甘えたい時には素直に甘えた方が良いですし、責任だとか悩みだとかを分け合うのも悪くはありません。それで、未来が切り拓けるというのなら。
といっても、ユニはまだ、仲間がいる事の頼もしさや温かさを完全には理解していないでしょう。ですが、これまでの境遇を考えれば、たった1話で理解しろなんて言うのは愚の骨頂。少しずつでもいいから、ひかる達の事を信じてくれればそれで十分かな、と思いますね。
次にストーリーの大筋が進むのは、9月に入ってからになるでしょう。その時まで話数は結構ありますし、その時までにじっくり結束力を高めていってほしいと、引き続きユニの成長に注目していきたいと思います。
また、フワがマタークッキーを食べた事に謝ったのも、良いところでした。
小さい子供は色んなものに興味を示すもの。しかし、それが行き過ぎて誰かに迷惑をかけてしまう事だってあります。
興味を示す事は悪い事ではないですし、大人の責任というケースも多くあるでしょう。マタークッキーを食べた件は、前に刺激が強いからあげられないと言っていたにもかかわらず、不用意にひかる達に見せつけ過ぎたのが良くなかったと思われ、ユニに非があったと、私は感じています。
それでもフワがちゃんと謝っていたのは、すごく良かったと思いますね。お騒がせしてしまった事の申し訳なさが大きいと思いますが、ユニの食べ物を勝手に食べちゃった事の謝罪もあるでしょう。考え過ぎかもしれませんが。
フワは、メイン視聴層の女の子達よりも少しばかり精神年齢が幼く、そんなフワが謝った事は、女の子達への良い模範になっていたと思います。そこまで目立たなかったシーンではありませんでしたが、良い描写だと感じました。
あと、今話の原画に携わったスタッフ様は、本当にお疲れ様でした。あの大量のフワを何シーンにも渡って描いたのは、本当にすご過ぎると、ただただ感心するばかりです。
今話の作画監督は青山充さん。青山さんなら、この仕事っぷりも納得ですね。さすがに1人原画という事はなかったですが、今話の原画担当に大して人数をかけていなかったのは見事なもの。
やっぱり、青山さんが沢山のフワを描いたんでしょうかね。朝から晩まで黙々とフワを描き続けていたのが、何となく想像できます。
青山さんは今65歳と、高齢者の仲間入りなのに、あれだけの仕事をやり遂げたのは、本当にすご過ぎる! 今後も、青山さん、いや、ゴッド青山様のすさまじい仕事っぷりに期待したいと思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。