今話の名セリフ:「Liella!は、この学校の・・・、スーパースターなんだよ!」
「ラブライブ!スーパースター!!」2期第3話「優勝候補」の感想です。
~ オープニング前 ~
今日もLiella!は練習に励んでいました。
その途中・・・、
「あれは、ステージっすか?」
「うん。きな子ちゃんは見るの初めて?」
「はい!」
ここは、約1年前に、かのんと可可が歌っていたステージです。
あの時は、代々木スクールアイドルフェスに出場して歌っていましたが、今年もフェスはあるのか? そんな事を言っていたら、恋のスマホに、代々木スクールアイドルフェスへの特別招待の案内が来ました。
~ Aパート ~
しかも、特別招待だけでなく、フェスの最後に歌ってほしいと依頼されました。
なお、昨年優勝したサニーパッションは、今回は出演しないとの事。最後の学園祭ライブに向けて準備するためです。
最後に歌うという事は、優勝候補と認められているという事。ここまで結果を残していないだけに、かのん達は、フェスの優勝に向けて、意欲を燃やします。
その夜・・・、
「久しぶり。」
「頑張ってる?」
「はい。摩央さん達も学園祭のライブに向けて頑張っているって聞きました。」
「今年が最後だからね。」
「それで何? 話って。」
「いえ。大した事じゃないんですけど・・・。」
「なになに!? 恋の話!?」
「違います!」
恋の話だったら、大した事あり過ぎるだろ。でも、よく考えてみたら、「ラブライブ!」シリーズって、野郎が描かれる事はほとんどないし、映っても横顔とか後ろ姿だし、セリフもないんだよな。恋愛とは無縁そうだし、恋愛話をしても冗談っぽく聞こえるから、やっぱり、恋の話は大した事ねーわ。(笑)
「Liella!の事なんですけど、どうして私達の事を一番心躍るグループだと、インタビューで答えてくれたのかなって・・・。」
「迷惑だった?」
「いえ・・・。ただ、私達ってスクールアイドル始めたばかりだし、結果も何も出ていないのに・・・。」
「そんな事は関係ない。」
「単純に素晴らしかったから。特に、あのクリスマスのステージは。」
「ただ、私達は、それでも負けないけどね。」
「私達ね、もう一度優勝したいって思ってるの。」
「知ってる? ラブライブの歴史上、連覇を成し遂げた学校は1つもない。」
「もし成し遂げれば、サニーパッションの名前は、ラブライブの歴史に深く残っていく。学校の名前も、島の名前も・・・。」
「もちろん、とても高い壁だというのは分かってるけどね。」
「そんなすごい事を目標にしていたんですね・・・。私、応援します!」
「それは、とても嬉しいけど、いいの?」
「私達が連覇するって事は、あなた達が負けるって事になるけど。」
「え・・・。」
「ラブライブでまた会いましょう。」
「待ってるよ!」
その翌日、かのんは、早朝からトレーニング。きな子も一緒です。
ここまで沢山練習してきただけに、きな子は、だいぶ身体が動くようになり、途中でバテる事はなくなりました。
「実は、最近クラスの子に言われたっす! スクールアイドルって素敵だねって!」
「本当に?」
「はい! 高校入って一つ大きなものを目指すっていいなって・・・。」
「嬉しい! すごく嬉しい! きな子ちゃんの言った通りだね! 一生懸命やっていれば、その姿はちゃんと伝わる!」
その直後、千砂都がやって来ました。部室に、手紙と差し入れのジュースが置いてあったようです。
一体誰が置いていったのか? 1年生っぽいですが。
答えは・・・、
「届いた! やったやった! Liella!に届いた!」
「ちゃんと渡してくればいいのに。」
「うるせーな! これでいいんだよ!」
それからしばらくして・・・、
「ねえ、勝てるかな? 私達。」
「不安?」
「ちょっと・・・。やっぱり、サニーパッションさんや、学校のみんなの話を聞いてると、結果出したいなって・・・。期待に応えたいなって・・・。」
「分かるよ。」
「私ね、ラブライブのステージは、本当に素敵だったと思うんだ・・・。全員で一つのステージを作り上げる事ができた。」
「でも、終わった後にあったのは、もう少しだったとか、残念だけど仕方ないとか、そういう思いばっかりで・・・。だから、みんなで喜ぶには勝つしかないんだって・・・。」
「そう考えると大変だよね。ラブライブって。」
「でも、そうやって色んなグループと競い合って、1つのものを目指して高め合っていくのは楽しい・・・。すごくワクワクする・・・。」
「それでこそ、かのんちゃんだ!」
その直後、千砂都のスマホに着信が。家からのようで、帰りが遅くなると連絡するため、少し離れます。
ちょうどその時・・・、
「澁谷かのん!」
「あなたは?」
「優勝候補なんでしょ? 歌ってみてよ。」
「え・・・。」
「できないの?」
その直後、千砂都が戻ってきました。
それと同時に、かのんに話しかけてきた少女もいなくなっていました。彼女は一体何者なのか?
~ Bパート ~
後日、代々木スクールアイドルフェスが開催されました。
「はい、かのんちゃん、こっち見て! ステージに向けた意気込みを!」
「何、これ!?」
「ライブの裏側を後でアップしようと思っていマス!」
「じゃあ、みんな見るって事!?」
「当たり前でしょ!」
「すみれちゃん、お願い!」
「まったく、しょうがないわね。いい? こういう時は・・・。」
「ギャラクシー! 平安名すみれでーす!」
「あ。バッテリー切れた。」
「何で!?」
何でと言われても、知らんがな。キミがギャグキャラという事で、バッテリーさんが空気呼んでくれたんだよ、きっと。(笑)
それから時が進み、かのん達の出番が近付いてきました。
そんな時・・・、
「澁谷かのん。」
「かのんさん?」
「すぐ戻る!」
しばらくして、フェスが終わり・・・、
「ここでいつまで佇んでいるつもりよ!」
「いいから黙っているデス!」
「優勝はできませんでしたけど・・・。」
「そうだよ! 2年続けて特別賞だって、立派な事だと思うよ!」
「うん・・・。」
「すみません・・・。きな子が上手くなかったせいですよね・・・。先輩達だけで歌っていれば、きっと・・・。」
「そんな事ない。何言ってるの!」
「そうよ。みんなでステージに立っているんでしょ。」
「誰のせいとか誰のおかげとかじゃない・・・。みんなで作り上げるものでしょ! スクールアイドルって!」
「すみれが言うと説得力ないですけど、その通りデス! 失敗は成功の準備運動! 次はきっと上手くいきマス!」
「可可先輩・・・。はい!」
「また、気遣わせちゃったな・・・。」
「優勝は、まだ中学3年生ながら、その実力を認められて参加した、ウィーン・マルガレーテ・・・。」
「中学生・・・。中学生に負けたのか・・・。」
「あなた!」
「ラブライブってすごい大会と聞いていたけど、あなた達が優勝候補って事は、そこまで大した大会じゃないみたいね。」
「これなら問題なく勝てそう。」
「違うよ! ラブライブは、すごい大会!」
「私達は・・・、優勝候補じゃない・・・。」
「そうなの?」
「私達は、たまたま優勝したすごい人の目に留まって褒められただけ・・・。何も結果は残してない・・・。」
「じゃあ、ここに来たのは無駄足だったって訳ね。」
「少なくとも今日聞いた中では、あなたには才能があった。歌のね。」
それから後日・・・、
「気合い入れていくデスよ! あくび禁止! 打倒ウィーンデス!」
「お待たせ。」
「ういっすー!」
「ちょっと時間いいかな? 練習前に、みんなに話したい事があるんだけど・・・。」
「私達、また結果を残すことができなかった・・・。そんな私達が優勝を目指す・・・。本当にそれでいいの・・・。」
『おめでとー!』
「特別賞とったんでしょ!」
「良かったね!」
「流石!」
「ありがとう。でも、本当は・・・。」
「いいんだよ!」
「え?」
「それでもいい!」
「それでもいいんだよ!」
「来て!」
「これは・・・。」
「去年1年間のこの学校の部活の成果。」
「全然ないでしょ。入賞もほとんどないし。そりゃそうだよね。1年生しかいなかったんだから。」
「かのんちゃん達は、自分達の事、まだまだって思ってるかもしれないけど、」
「この学校の生徒にとっては誇りなんだよ! 自慢なんだよ!」
「Liella!は、この学校の・・・、スーパースターなんだよ!」
「私達が・・・。」
「スーパースター・・・。」
「このことは忘れないでほしい!」
「私達は、いつも誇りに思ってる!」
「いつか一番輝くって信じてる!」
「だから、これからも優勝目指してほしい!」
「ライブしましょう! 場所は決まり! ですよね?」
「うん!」
「みんな、今日は、センターはなしでいきたい。」
「センターは、ここにいる全員!」
「そして、結ヶ丘の生徒全員! この最高に素敵な学校全部!」
「そういう気持ちを込めたいの・・・。」
今回は、これで終了です。
【まとめ】 ※今回も、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
今話のタイトルは「優勝候補」。「優勝候補」というのは、Liella!の事で、次のラブライブの優勝の可能性がかなり高いという事です。
確かに、スクールアイドル部どころか、学校が創設されてから、まだ1年足らずでラブライブ東京大会2位だったという事は、相当実力のあるチームと言えるでしょう。さらに、前のラブライブ優勝チーム・サニーパッションが一番印象に残ったチームとして称賛していたとなると、ラブライブ優勝までの距離は限りなく近く、優勝候補と思われがちになるでしょうね。
ですが、あくまでも、優勝「候補」。決して、優勝が確約されている訳ではありません。
ラブライブは、勝負の世界。勝負事に絶対はないのですから、優勝候補と言われているチームが地区予選で負けるケースだって十分ありえます。
また、実力あるスクールアイドルや、個人としてはそこそこでも、全体としては非常にまとまっているチームの存在も、優勝を遠ざける要素になるでしょう。「サンシャイン」では、ラブライブにエントリーするスクールアイドルが年々増加している事が挙げられていましたが、それは、この「スーパースター」の世界でも同じだと思います。
となれば、大会前は無名だが、実際はかなり実力のあるスクールアイドルチームは数多く存在するでしょう。そのようなチームが次々と下克上を起こし、優勝までかっさらっていくケースもありうる訳であり、優勝候補と言われていたチームが、実際は優勝までの距離は遥かに遠かったというのは、よくある話だと思います。
今話では、Liella!の優勝を阻む要素として、前話ラストに出てきた少女「ウィーン・マルガレーテ」が色濃く描かれていました。
名前を聞いた感じでは、ドイツかオーストリアの出身でしょうか。近年の「ラブライブ!」シリーズでは、外国人キャラをドンドン投入してきますよね。外国に受けやすいコンテンツなんだな、と改めて感じました。
彼女は、代々木スクールアイドルフェスでハイレベルなパフォーマンスを見せ、優勝しましたが、普段は冷たく、笑顔を浮かべる事はほとんどなく、他人と親しく接する事があまりなさそうな印象を受けました。ただ、そこから高貴さを思わせるところもありますので、決して悪い感じとは思いませんけどね。
ストーリーが進めば、今の印象は少しずつ変わっていくのかも? 今後の登場にも目が離せないですね。
っていうか、あれが中学生とかマジかよ・・・。プリキュアシリーズといい、こんな事思うの、これで何度目だろうな・・・。(笑)
しかし、中学生という事は、ラブライブには出られないでしょう。ラブライブは、高校生だけの大会でしょうし。
あれだけのパフォーマンスを持ちながらも、ラブライブでかのん達と直接対決する事はないとか、それは、もったいないですね。
ですが、1年後は、かのんもウィーンも高校生。2人とも、ラブライブに出る事は可能で、直接対決する事もありえます。ひょっとしたら、ウィーンが結ヶ丘に入学して、かのん達と一緒にスクールアイドルを楽しむ可能性も?
もしかしたら、「スーパースター」は2期で終わらず、かのん達をさらに進級させたストーリーとして3期を設けるのかも? 2期が始まったばかりで気が早いですが、3期が楽しみになってきました。
歌やダンスの優れた者や、実力のあるスクールアイドルチームが出てくるとなると、ラブライブで勝つというのは大変な事。
しかし、人によっては、そんなライバルと競い合うのは楽しいと思ったりもします。ラブライブは高校生にしか体験できないとなると、そう感じる事ができるのは青春だと感じますね。
けれど、なかなか良い結果が出なければ、自分達の実力を疑い、徐々に楽しさが失われていってしまうでしょう。
ですが、そこで諦めてしまっては、夢は、ただの遊びでしかなかったという事。夢を実現するためには、その道のりが過酷でも、頑張らなきゃいけないんですよね。
それに、自分達が頑張る事だけが、すべてではありません。応援する人達だっています。特に、学校全体でスクールアイドル部を応援してくれる事は「ラブライブ!」シリーズの特色であり、今話もそれが見られたのは結構良かったと感じています。
かのん達は代々木スクールアイドルフェスで優勝できず、特別賞にとどまりましたが、その特別賞でも、学校にとっては名誉な事。確かに、開校してからまだ2年目となれば、大会に出場した部活の多くは、初戦敗退とか、最下位に近い結果を経験した事でしょう。それが、優勝はできずとも、昨年のフェスの新人特別賞、ラブライブ東京大会2位、そして、今回のフェスの特別賞は、すごい事のように感じますね。
ウィーン・マルガレーテの登場は、Liella!のラブライブ優勝までの距離を長くさせたように思いますが、結ヶ丘の生徒達の思いを胸に頑張り続けてほしいですね。生徒達の今後の応援にも期待したいもの。
生徒達と一緒に成長していくLiella!の姿に、これからも注目したいと思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「ラブライブ!スーパースター!!」2期第3話「優勝候補」の感想です。
~ オープニング前 ~
今日もLiella!は練習に励んでいました。
その途中・・・、
「あれは、ステージっすか?」
「うん。きな子ちゃんは見るの初めて?」
「はい!」
ここは、約1年前に、かのんと可可が歌っていたステージです。
あの時は、代々木スクールアイドルフェスに出場して歌っていましたが、今年もフェスはあるのか? そんな事を言っていたら、恋のスマホに、代々木スクールアイドルフェスへの特別招待の案内が来ました。
~ Aパート ~
しかも、特別招待だけでなく、フェスの最後に歌ってほしいと依頼されました。
なお、昨年優勝したサニーパッションは、今回は出演しないとの事。最後の学園祭ライブに向けて準備するためです。
最後に歌うという事は、優勝候補と認められているという事。ここまで結果を残していないだけに、かのん達は、フェスの優勝に向けて、意欲を燃やします。
その夜・・・、
「久しぶり。」
「頑張ってる?」
「はい。摩央さん達も学園祭のライブに向けて頑張っているって聞きました。」
「今年が最後だからね。」
「それで何? 話って。」
「いえ。大した事じゃないんですけど・・・。」
「なになに!? 恋の話!?」
「違います!」
恋の話だったら、大した事あり過ぎるだろ。でも、よく考えてみたら、「ラブライブ!」シリーズって、野郎が描かれる事はほとんどないし、映っても横顔とか後ろ姿だし、セリフもないんだよな。恋愛とは無縁そうだし、恋愛話をしても冗談っぽく聞こえるから、やっぱり、恋の話は大した事ねーわ。(笑)
「Liella!の事なんですけど、どうして私達の事を一番心躍るグループだと、インタビューで答えてくれたのかなって・・・。」
「迷惑だった?」
「いえ・・・。ただ、私達ってスクールアイドル始めたばかりだし、結果も何も出ていないのに・・・。」
「そんな事は関係ない。」
「単純に素晴らしかったから。特に、あのクリスマスのステージは。」
「ただ、私達は、それでも負けないけどね。」
「私達ね、もう一度優勝したいって思ってるの。」
「知ってる? ラブライブの歴史上、連覇を成し遂げた学校は1つもない。」
「もし成し遂げれば、サニーパッションの名前は、ラブライブの歴史に深く残っていく。学校の名前も、島の名前も・・・。」
「もちろん、とても高い壁だというのは分かってるけどね。」
「そんなすごい事を目標にしていたんですね・・・。私、応援します!」
「それは、とても嬉しいけど、いいの?」
「私達が連覇するって事は、あなた達が負けるって事になるけど。」
「え・・・。」
「ラブライブでまた会いましょう。」
「待ってるよ!」
その翌日、かのんは、早朝からトレーニング。きな子も一緒です。
ここまで沢山練習してきただけに、きな子は、だいぶ身体が動くようになり、途中でバテる事はなくなりました。
「実は、最近クラスの子に言われたっす! スクールアイドルって素敵だねって!」
「本当に?」
「はい! 高校入って一つ大きなものを目指すっていいなって・・・。」
「嬉しい! すごく嬉しい! きな子ちゃんの言った通りだね! 一生懸命やっていれば、その姿はちゃんと伝わる!」
その直後、千砂都がやって来ました。部室に、手紙と差し入れのジュースが置いてあったようです。
一体誰が置いていったのか? 1年生っぽいですが。
答えは・・・、
「届いた! やったやった! Liella!に届いた!」
「ちゃんと渡してくればいいのに。」
「うるせーな! これでいいんだよ!」
それからしばらくして・・・、
「ねえ、勝てるかな? 私達。」
「不安?」
「ちょっと・・・。やっぱり、サニーパッションさんや、学校のみんなの話を聞いてると、結果出したいなって・・・。期待に応えたいなって・・・。」
「分かるよ。」
「私ね、ラブライブのステージは、本当に素敵だったと思うんだ・・・。全員で一つのステージを作り上げる事ができた。」
「でも、終わった後にあったのは、もう少しだったとか、残念だけど仕方ないとか、そういう思いばっかりで・・・。だから、みんなで喜ぶには勝つしかないんだって・・・。」
「そう考えると大変だよね。ラブライブって。」
「でも、そうやって色んなグループと競い合って、1つのものを目指して高め合っていくのは楽しい・・・。すごくワクワクする・・・。」
「それでこそ、かのんちゃんだ!」
その直後、千砂都のスマホに着信が。家からのようで、帰りが遅くなると連絡するため、少し離れます。
ちょうどその時・・・、
「澁谷かのん!」
「あなたは?」
「優勝候補なんでしょ? 歌ってみてよ。」
「え・・・。」
「できないの?」
その直後、千砂都が戻ってきました。
それと同時に、かのんに話しかけてきた少女もいなくなっていました。彼女は一体何者なのか?
~ Bパート ~
後日、代々木スクールアイドルフェスが開催されました。
「はい、かのんちゃん、こっち見て! ステージに向けた意気込みを!」
「何、これ!?」
「ライブの裏側を後でアップしようと思っていマス!」
「じゃあ、みんな見るって事!?」
「当たり前でしょ!」
「すみれちゃん、お願い!」
「まったく、しょうがないわね。いい? こういう時は・・・。」
「ギャラクシー! 平安名すみれでーす!」
「あ。バッテリー切れた。」
「何で!?」
何でと言われても、知らんがな。キミがギャグキャラという事で、バッテリーさんが空気呼んでくれたんだよ、きっと。(笑)
それから時が進み、かのん達の出番が近付いてきました。
そんな時・・・、
「澁谷かのん。」
「かのんさん?」
「すぐ戻る!」
しばらくして、フェスが終わり・・・、
「ここでいつまで佇んでいるつもりよ!」
「いいから黙っているデス!」
「優勝はできませんでしたけど・・・。」
「そうだよ! 2年続けて特別賞だって、立派な事だと思うよ!」
「うん・・・。」
「すみません・・・。きな子が上手くなかったせいですよね・・・。先輩達だけで歌っていれば、きっと・・・。」
「そんな事ない。何言ってるの!」
「そうよ。みんなでステージに立っているんでしょ。」
「誰のせいとか誰のおかげとかじゃない・・・。みんなで作り上げるものでしょ! スクールアイドルって!」
「すみれが言うと説得力ないですけど、その通りデス! 失敗は成功の準備運動! 次はきっと上手くいきマス!」
「可可先輩・・・。はい!」
「また、気遣わせちゃったな・・・。」
「優勝は、まだ中学3年生ながら、その実力を認められて参加した、ウィーン・マルガレーテ・・・。」
「中学生・・・。中学生に負けたのか・・・。」
「あなた!」
「ラブライブってすごい大会と聞いていたけど、あなた達が優勝候補って事は、そこまで大した大会じゃないみたいね。」
「これなら問題なく勝てそう。」
「違うよ! ラブライブは、すごい大会!」
「私達は・・・、優勝候補じゃない・・・。」
「そうなの?」
「私達は、たまたま優勝したすごい人の目に留まって褒められただけ・・・。何も結果は残してない・・・。」
「じゃあ、ここに来たのは無駄足だったって訳ね。」
「少なくとも今日聞いた中では、あなたには才能があった。歌のね。」
それから後日・・・、
「気合い入れていくデスよ! あくび禁止! 打倒ウィーンデス!」
「お待たせ。」
「ういっすー!」
「ちょっと時間いいかな? 練習前に、みんなに話したい事があるんだけど・・・。」
「私達、また結果を残すことができなかった・・・。そんな私達が優勝を目指す・・・。本当にそれでいいの・・・。」
『おめでとー!』
「特別賞とったんでしょ!」
「良かったね!」
「流石!」
「ありがとう。でも、本当は・・・。」
「いいんだよ!」
「え?」
「それでもいい!」
「それでもいいんだよ!」
「来て!」
「これは・・・。」
「去年1年間のこの学校の部活の成果。」
「全然ないでしょ。入賞もほとんどないし。そりゃそうだよね。1年生しかいなかったんだから。」
「かのんちゃん達は、自分達の事、まだまだって思ってるかもしれないけど、」
「この学校の生徒にとっては誇りなんだよ! 自慢なんだよ!」
「Liella!は、この学校の・・・、スーパースターなんだよ!」
「私達が・・・。」
「スーパースター・・・。」
「このことは忘れないでほしい!」
「私達は、いつも誇りに思ってる!」
「いつか一番輝くって信じてる!」
「だから、これからも優勝目指してほしい!」
「ライブしましょう! 場所は決まり! ですよね?」
「うん!」
「みんな、今日は、センターはなしでいきたい。」
「センターは、ここにいる全員!」
「そして、結ヶ丘の生徒全員! この最高に素敵な学校全部!」
「そういう気持ちを込めたいの・・・。」
今回は、これで終了です。
【まとめ】 ※今回も、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
今話のタイトルは「優勝候補」。「優勝候補」というのは、Liella!の事で、次のラブライブの優勝の可能性がかなり高いという事です。
確かに、スクールアイドル部どころか、学校が創設されてから、まだ1年足らずでラブライブ東京大会2位だったという事は、相当実力のあるチームと言えるでしょう。さらに、前のラブライブ優勝チーム・サニーパッションが一番印象に残ったチームとして称賛していたとなると、ラブライブ優勝までの距離は限りなく近く、優勝候補と思われがちになるでしょうね。
ですが、あくまでも、優勝「候補」。決して、優勝が確約されている訳ではありません。
ラブライブは、勝負の世界。勝負事に絶対はないのですから、優勝候補と言われているチームが地区予選で負けるケースだって十分ありえます。
また、実力あるスクールアイドルや、個人としてはそこそこでも、全体としては非常にまとまっているチームの存在も、優勝を遠ざける要素になるでしょう。「サンシャイン」では、ラブライブにエントリーするスクールアイドルが年々増加している事が挙げられていましたが、それは、この「スーパースター」の世界でも同じだと思います。
となれば、大会前は無名だが、実際はかなり実力のあるスクールアイドルチームは数多く存在するでしょう。そのようなチームが次々と下克上を起こし、優勝までかっさらっていくケースもありうる訳であり、優勝候補と言われていたチームが、実際は優勝までの距離は遥かに遠かったというのは、よくある話だと思います。
今話では、Liella!の優勝を阻む要素として、前話ラストに出てきた少女「ウィーン・マルガレーテ」が色濃く描かれていました。
名前を聞いた感じでは、ドイツかオーストリアの出身でしょうか。近年の「ラブライブ!」シリーズでは、外国人キャラをドンドン投入してきますよね。外国に受けやすいコンテンツなんだな、と改めて感じました。
彼女は、代々木スクールアイドルフェスでハイレベルなパフォーマンスを見せ、優勝しましたが、普段は冷たく、笑顔を浮かべる事はほとんどなく、他人と親しく接する事があまりなさそうな印象を受けました。ただ、そこから高貴さを思わせるところもありますので、決して悪い感じとは思いませんけどね。
ストーリーが進めば、今の印象は少しずつ変わっていくのかも? 今後の登場にも目が離せないですね。
っていうか、あれが中学生とかマジかよ・・・。プリキュアシリーズといい、こんな事思うの、これで何度目だろうな・・・。(笑)
しかし、中学生という事は、ラブライブには出られないでしょう。ラブライブは、高校生だけの大会でしょうし。
あれだけのパフォーマンスを持ちながらも、ラブライブでかのん達と直接対決する事はないとか、それは、もったいないですね。
ですが、1年後は、かのんもウィーンも高校生。2人とも、ラブライブに出る事は可能で、直接対決する事もありえます。ひょっとしたら、ウィーンが結ヶ丘に入学して、かのん達と一緒にスクールアイドルを楽しむ可能性も?
もしかしたら、「スーパースター」は2期で終わらず、かのん達をさらに進級させたストーリーとして3期を設けるのかも? 2期が始まったばかりで気が早いですが、3期が楽しみになってきました。
歌やダンスの優れた者や、実力のあるスクールアイドルチームが出てくるとなると、ラブライブで勝つというのは大変な事。
しかし、人によっては、そんなライバルと競い合うのは楽しいと思ったりもします。ラブライブは高校生にしか体験できないとなると、そう感じる事ができるのは青春だと感じますね。
けれど、なかなか良い結果が出なければ、自分達の実力を疑い、徐々に楽しさが失われていってしまうでしょう。
ですが、そこで諦めてしまっては、夢は、ただの遊びでしかなかったという事。夢を実現するためには、その道のりが過酷でも、頑張らなきゃいけないんですよね。
それに、自分達が頑張る事だけが、すべてではありません。応援する人達だっています。特に、学校全体でスクールアイドル部を応援してくれる事は「ラブライブ!」シリーズの特色であり、今話もそれが見られたのは結構良かったと感じています。
かのん達は代々木スクールアイドルフェスで優勝できず、特別賞にとどまりましたが、その特別賞でも、学校にとっては名誉な事。確かに、開校してからまだ2年目となれば、大会に出場した部活の多くは、初戦敗退とか、最下位に近い結果を経験した事でしょう。それが、優勝はできずとも、昨年のフェスの新人特別賞、ラブライブ東京大会2位、そして、今回のフェスの特別賞は、すごい事のように感じますね。
ウィーン・マルガレーテの登場は、Liella!のラブライブ優勝までの距離を長くさせたように思いますが、結ヶ丘の生徒達の思いを胸に頑張り続けてほしいですね。生徒達の今後の応援にも期待したいもの。
生徒達と一緒に成長していくLiella!の姿に、これからも注目したいと思います。
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