「映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身! キュアモフルン!」の感想です。
10月29日(土)、いつもの映画館に約40分、自転車を走らせて「映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身! キュアモフルン!」を見てきました。
この日は、この上映開始日。プリキュア映画は10年近く映画館で見ていますが、上映開始日に見に行ったのは、今回が初めてです。
ですので、親子客がかなり多いんだろうな、とワクワクもんでしたが、思ったほどはいませんでした。
まあ、見に行ったのは夕方ですしね。元々は、午前中に行こうと思ってましたが、寝過ごしちゃいました(笑)。当初の予定通り、午前中に行ってたら、想像以上の親子客で賑わっていて、席取りも大変だったかもしれませんね。
さて、どうでもいい前置きはこのくらいにして、劇場本編の感想に入ります。検索サイトなどから、この記事に直接来られた方で、ネタバレが嫌な人は、くれぐれも注意して下さい。
また、「魔法つかい」41話感想までに載せた劇場版関連のキャプチャー画像も載せています。映画は見ていないけど、ネタバレOKな方は、画像を見て臨場感を味わっていただければ、と思います。
それでは、感想に入ります! ネタバレOKな方は、画面を下にスクロールして下さい。
まずは、ミラクルライトの使い方を説明。プリキュアがピンチの時に使おう、ライトの光を近くで見たらダメ、ライトをむやみに振り回しちゃダメ、などですね。
みらい達はチビキャラになって説明しているので、子供達には理解しやすいんないかと思いますね。ジュン、エミリー、ケイの3人も出てきます。
45秒程度のミラクルライトの説明が終わったら、まずは短編。
1作品目:キュアミラクルとモフルンの魔法レッスン!
前作劇場版の「キュアフローラといたずらかがみ」を思わせる3DCG短編です。
ストーリーは、以下の通り。
いつもなかよし、キュアミラクルとモフルン。今日はふたりで魔法のお勉強!
「キュアップ・ラパパ!」で、モフルンを大きくしてみたり、ミラクルを花のプリンセス・キュアフローラに変身させてみたり・・・。
ところが、魔法でしっぽが大きくなったモフルンが、空に飛ばされちゃって・・・!
たいへん! 急いで助けなきゃ!
その後のモフルンは、ミラクルライトと「キュアップ・ラパパ!」で助けました。まあ、お約束ですね。
エンディングは、38話や39話のエンディングで流れた「正しい魔法の使い方」。映像も、38話や39話と同じです。
やはり、チビキャラがチョロチョロ可愛く動きまくるのは癒されますね。今回はサイレントムービーではなく、マジカルやフェリーチェの登場はありませんでしたが、それでも、良い出来だったと思います。
特に良かったのは、ミラクルがフローラに変わったところですね。前作最終話のバトンタッチを思い出します。
あの時は、姉妹のように見えて良かったと感じていましたので、ここでフローラを出してきた事には、粋な事するな、と感心しました。
あとは、「キュアップ・ラパパ!」が多かったのも印象に残りましたね。エンディングを除いた4分間では、なんと13回も出ています。いやー、20秒弱に1回の割合で出ているとか、やかまし過ぎますねえ。(笑)
とはいえ、こんなに出ていたら、子供達も覚えちゃうでしょう。この後の本編でも、ミラクルライトを振りながら「キュアップ・ラパパ!」と唱えるシーンがあり、子供達もマネしたくなっちゃうでしょうね。
それに、プリキュア映画を多く見ている子達にとっては、「プリキュア頑張れー!」と言いながらミラクルライトを振るのは飽きているかもしれません。そう思うと、「キュアップ・ラパパ!」と言いながらミラクルライトを振らせるという新たな楽しみを見出させるという点では、あの「キュアップ・ラパパ!」の多さはアリだったと思います。
短編が終わったら、いよいよ本編です。
2作品目:奇跡の変身! キュアモフルン!
ここの感想は、TV本編の感想と同じく、ストーリー解説の部分は文字を小さくし(ブログ左上にある「文字サイズ変更」で更に小さくする事も可能です)、ストーリー解説部分に私の感想を入れる場合は、該当箇所を斜体にします。
また、ストーリー解説部分に入れると、長文になって脱線しそうなものについては、最後のまとめ部分で述べます。
それでは、感想に入ります。
0:00~5:00:オープニング
始まって早々、みらい、リコ、ことはの3人はプリキュアに変身しました。ミラクルとマジカルはダイヤスタイルに。
オープニング曲が流れ、ミラクル達は、3人とモフルンを紹介がてら、ドンヨクバールとバトル。バトルは特に苦戦する事なく、最後はミラクルとマジカルがダイヤモンドエターナルで撃退しました。
バトルが終わって家に帰ろうとしたところ、流れ星が。流れ星が流れている間に願い事を3回唱えたら願いが叶うと、みらいは説明します。
リコは、魔法の本がほしいと言います。ことはも、同じ願い事。
しかし、みらいは、願い事が思い付きません。
そんな中、再び流れ星が流れました。
すぐに、願い事をするリコとことは。しかし、よく見ると、流れ星はみらい達に近付いていました。
そして、みらいの顔面にヒット。
36話オープニングで分かってたとはいえ、やっぱり笑ってしまう・・・。空から降ってきたのを顔面で受け止めるのは、主人公の役目です。(笑)
っていうか、ことはは、魔法の本がほしいと必死に願っていたけど、読んだところで寝ちゃうのでは? あ、そうか、私に、寝顔を堪能しろという事ですね! いやー、ことはは、私思いで困るなあ。(相変わらず精神状態おかしいな、お前は(笑))
空から降ってきたのは、モフルンに似た「ミラクルライト」というもの。
これを送ってきたのは校長。校長は、100年に1度の「大魔法フェスティバル」が行われる事を告げました。ミラクルライトは、大魔法フェスティバルに必要だそうです。
5:00~9:15:大魔法フェスティバル
後日、みらい達は、カタツムリニアに乗って、大魔法フェスティバルに。そこには、大きなバルーンがいくつもあり、それぞれのバルーンの中で色んなイベントが行われております。
少しして、みらい達は、アパレルバルーンにで、フランソワと対面。フランソワは、みらい達を可愛くドレスアップさせました。
その後、みらい達は、フードコートバルーン、博物館バルーン、図書館バルーンと様々な場所を回りました。
また、サーカスバルーンでは、フレアトラゴンのイリュージュンが行われ、ことはは、飛び入り参加でドラゴンの炎を花を変えて、ドラゴンと仲良くなりました。
9:15~13:15:願いの石
そんな中、願いの石が目覚める時が近付き、みらい達は広場に来ました。ここには、リズ、教頭、アイザックに、補習メイトの3人も。
「願いの石」とは、どんな願いも叶えてくれる代物で、100年に1度復活するというもの。大魔法フェスティバルは、それを祝う目的で行われました。
ただし、願いの石に願いを叶えてもらえるのは1人だけ。その1人は、ミラクルライトに純粋な願いを込めて、風船を最も大きく膨らませた者が選ばれます。
そして、願いの石が目覚めました。会場の人々は、ミラクルライトに願いを込めます。
リコとことはも願いを込める一方で、みらいは、これといった願い事がなく、何もしませんでした。
そんな中、モフルンの込めたミラクルライトから、巨大な風船が。という事で、モフルンが願いの石に選ばれました。
しかし、モフルンには、願い事がありません。欲しいものを聞かれても・・・、
「ないモフ。」
行きたいところを聞かれても・・・、
「ないモフ。」
じゃあ、何をやりたいのかと聞かれたら・・・、
「ないモフ。」
「重要な事なので、3回言ったモフ」と言わんばかりの流れが、笑いのツボにジワジワくるんですが・・・。(笑)
そして、モフルンが言った事は・・・、
「モフルンは、みらいとリコとはーちゃんの願いを叶えたいと願ったモフ!」
この言葉に、会場は騒然。
モフルンの好物はクッキー。だったら、クッキーを沢山食べられるよう願えばいいのでは、とみらい達は提案しますが、それは、みらい達がいつでも作ってくれるからいいそうで。
「モフルンは、みらい達が楽しいと嬉しいモフ!」
13:15~19:00:ダークマター
そんな中、自分の願いを叶えてもらおう、と重い声で言う者が現れました。彼の名は「ダークマター」。
ダークマターは、赤黒い怪物を呼び出し、会場の人々を脅かしました。人々が避難する中、みらい達はプリキュアに変身。ミラクルとマジカルはサファイアスタイルに。
しかし、ダークマターは、プリキュアには目もくれず、願いの石の元へ。ミラクル達は止めようとするも、避難する人達の手助けをするために、マジカルとフェリーチェは怪物の相手をする事に。
ミラクルは、ダークマターと1対1に。ダークマターは、すべての魔法使いを消そうと企んでいました。
ミラクルは、そうはさせないと立ち向かいますが、ダークマターの圧倒的なパワーに押され、気を失います。そして、ダークマターは願いの石を手にしました。
ですが、石に選ばれたのはモフルン。自分が願いを叶えられなかった時のために、モフルンを連れていこうと、ダークマターは目を付けました。
これに気付いたマジカルとフェリーチェは、ダークマターを止めようとしますが、やすやすと防がれてしまいます。
そして、押し返しました。
直後、黒いドラゴンが出現。バルーンに穴が開いた事で、強風が吹き、モフルンは巻き込まれます。
ちょうどその時、ミラクルが目覚め、モフルンを助けようと手を伸ばしますが、わずかに届かず。ミラクルと離れ離れになってしまいます。
さらに、ミラクルとマジカルの変身も解除。モフルンは、願いの石とともに、ダークマターに連れ去られてしまいました。
しばらくして、騒ぎは収まったものの、モフルンがさらわれてしまったのでは、じっとしてなんかいられません。
これからどうするか、リコはみらいに相談しようとしますが、みらいの姿はありませんでした。
19:00~25:30:クマの里
一方、ダークマターは、自分の願いを叶えようとミラクルライトに願いを込めますが、何も起きません。
となれば、モフルンを利用するまで。ダークマターは、自分の願いを叶えるために協力するよう言いますが、当然、モフルンにその気はなく、モフルンは逃げます。
直後、ダークマターは、赤黒い怪物を呼び寄せ、モフルンを捕まえようとします。
モフルンがピンチだというのに、いちいちギャグ顔入れんなや。(笑)
まあ、でも、子供達には良い配慮でしょう。モフルンが好きな子供達は多いと思うと、余計にピンチ感を演出させるよりは、こういう緩和剤を入れた方が楽しめると思いますね。
しばらくして、モフルンは、ダークマターの追っ手から逃げ切る事に成功。
すると、モフルンは、沢山のクマが住む里に着きました。モフルンは、里に住むクマ達に歓迎され、しばし、楽しい時を過ごしました。
その翌朝、黒いクマが里にやって来ました。
彼を見るなり、他のクマ達は隠れてしまいます。
しかし、モフルンは気さくにあいさつ。彼の名は「クマタ」。
その頃、みらいは血眼でモフルンを探していました。しかし、みらいの顔からは疲れが見え、集中力低下から、落下してしまいます。
しかし、これをリコが助けました。ですが、重さに耐えきれず、2人とも落下。
その後、リコは、1人で無茶をするなと注意しますが、それでも、みらいはモフルンを探そうと1人で歩みます。ホウキはボロボロですが、ジッとしてなどいられません。
そんなみらいにリコは、落ち着きなさい、と強く叫びます。もし、みらいまでいなくなったらどうなってしまうのか? それに、モフルンが心配なのは、みらいだけではありません。リコやことはだって。
リコやことはに諭され、みらいは落ち着く事ができました。
25:30~31:45:みらいとモフルンの願い
少しして、モフルンはお腹が空きました。
その直後、クマタは、クッキーを与えました。さらに、クッキーの家まで。
これは、クマタが魔法で出したもので、モフルンは、クッキーを美味しくいただきながら、クマタの魔法の才能に感心します。
一方、お腹の空いたみらい達は、「ヤナオニの実」というものを目にします。見た目は良くないですが、食べられるとか。
しかし、注意する事があります。それは、種を食べると、寝た子も起こす強烈な臭さが口から出るとか。
その注意を聞く前に実を丸ごと食べてしまったことはからは、強烈な臭いが。それを味わったみらいは倒れてしまい、ことはは、みらいの顔は変だと笑います。それを起点に、3人で大笑い。
とはいえ、モフルンと離れ離れになってから笑顔が失われたみらいに、すっかり笑顔が戻りました。みらいは、リコとことはに感謝します。
しばらくして、クマタとモフルンは、いくつもの泉がある場所に着きました。夕焼けが差し掛かっている事もあり、綺麗な風景が広がっていました。
モフルンは、その光景に感動しつつ、クマタとクッキーを半分こしようとしました。
ですが、クマタは、魔法でいつでも出せるから、と遠慮します。
クマタは、魔法がとても上手ではあるが、それゆえ、周りのクマからは恐れられているようです。だけど、クマタは怖くなんかないし優しいと、モフルンは言いました。
それに、ここにいるのも悪くはないと、モフルンは言います。それを聞いたクマタはモフルンに、他の事など忘れて、ずっとここにいるよう、脅すように言います。
少しして、空は暗くなり、多くの流れ星が流れました。
みらいは星空を見て、小さい頃にモフルンと一緒に星空を見ていた事を思い出します。モフルンも星空を見て、みらいの事を思い出しました。
そして、みらいとモフルンは、生まれた頃からずっと一緒だった事に思いを馳せます。
「私、分かった・・・。私の願い・・・。願いというか、気持ちかな・・・。私は、ただモフルンと・・・。」
しかし、その続きはモフルンに直接言うべき事だと、リコは指摘。今は、ミラクルライトに自分の思いを込めて、風船を膨らまします。
ちょうどその時、遠くで、大きな風船を発見。そこにモフルンがいるんじゃないかと、みらい達は察します。
31:45~38:00:みらいとモフルンの再会
モフルンは、自分には帰るべき所があると、クマタと別れようとします。そんなモフルンに対し、クマタは怒りをあらわにし、正体を現しました。
そう、クマタの正体は、ダークマター。クマタは、モフルンを懐柔するための演技でした。
ダークマターは、自分の願いを叶えるよう言いますが、もちろん、モフルンにその気はありません。ダークマターなんぞ、プリキュアがやっつけてくれると言いますが、さっきの戦いで、実力差は分かっています。
ダークマターは、モフルンがおとなしくしていれば、プリキュア達に危害を加えないと言います。だが、離れるとなれば・・・。モフルンは、どうするのか?
一方、モフルンの居場所に近付くみらい達。そこに、ダークマターが現れました。
ダークマターは、命が惜しければ帰れ、と警告するものの、みらい達は引き下がりません。これに対し、ダークマターは黒いドラゴンを呼び寄せました。
これは、ことはがプリキュアに変身して相手します。
その間に、みらいとリコは先に進みますが、ダークマターは引き続き妨害してきます。
モフルンがいなくては変身できない2人ですが、それでも、まだ魔法があります。リコは、魔法で強風を起こし、その隙に、みらいをモフルンの元に行かせました。
「伝えたい事あるんでしょ?」
そして、みらいは単独で、モフルンの元に向かいました。
少しして、みらいはモフルンと再会。みらいはモフルンに、帰ろうと言いますが、モフルンは、帰らないと返します。
一体どういう事なのか? その直後、ダークマターが現れ、モフルンはプリキュアの安全のためにここにいる事を選んだ事と話しました。
さらに、リコはクリスタルに捕われていました。モフルンは、話が違うというものの、ダークマターは、警告を無視したプリキュアが悪いと返します。
そして、ダークマターはみらいに、帰るよう言います。みらいの答えは・・・、
「嫌だ・・・。」
みらいは、モフルンに対して想いを打ち明けます。
モフルンと離れ離れになって、頭が真っ白になってどうしたらいいか分からなくなった事。そして、モフルンが、自分達が楽しいと嬉しいと感じていたように、自分が楽しい時にはいつもモフルンがいてくれた事。
「モフルンがいてくれるから、私は楽しいし、嬉しいんだよ・・・。」
「みらい・・・。」
そして、みらいとモフルンは、お互いの元に飛び出しました。
「だから、私はモフルンと一緒に!」
「モフルンも、本当はみらいと一緒にいたいモフ!」
しかし、そうはさせないと、ダークマターは、みらいを捕まえます。ですが、モフルンは諦めません。
「モフルンは、みらいを助けるモフ!」
38:00~42:00:キュアモフルン
その時、願いの石が強く光りました。すると、モフルンは、プリキュアの姿に。
「モフモフモフルン! キュアモフルン!」
感動シーンから一転、「モフモフモフルン!」って何やねん(笑)。まあ、でも、キュアモフルンのキャラデザインは女児受けしやすいですし、このくらい簡単なキャッチフレーズであれば、ついマネしたくなる女児も多いんじゃないかと思いますので、結構アリだと思いますね。
そして、モフルンはみらいを救出。しかし、モフルンは自分がプリキュアになった事に気付いておらず、みらいに言われて気付き、驚きます。
これは夢? みらいとモフルンは、互いの頬をつねり合って、夢じゃないと感じます。
みらいに言われるまでプリキュアになった事に気付かないなんて、モフルンらしくて良いですね(笑)。変身して早々、ギャグで笑わせてくれるなんて、良い意味で予想外でした。
その後、モフルンは、ダークマターと1対1でバトル。みらいのホウキを使いつつ、ダークマターと互角に戦います。
そんな中、みらいは、リコを救出しに行きました。ですが、クリスタルを叩いても、起きる気配はありません。
一体どうすればいいのか? ポケットに手に入れると、ヤナオニの実が。ヤナオニの実の強烈な臭いで悶絶していた時に、偶然紛れ込んだようです。
みらいは抵抗を感じるも、他に手段はありません。という事で、ヤナオニの実を丸ごと口にし、強烈な臭いでリコは目覚めました。
みらいは再会できた事に喜びました。まあ、みらいの口から出た強烈な臭いに、リコはまいりますが。
みらリコのヤナオニの実プレイとか、私の脳内百合思考を熱くさせてくれますのう。誰かみらリコ萌えなpixivユーザーさん、描いてくれないかなあ。あ、私は画力ゼロですので、完全に他人任せです。(笑)
さらに、フェリーチェが、フレアドラゴンを連れて現れました。そのまま、モフルンに加勢。
そして、モフルンが大きなホウキを出して、ダークマターを押し出しました。
42:00~49:15:ダークマターの過去
フェリーチェがここにいるという事は、あの黒いドラゴンは、どうなったのか?
実は、黒いドラゴンは、フレアドラゴンがダークマターの闇の力に操られていたもの。フェリーチェはそれに感付き、ピンクトルマリンのリンクルストーンを使って闇を浄化し、元に戻したという訳です。
また、リコは、モフルンがプリキュアになった事に驚きます。同時に、みらいがモフルンにちゃんと想いを伝えた事に安心しました。
しかし、これでめでたしめでたしとはいきません。ダークマターが現れました。願いの石がなくなった今、自分の手でこの世界を滅ぼすと主張します。
一体何が憎いのか? ダークマターは、自分の過去について話します。
ダークマターは、卓越した魔法を使えるものの、その風貌からか、人々から避けられ続けました。寒さに凍える人を、火を起こして暖めようとしたら逃げられ、ある時は、砂漠を旅する人に大量の水を出しても逃げられ・・・。
「なぜ逃げる・・・? なぜ恐れる・・・? 一体、俺が何をしたというのだ・・・?」
人々から避けられるうちに、ダークマターの心には、人々に対する憎しみが生まれ、この世界を壊そうと考えるようになりました。
そんなダークマターの話を聞いて、自分も彼を拒絶してしまったと目に涙を浮かべるモフルン。
「クマタは・・・、寂しかったモフ・・・?」
その後、ダークマターは、憎しみのこもった拳を振り下ろし、モフルンは、それに抵抗する事なく受け止めました。
ダークマターの強烈な一撃を受けたモフルンの目からは、光が失われました。
そして、モフルンはぬいぐるみに。みらいがいくら話しかけても反応せず、みらいは悲しみます。リコとフェリーチェも同じです。
ダークマターは、ぬいぐるみになってしまっては元も子もないとあざ笑いますが、彼の目からも涙があふれていました。
みらいは、ダークマターもモフルンに一緒にいたかった事を察します。ダークマターは否定するものの、自分の願いに叶えるためにモフルンをさらったのであれば、フレアドラゴンのように強制的に魔法で操ればいいだけだと、フェリーチェは言います。
それをしなかったという事は、ダークマターもモフルンと一緒にいた時間が楽しく感じていたという事です。自分の本当の気持ちに気付いたダークマターはクマタの姿に戻り、取り返しのつかない事をしてしまったと、モフルンに泣いて謝りました。
49:15~54:00:シャドウマター
その後、クマタの心の中にあった、この世界を滅ぼしたいという思いが、「シャドウマター」として現れ、フェスティバル会場を狙いました。
唯一変身しているフェリーチェは、シャドウマターを止めようとしますが、シャドウマターの強力な魔力に押し返され、変身が解除されてしまいました。さらに、クマタも、魔力がすべてシャドウマターに移ってしまったため、どうしようもできません。
となると、このまま魔法界が滅びるのを黙ってみてるしかないのか? そんな時、みらいが立ち上がりました。
「そうだね・・・。キュアップ・ラパパ! 魔法よ、止まりなさい!」
みらいはそう叫びますが、何も起こりません。しかし、みらいは諦めずに、何度も「キュアップ・ラパパ!」と唱えます。
それは、今もモフルンがここにいるから。モフルンがぬいぐるみに戻ってしゃべれなくなっても、心は繋がっています。モフルンなら、この状況でも諦めないと思っているから、みらいもその声に応え、この状況にも立ち向かえるのでした。
そんなみらいに対して、リコも「キュアップ・ラパパ」と唱えます。
リコは1話の事を思い出します。あの時は、リコはまだ上手に魔法が使えなく、モフルンをしゃべらせるようお願いされても叶えられなかった。それでも、みらいは前向きだった。
それならば奇跡が起きるかもしれないと、今の危機に立ち向かいます。今は、ことはもいます。
そして、リコとことはは、モフルンの手をとり、「キュアップ・ラパパ」と唱えました。
そんな中、フェスティバル会場の人々は、もうどうにもならないと絶望を感じています。
ですが、校長は、みらい達が諦めていないのを魔法の水晶越しに見て、ミラクルライトを振るよう呼びかけました。言葉は魔法、魔法は奇跡を生むと。
クマタも、みらい達を見て、「キュアップ・ラパパ」と唱えました。そして、少しして、奇跡が起きました。
54:00~56:00:シャドウマター
みらい達はプリキュアに変身しました。そして・・・、
「とーっても甘い匂いがするモフ!」
モフルンが復活しました。ミラクル達はモフルンの無事を喜び、抱き合います。
さらに、モフルンは、クマタの事を許します。
「クマタとモフルンは、友達モフ!」
「モフルン・・・。ありがとう・・・。」
そして、モフルンとクマタは手を取り合いました。
56:00~61:00:ラストバトル
さて、あとは、シャドウマターを倒すだけ。シャドウマターの内部には、魔法の核があり、そこを潰す必要があります。
魔法の核は、クマタの心の闇が具現化したもの。クマタは、自分が持っていた恐ろしい歪みに、目を背けそうになりますが、ミラクル達が、後は任せてと核に立ち向かいます。
そして、ここからラストバトル。リンクルストーンや様々な変身スタイルの長所を駆使して、シャドウマター本体と戦っていきました。
また、モフルンも、ミラクル&マジカルと同様、ルビースタイル、サファイアスタイル、トパーズスタイルを披露。
とはいえ、シャドウマター本体の強さも一筋縄ではいきません。
そんな中、クマタは、自分の心の闇に立ち向かっているプリキュア達に、頑張れとミラクルライトを振りました。
フェスティバル会場でプリキュア達の戦いを見ている人達も、ミラクルライトでプリキュアを応援します。
そして、プリキュア達は新たな力を得て、オーバーザレインボーの上位版「ハートフルスタイル」にチェンジ。
「出会えた奇跡と!」
「引かれ合う魔法と!」
「そこから紡がれる幸せを!」
「諦めないモフ!」
直後、ミラクル達は「ハートフルレインボー」を放ち、シャドウマターを撃退。魔法界に平和が戻りました。
61:00~62:30:クマタの願い
戦いが終わり、プリキュア達は元の姿に。願いの石の力も消えてしまいました。次に、願いの石が現れるのは100年後。
モフルンはクマタを誘いますが、彼はもう十分楽しんだと、モフルンと別れます。
その直後、クマタに優しく手を差し伸べるクマが。クマタは、クマの里のクマ達に迎えられ、友達がほしいという願いが叶いました。願いの石がなくても。
これにて、ストーリーは終了です。
62:30~64:30:エンディング
エンディングはTV本編と同じく、「魔法アラ・ドーモ!」。エンディング後半は、地球を背景にしている7月バージョン。
うーむ・・・、モフルンをキュアモフルンにしたバージョンではなかったか・・・。そこまでしなくても、モフルンアップの多い10月バージョンにしてほしかったのですが、残念・・・。
CGダンス後には、3月下旬から4月にかけて開催されていた「オシャレコンテスト」の優秀作品が紹介されました。みらい、リコ、モフルンが大きな魔法フェスティバルで着ていたドレスは、グランプリ作品に選ばれたものです。
紹介されたものは、映画公式ホームページにも載っています。映画で紹介されなかった優秀作品も掲載されていますので、気になる方は、ぜひどうぞ。
エンディングが終わった後は、来春のオールスターズ映画の告知。
・・・と思いきや、今回はなし。え? という事は、もしかして、来春はオールスターズ映画はやらない? そういや、「プリキュア新聞 2016年春号」では、「来年はオールスターズではなくなるかも!?」とありましたし、本当にやらないのかも?
・・・と思ってましたが、「ドリームスターズ」というのが公開されるようですね。これまでの「オールスターズ」とはどう違うのか楽しみです。
【まとめ】
モフルンの優しさに感動した!
映画の感想を簡単にまとめると、こうですね。
もちろん、キュアモフルンとして、可愛くも凛々しく戦っていたところも見所ではありましたが、私としては、プリキュアになる前も含めて、モフルンの優しさに特に目を引かれました。
クマタに対してその優しさが光っていたのは、言うまでもありませんが、前半では、願いの石に選ばれた直後に、みらい達思いだったのも見逃せないところですね。
願いの石に選ばれながらも叶えたいものはなく、「モフルンは、みらいとリコとはーちゃんの願いを叶えたいと願ったモフ!」とか「モフルンは、みらい達が楽しいと嬉しいモフ!」だなんて、良い子過ぎますよね。直前の「ないモフ」3連発に大ウケした事もあり(笑)、あの2つのセリフには感動しました。
それがあって、その後のクマタとの触れ合いは、モフルンの優しさに、より大きな感動を得られました。周りから避けられ続けたクマタは、そんなモフルンと出会えて幸運だったでしょう。ラストでは、自分を避け続けてきたクマ達から手を差し伸べられ、自分の居場所を見つけられたのは、本当に良かったと思います。
そんな今回の映画のポイントは「みらいとモフルンの絆」でしょう。
これは、36話のテーマでもありましたが、あの時よりも大きな感動をもたらしてくれたと思います。モフルンあってのみらい、みらいあってのモフルンだと強く感じ、ますます、2人は双子の姉妹のように思えてきました。
それが感じられたシーンはいくつかあり、最初は、願いの石が目覚めたところで、みらいもモフルンも、自分の叶えたい願いがなかった事ですね。
みらいもモフルンも、リコがいて、ことはがいて、そして、みらいが生まれた時からずっと一緒だったモフルンとおしゃべりし合える今がとても幸せで仕方がなかったのでしょう。それゆえ、それよりも大きな幸せを望まなかった、つまり、特に叶えたいものがなかったのも納得だと思います。
だからこそ、そんなかけがえのない存在が失われると、それまでの当たり前の幸せは、そんな大切な存在があったからこそだと気付くものなんでしょうね。
みらいとモフルンは、生まれた時からずっと一緒で幸せな時を過ごしていましたが、離れ離れになって、互いの大切さに気付き、また一緒にいたいと強く願いました。同じ流れ星を見てそう感じたのも、良いストーリー展開だったと思いました。
そして、みらいとモフルンが再会して、みらいがモフルンへの想いを打ち明けた時には、泣きそうになっていました。
他には、キュアモフルンのキャラデザインからも、双子の姉妹感を感じました。前髪の形、髪の色、瞳の色は、みらいと共通しており、顔部分をアップにすると、みらいっぽく見えますね。
モフルンがプリキュアになった後は、みらいとモフルンが一緒に映っているシーンがあり、それを見て、双子の姉妹感を感じ、癒されました。本当に、スタッフ様は、良いキャラデザインを考えたと思います。
また、ストーリー途中では、モフルンがダークマターの一撃を受けて、元のぬいぐるみに戻り、みらいが悲しみましたが、そこから立ち直れたのも良かったと思います。
これまでのTV本編感想では、みらいは「ずっと一緒」を主張しているだけに、モフルンがしゃべれなくなり、「家族」を失ったら耐えられないんじゃないかと心配していましたが、この映画を見て、杞憂だと感じました。
TV本編で、モフルンがしゃべれなくなる展開が来たとしても、みらいはきっと前へ向いて歩いて行ける。そう強く感じ、この子は「別れ」に対する「覚悟」もちゃんと持っている強い子だと思いました。
TV本編の残り話数は、あと10話程度となりましたが、今後も、みらいとモフルンの絆に大いに注目したいと思います。
だいぶ長くなりましたが、「映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身! キュアモフルン!」の感想は、これで以上です。ここまで読んでいただき、本当に、ありがとうございました!
また、スタッフ様も、感動をありがとうございました!! そして、この作品の制作、お疲れ様でした!!
10月29日(土)、いつもの映画館に約40分、自転車を走らせて「映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身! キュアモフルン!」を見てきました。
この日は、この上映開始日。プリキュア映画は10年近く映画館で見ていますが、上映開始日に見に行ったのは、今回が初めてです。
ですので、親子客がかなり多いんだろうな、とワクワクもんでしたが、思ったほどはいませんでした。
まあ、見に行ったのは夕方ですしね。元々は、午前中に行こうと思ってましたが、寝過ごしちゃいました(笑)。当初の予定通り、午前中に行ってたら、想像以上の親子客で賑わっていて、席取りも大変だったかもしれませんね。
さて、どうでもいい前置きはこのくらいにして、劇場本編の感想に入ります。検索サイトなどから、この記事に直接来られた方で、ネタバレが嫌な人は、くれぐれも注意して下さい。
また、「魔法つかい」41話感想までに載せた劇場版関連のキャプチャー画像も載せています。映画は見ていないけど、ネタバレOKな方は、画像を見て臨場感を味わっていただければ、と思います。
それでは、感想に入ります! ネタバレOKな方は、画面を下にスクロールして下さい。
まずは、ミラクルライトの使い方を説明。プリキュアがピンチの時に使おう、ライトの光を近くで見たらダメ、ライトをむやみに振り回しちゃダメ、などですね。
みらい達はチビキャラになって説明しているので、子供達には理解しやすいんないかと思いますね。ジュン、エミリー、ケイの3人も出てきます。
45秒程度のミラクルライトの説明が終わったら、まずは短編。
1作品目:キュアミラクルとモフルンの魔法レッスン!
前作劇場版の「キュアフローラといたずらかがみ」を思わせる3DCG短編です。
ストーリーは、以下の通り。
いつもなかよし、キュアミラクルとモフルン。今日はふたりで魔法のお勉強!
「キュアップ・ラパパ!」で、モフルンを大きくしてみたり、ミラクルを花のプリンセス・キュアフローラに変身させてみたり・・・。
たいへん! 急いで助けなきゃ!
その後のモフルンは、ミラクルライトと「キュアップ・ラパパ!」で助けました。まあ、お約束ですね。
エンディングは、38話や39話のエンディングで流れた「正しい魔法の使い方」。映像も、38話や39話と同じです。
やはり、チビキャラがチョロチョロ可愛く動きまくるのは癒されますね。今回はサイレントムービーではなく、マジカルやフェリーチェの登場はありませんでしたが、それでも、良い出来だったと思います。
特に良かったのは、ミラクルがフローラに変わったところですね。前作最終話のバトンタッチを思い出します。
あの時は、姉妹のように見えて良かったと感じていましたので、ここでフローラを出してきた事には、粋な事するな、と感心しました。
あとは、「キュアップ・ラパパ!」が多かったのも印象に残りましたね。エンディングを除いた4分間では、なんと13回も出ています。いやー、20秒弱に1回の割合で出ているとか、やかまし過ぎますねえ。(笑)
とはいえ、こんなに出ていたら、子供達も覚えちゃうでしょう。この後の本編でも、ミラクルライトを振りながら「キュアップ・ラパパ!」と唱えるシーンがあり、子供達もマネしたくなっちゃうでしょうね。
それに、プリキュア映画を多く見ている子達にとっては、「プリキュア頑張れー!」と言いながらミラクルライトを振るのは飽きているかもしれません。そう思うと、「キュアップ・ラパパ!」と言いながらミラクルライトを振らせるという新たな楽しみを見出させるという点では、あの「キュアップ・ラパパ!」の多さはアリだったと思います。
短編が終わったら、いよいよ本編です。
2作品目:奇跡の変身! キュアモフルン!
ここの感想は、TV本編の感想と同じく、ストーリー解説の部分は文字を小さくし(ブログ左上にある「文字サイズ変更」で更に小さくする事も可能です)、ストーリー解説部分に私の感想を入れる場合は、該当箇所を斜体にします。
また、ストーリー解説部分に入れると、長文になって脱線しそうなものについては、最後のまとめ部分で述べます。
それでは、感想に入ります。
0:00~5:00:オープニング
始まって早々、みらい、リコ、ことはの3人はプリキュアに変身しました。ミラクルとマジカルはダイヤスタイルに。
オープニング曲が流れ、ミラクル達は、3人とモフルンを紹介がてら、ドンヨクバールとバトル。バトルは特に苦戦する事なく、最後はミラクルとマジカルがダイヤモンドエターナルで撃退しました。
バトルが終わって家に帰ろうとしたところ、流れ星が。流れ星が流れている間に願い事を3回唱えたら願いが叶うと、みらいは説明します。
リコは、魔法の本がほしいと言います。ことはも、同じ願い事。
しかし、みらいは、願い事が思い付きません。
そんな中、再び流れ星が流れました。
すぐに、願い事をするリコとことは。しかし、よく見ると、流れ星はみらい達に近付いていました。
そして、みらいの顔面にヒット。
36話オープニングで分かってたとはいえ、やっぱり笑ってしまう・・・。空から降ってきたのを顔面で受け止めるのは、主人公の役目です。(笑)
っていうか、ことはは、魔法の本がほしいと必死に願っていたけど、読んだところで寝ちゃうのでは? あ、そうか、私に、寝顔を堪能しろという事ですね! いやー、ことはは、私思いで困るなあ。(相変わらず精神状態おかしいな、お前は(笑))
空から降ってきたのは、モフルンに似た「ミラクルライト」というもの。
これを送ってきたのは校長。校長は、100年に1度の「大魔法フェスティバル」が行われる事を告げました。ミラクルライトは、大魔法フェスティバルに必要だそうです。
5:00~9:15:大魔法フェスティバル
後日、みらい達は、カタツムリニアに乗って、大魔法フェスティバルに。そこには、大きなバルーンがいくつもあり、それぞれのバルーンの中で色んなイベントが行われております。
少しして、みらい達は、アパレルバルーンにで、フランソワと対面。フランソワは、みらい達を可愛くドレスアップさせました。
また、サーカスバルーンでは、フレアトラゴンのイリュージュンが行われ、ことはは、飛び入り参加でドラゴンの炎を花を変えて、ドラゴンと仲良くなりました。
9:15~13:15:願いの石
そんな中、願いの石が目覚める時が近付き、みらい達は広場に来ました。ここには、リズ、教頭、アイザックに、補習メイトの3人も。
「願いの石」とは、どんな願いも叶えてくれる代物で、100年に1度復活するというもの。大魔法フェスティバルは、それを祝う目的で行われました。
ただし、願いの石に願いを叶えてもらえるのは1人だけ。その1人は、ミラクルライトに純粋な願いを込めて、風船を最も大きく膨らませた者が選ばれます。
そして、願いの石が目覚めました。会場の人々は、ミラクルライトに願いを込めます。
リコとことはも願いを込める一方で、みらいは、これといった願い事がなく、何もしませんでした。
そんな中、モフルンの込めたミラクルライトから、巨大な風船が。という事で、モフルンが願いの石に選ばれました。
しかし、モフルンには、願い事がありません。欲しいものを聞かれても・・・、
「ないモフ。」
行きたいところを聞かれても・・・、
「ないモフ。」
じゃあ、何をやりたいのかと聞かれたら・・・、
「ないモフ。」
「重要な事なので、3回言ったモフ」と言わんばかりの流れが、笑いのツボにジワジワくるんですが・・・。(笑)
そして、モフルンが言った事は・・・、
「モフルンは、みらいとリコとはーちゃんの願いを叶えたいと願ったモフ!」
この言葉に、会場は騒然。
モフルンの好物はクッキー。だったら、クッキーを沢山食べられるよう願えばいいのでは、とみらい達は提案しますが、それは、みらい達がいつでも作ってくれるからいいそうで。
「モフルンは、みらい達が楽しいと嬉しいモフ!」
13:15~19:00:ダークマター
そんな中、自分の願いを叶えてもらおう、と重い声で言う者が現れました。彼の名は「ダークマター」。
ダークマターは、赤黒い怪物を呼び出し、会場の人々を脅かしました。人々が避難する中、みらい達はプリキュアに変身。ミラクルとマジカルはサファイアスタイルに。
しかし、ダークマターは、プリキュアには目もくれず、願いの石の元へ。ミラクル達は止めようとするも、避難する人達の手助けをするために、マジカルとフェリーチェは怪物の相手をする事に。
ミラクルは、ダークマターと1対1に。ダークマターは、すべての魔法使いを消そうと企んでいました。
ミラクルは、そうはさせないと立ち向かいますが、ダークマターの圧倒的なパワーに押され、気を失います。そして、ダークマターは願いの石を手にしました。
ですが、石に選ばれたのはモフルン。自分が願いを叶えられなかった時のために、モフルンを連れていこうと、ダークマターは目を付けました。
これに気付いたマジカルとフェリーチェは、ダークマターを止めようとしますが、やすやすと防がれてしまいます。
そして、押し返しました。
直後、黒いドラゴンが出現。バルーンに穴が開いた事で、強風が吹き、モフルンは巻き込まれます。
ちょうどその時、ミラクルが目覚め、モフルンを助けようと手を伸ばしますが、わずかに届かず。ミラクルと離れ離れになってしまいます。
さらに、ミラクルとマジカルの変身も解除。モフルンは、願いの石とともに、ダークマターに連れ去られてしまいました。
しばらくして、騒ぎは収まったものの、モフルンがさらわれてしまったのでは、じっとしてなんかいられません。
これからどうするか、リコはみらいに相談しようとしますが、みらいの姿はありませんでした。
19:00~25:30:クマの里
一方、ダークマターは、自分の願いを叶えようとミラクルライトに願いを込めますが、何も起きません。
となれば、モフルンを利用するまで。ダークマターは、自分の願いを叶えるために協力するよう言いますが、当然、モフルンにその気はなく、モフルンは逃げます。
直後、ダークマターは、赤黒い怪物を呼び寄せ、モフルンを捕まえようとします。
まあ、でも、子供達には良い配慮でしょう。モフルンが好きな子供達は多いと思うと、余計にピンチ感を演出させるよりは、こういう緩和剤を入れた方が楽しめると思いますね。
しばらくして、モフルンは、ダークマターの追っ手から逃げ切る事に成功。
すると、モフルンは、沢山のクマが住む里に着きました。モフルンは、里に住むクマ達に歓迎され、しばし、楽しい時を過ごしました。
その翌朝、黒いクマが里にやって来ました。
彼を見るなり、他のクマ達は隠れてしまいます。
しかし、モフルンは気さくにあいさつ。彼の名は「クマタ」。
その頃、みらいは血眼でモフルンを探していました。しかし、みらいの顔からは疲れが見え、集中力低下から、落下してしまいます。
しかし、これをリコが助けました。ですが、重さに耐えきれず、2人とも落下。
その後、リコは、1人で無茶をするなと注意しますが、それでも、みらいはモフルンを探そうと1人で歩みます。ホウキはボロボロですが、ジッとしてなどいられません。
そんなみらいにリコは、落ち着きなさい、と強く叫びます。もし、みらいまでいなくなったらどうなってしまうのか? それに、モフルンが心配なのは、みらいだけではありません。リコやことはだって。
リコやことはに諭され、みらいは落ち着く事ができました。
25:30~31:45:みらいとモフルンの願い
少しして、モフルンはお腹が空きました。
その直後、クマタは、クッキーを与えました。さらに、クッキーの家まで。
これは、クマタが魔法で出したもので、モフルンは、クッキーを美味しくいただきながら、クマタの魔法の才能に感心します。
一方、お腹の空いたみらい達は、「ヤナオニの実」というものを目にします。見た目は良くないですが、食べられるとか。
しかし、注意する事があります。それは、種を食べると、寝た子も起こす強烈な臭さが口から出るとか。
その注意を聞く前に実を丸ごと食べてしまったことはからは、強烈な臭いが。それを味わったみらいは倒れてしまい、ことはは、みらいの顔は変だと笑います。それを起点に、3人で大笑い。
とはいえ、モフルンと離れ離れになってから笑顔が失われたみらいに、すっかり笑顔が戻りました。みらいは、リコとことはに感謝します。
しばらくして、クマタとモフルンは、いくつもの泉がある場所に着きました。夕焼けが差し掛かっている事もあり、綺麗な風景が広がっていました。
モフルンは、その光景に感動しつつ、クマタとクッキーを半分こしようとしました。
クマタは、魔法がとても上手ではあるが、それゆえ、周りのクマからは恐れられているようです。だけど、クマタは怖くなんかないし優しいと、モフルンは言いました。
それに、ここにいるのも悪くはないと、モフルンは言います。それを聞いたクマタはモフルンに、他の事など忘れて、ずっとここにいるよう、脅すように言います。
少しして、空は暗くなり、多くの流れ星が流れました。
みらいは星空を見て、小さい頃にモフルンと一緒に星空を見ていた事を思い出します。モフルンも星空を見て、みらいの事を思い出しました。
そして、みらいとモフルンは、生まれた頃からずっと一緒だった事に思いを馳せます。
「私、分かった・・・。私の願い・・・。願いというか、気持ちかな・・・。私は、ただモフルンと・・・。」
しかし、その続きはモフルンに直接言うべき事だと、リコは指摘。今は、ミラクルライトに自分の思いを込めて、風船を膨らまします。
ちょうどその時、遠くで、大きな風船を発見。そこにモフルンがいるんじゃないかと、みらい達は察します。
31:45~38:00:みらいとモフルンの再会
モフルンは、自分には帰るべき所があると、クマタと別れようとします。そんなモフルンに対し、クマタは怒りをあらわにし、正体を現しました。
そう、クマタの正体は、ダークマター。クマタは、モフルンを懐柔するための演技でした。
ダークマターは、自分の願いを叶えるよう言いますが、もちろん、モフルンにその気はありません。ダークマターなんぞ、プリキュアがやっつけてくれると言いますが、さっきの戦いで、実力差は分かっています。
ダークマターは、モフルンがおとなしくしていれば、プリキュア達に危害を加えないと言います。だが、離れるとなれば・・・。モフルンは、どうするのか?
一方、モフルンの居場所に近付くみらい達。そこに、ダークマターが現れました。
ダークマターは、命が惜しければ帰れ、と警告するものの、みらい達は引き下がりません。これに対し、ダークマターは黒いドラゴンを呼び寄せました。
これは、ことはがプリキュアに変身して相手します。
その間に、みらいとリコは先に進みますが、ダークマターは引き続き妨害してきます。
モフルンがいなくては変身できない2人ですが、それでも、まだ魔法があります。リコは、魔法で強風を起こし、その隙に、みらいをモフルンの元に行かせました。
「伝えたい事あるんでしょ?」
そして、みらいは単独で、モフルンの元に向かいました。
少しして、みらいはモフルンと再会。みらいはモフルンに、帰ろうと言いますが、モフルンは、帰らないと返します。
一体どういう事なのか? その直後、ダークマターが現れ、モフルンはプリキュアの安全のためにここにいる事を選んだ事と話しました。
さらに、リコはクリスタルに捕われていました。モフルンは、話が違うというものの、ダークマターは、警告を無視したプリキュアが悪いと返します。
そして、ダークマターはみらいに、帰るよう言います。みらいの答えは・・・、
「嫌だ・・・。」
みらいは、モフルンに対して想いを打ち明けます。
モフルンと離れ離れになって、頭が真っ白になってどうしたらいいか分からなくなった事。そして、モフルンが、自分達が楽しいと嬉しいと感じていたように、自分が楽しい時にはいつもモフルンがいてくれた事。
「モフルンがいてくれるから、私は楽しいし、嬉しいんだよ・・・。」
「みらい・・・。」
「だから、私はモフルンと一緒に!」
「モフルンも、本当はみらいと一緒にいたいモフ!」
しかし、そうはさせないと、ダークマターは、みらいを捕まえます。ですが、モフルンは諦めません。
「モフルンは、みらいを助けるモフ!」
38:00~42:00:キュアモフルン
その時、願いの石が強く光りました。すると、モフルンは、プリキュアの姿に。
「モフモフモフルン! キュアモフルン!」
感動シーンから一転、「モフモフモフルン!」って何やねん(笑)。まあ、でも、キュアモフルンのキャラデザインは女児受けしやすいですし、このくらい簡単なキャッチフレーズであれば、ついマネしたくなる女児も多いんじゃないかと思いますので、結構アリだと思いますね。
そして、モフルンはみらいを救出。しかし、モフルンは自分がプリキュアになった事に気付いておらず、みらいに言われて気付き、驚きます。
これは夢? みらいとモフルンは、互いの頬をつねり合って、夢じゃないと感じます。
みらいに言われるまでプリキュアになった事に気付かないなんて、モフルンらしくて良いですね(笑)。変身して早々、ギャグで笑わせてくれるなんて、良い意味で予想外でした。
その後、モフルンは、ダークマターと1対1でバトル。みらいのホウキを使いつつ、ダークマターと互角に戦います。
そんな中、みらいは、リコを救出しに行きました。ですが、クリスタルを叩いても、起きる気配はありません。
一体どうすればいいのか? ポケットに手に入れると、ヤナオニの実が。ヤナオニの実の強烈な臭いで悶絶していた時に、偶然紛れ込んだようです。
みらいは抵抗を感じるも、他に手段はありません。という事で、ヤナオニの実を丸ごと口にし、強烈な臭いでリコは目覚めました。
みらいは再会できた事に喜びました。まあ、みらいの口から出た強烈な臭いに、リコはまいりますが。
みらリコのヤナオニの実プレイとか、私の脳内百合思考を熱くさせてくれますのう。誰かみらリコ萌えなpixivユーザーさん、描いてくれないかなあ。あ、私は画力ゼロですので、完全に他人任せです。(笑)
さらに、フェリーチェが、フレアドラゴンを連れて現れました。そのまま、モフルンに加勢。
そして、モフルンが大きなホウキを出して、ダークマターを押し出しました。
42:00~49:15:ダークマターの過去
フェリーチェがここにいるという事は、あの黒いドラゴンは、どうなったのか?
実は、黒いドラゴンは、フレアドラゴンがダークマターの闇の力に操られていたもの。フェリーチェはそれに感付き、ピンクトルマリンのリンクルストーンを使って闇を浄化し、元に戻したという訳です。
また、リコは、モフルンがプリキュアになった事に驚きます。同時に、みらいがモフルンにちゃんと想いを伝えた事に安心しました。
しかし、これでめでたしめでたしとはいきません。ダークマターが現れました。願いの石がなくなった今、自分の手でこの世界を滅ぼすと主張します。
一体何が憎いのか? ダークマターは、自分の過去について話します。
ダークマターは、卓越した魔法を使えるものの、その風貌からか、人々から避けられ続けました。寒さに凍える人を、火を起こして暖めようとしたら逃げられ、ある時は、砂漠を旅する人に大量の水を出しても逃げられ・・・。
「なぜ逃げる・・・? なぜ恐れる・・・? 一体、俺が何をしたというのだ・・・?」
人々から避けられるうちに、ダークマターの心には、人々に対する憎しみが生まれ、この世界を壊そうと考えるようになりました。
そんなダークマターの話を聞いて、自分も彼を拒絶してしまったと目に涙を浮かべるモフルン。
「クマタは・・・、寂しかったモフ・・・?」
その後、ダークマターは、憎しみのこもった拳を振り下ろし、モフルンは、それに抵抗する事なく受け止めました。
そして、モフルンはぬいぐるみに。みらいがいくら話しかけても反応せず、みらいは悲しみます。リコとフェリーチェも同じです。
ダークマターは、ぬいぐるみになってしまっては元も子もないとあざ笑いますが、彼の目からも涙があふれていました。
みらいは、ダークマターもモフルンに一緒にいたかった事を察します。ダークマターは否定するものの、自分の願いに叶えるためにモフルンをさらったのであれば、フレアドラゴンのように強制的に魔法で操ればいいだけだと、フェリーチェは言います。
それをしなかったという事は、ダークマターもモフルンと一緒にいた時間が楽しく感じていたという事です。自分の本当の気持ちに気付いたダークマターはクマタの姿に戻り、取り返しのつかない事をしてしまったと、モフルンに泣いて謝りました。
49:15~54:00:シャドウマター
その後、クマタの心の中にあった、この世界を滅ぼしたいという思いが、「シャドウマター」として現れ、フェスティバル会場を狙いました。
唯一変身しているフェリーチェは、シャドウマターを止めようとしますが、シャドウマターの強力な魔力に押し返され、変身が解除されてしまいました。さらに、クマタも、魔力がすべてシャドウマターに移ってしまったため、どうしようもできません。
となると、このまま魔法界が滅びるのを黙ってみてるしかないのか? そんな時、みらいが立ち上がりました。
「そうだね・・・。キュアップ・ラパパ! 魔法よ、止まりなさい!」
みらいはそう叫びますが、何も起こりません。しかし、みらいは諦めずに、何度も「キュアップ・ラパパ!」と唱えます。
それは、今もモフルンがここにいるから。モフルンがぬいぐるみに戻ってしゃべれなくなっても、心は繋がっています。モフルンなら、この状況でも諦めないと思っているから、みらいもその声に応え、この状況にも立ち向かえるのでした。
そんなみらいに対して、リコも「キュアップ・ラパパ」と唱えます。
リコは1話の事を思い出します。あの時は、リコはまだ上手に魔法が使えなく、モフルンをしゃべらせるようお願いされても叶えられなかった。それでも、みらいは前向きだった。
それならば奇跡が起きるかもしれないと、今の危機に立ち向かいます。今は、ことはもいます。
そして、リコとことはは、モフルンの手をとり、「キュアップ・ラパパ」と唱えました。
そんな中、フェスティバル会場の人々は、もうどうにもならないと絶望を感じています。
ですが、校長は、みらい達が諦めていないのを魔法の水晶越しに見て、ミラクルライトを振るよう呼びかけました。言葉は魔法、魔法は奇跡を生むと。
クマタも、みらい達を見て、「キュアップ・ラパパ」と唱えました。そして、少しして、奇跡が起きました。
54:00~56:00:シャドウマター
みらい達はプリキュアに変身しました。そして・・・、
「とーっても甘い匂いがするモフ!」
モフルンが復活しました。ミラクル達はモフルンの無事を喜び、抱き合います。
さらに、モフルンは、クマタの事を許します。
「クマタとモフルンは、友達モフ!」
「モフルン・・・。ありがとう・・・。」
そして、モフルンとクマタは手を取り合いました。
56:00~61:00:ラストバトル
さて、あとは、シャドウマターを倒すだけ。シャドウマターの内部には、魔法の核があり、そこを潰す必要があります。
魔法の核は、クマタの心の闇が具現化したもの。クマタは、自分が持っていた恐ろしい歪みに、目を背けそうになりますが、ミラクル達が、後は任せてと核に立ち向かいます。
そして、ここからラストバトル。リンクルストーンや様々な変身スタイルの長所を駆使して、シャドウマター本体と戦っていきました。
また、モフルンも、ミラクル&マジカルと同様、ルビースタイル、サファイアスタイル、トパーズスタイルを披露。
そんな中、クマタは、自分の心の闇に立ち向かっているプリキュア達に、頑張れとミラクルライトを振りました。
フェスティバル会場でプリキュア達の戦いを見ている人達も、ミラクルライトでプリキュアを応援します。
そして、プリキュア達は新たな力を得て、オーバーザレインボーの上位版「ハートフルスタイル」にチェンジ。
「出会えた奇跡と!」
「引かれ合う魔法と!」
「そこから紡がれる幸せを!」
「諦めないモフ!」
61:00~62:30:クマタの願い
戦いが終わり、プリキュア達は元の姿に。願いの石の力も消えてしまいました。次に、願いの石が現れるのは100年後。
モフルンはクマタを誘いますが、彼はもう十分楽しんだと、モフルンと別れます。
その直後、クマタに優しく手を差し伸べるクマが。クマタは、クマの里のクマ達に迎えられ、友達がほしいという願いが叶いました。願いの石がなくても。
これにて、ストーリーは終了です。
62:30~64:30:エンディング
エンディングはTV本編と同じく、「魔法アラ・ドーモ!」。エンディング後半は、地球を背景にしている7月バージョン。
うーむ・・・、モフルンをキュアモフルンにしたバージョンではなかったか・・・。そこまでしなくても、モフルンアップの多い10月バージョンにしてほしかったのですが、残念・・・。
CGダンス後には、3月下旬から4月にかけて開催されていた「オシャレコンテスト」の優秀作品が紹介されました。みらい、リコ、モフルンが大きな魔法フェスティバルで着ていたドレスは、グランプリ作品に選ばれたものです。
紹介されたものは、映画公式ホームページにも載っています。映画で紹介されなかった優秀作品も掲載されていますので、気になる方は、ぜひどうぞ。
エンディングが終わった後は、来春のオールスターズ映画の告知。
・・・と思いきや、今回はなし。え? という事は、もしかして、来春はオールスターズ映画はやらない? そういや、「プリキュア新聞 2016年春号」では、「来年はオールスターズではなくなるかも!?」とありましたし、本当にやらないのかも?
・・・と思ってましたが、「ドリームスターズ」というのが公開されるようですね。これまでの「オールスターズ」とはどう違うのか楽しみです。
【まとめ】
モフルンの優しさに感動した!
映画の感想を簡単にまとめると、こうですね。
もちろん、キュアモフルンとして、可愛くも凛々しく戦っていたところも見所ではありましたが、私としては、プリキュアになる前も含めて、モフルンの優しさに特に目を引かれました。
クマタに対してその優しさが光っていたのは、言うまでもありませんが、前半では、願いの石に選ばれた直後に、みらい達思いだったのも見逃せないところですね。
願いの石に選ばれながらも叶えたいものはなく、「モフルンは、みらいとリコとはーちゃんの願いを叶えたいと願ったモフ!」とか「モフルンは、みらい達が楽しいと嬉しいモフ!」だなんて、良い子過ぎますよね。直前の「ないモフ」3連発に大ウケした事もあり(笑)、あの2つのセリフには感動しました。
それがあって、その後のクマタとの触れ合いは、モフルンの優しさに、より大きな感動を得られました。周りから避けられ続けたクマタは、そんなモフルンと出会えて幸運だったでしょう。ラストでは、自分を避け続けてきたクマ達から手を差し伸べられ、自分の居場所を見つけられたのは、本当に良かったと思います。
そんな今回の映画のポイントは「みらいとモフルンの絆」でしょう。
これは、36話のテーマでもありましたが、あの時よりも大きな感動をもたらしてくれたと思います。モフルンあってのみらい、みらいあってのモフルンだと強く感じ、ますます、2人は双子の姉妹のように思えてきました。
それが感じられたシーンはいくつかあり、最初は、願いの石が目覚めたところで、みらいもモフルンも、自分の叶えたい願いがなかった事ですね。
みらいもモフルンも、リコがいて、ことはがいて、そして、みらいが生まれた時からずっと一緒だったモフルンとおしゃべりし合える今がとても幸せで仕方がなかったのでしょう。それゆえ、それよりも大きな幸せを望まなかった、つまり、特に叶えたいものがなかったのも納得だと思います。
だからこそ、そんなかけがえのない存在が失われると、それまでの当たり前の幸せは、そんな大切な存在があったからこそだと気付くものなんでしょうね。
みらいとモフルンは、生まれた時からずっと一緒で幸せな時を過ごしていましたが、離れ離れになって、互いの大切さに気付き、また一緒にいたいと強く願いました。同じ流れ星を見てそう感じたのも、良いストーリー展開だったと思いました。
そして、みらいとモフルンが再会して、みらいがモフルンへの想いを打ち明けた時には、泣きそうになっていました。
他には、キュアモフルンのキャラデザインからも、双子の姉妹感を感じました。前髪の形、髪の色、瞳の色は、みらいと共通しており、顔部分をアップにすると、みらいっぽく見えますね。
モフルンがプリキュアになった後は、みらいとモフルンが一緒に映っているシーンがあり、それを見て、双子の姉妹感を感じ、癒されました。本当に、スタッフ様は、良いキャラデザインを考えたと思います。
また、ストーリー途中では、モフルンがダークマターの一撃を受けて、元のぬいぐるみに戻り、みらいが悲しみましたが、そこから立ち直れたのも良かったと思います。
これまでのTV本編感想では、みらいは「ずっと一緒」を主張しているだけに、モフルンがしゃべれなくなり、「家族」を失ったら耐えられないんじゃないかと心配していましたが、この映画を見て、杞憂だと感じました。
TV本編で、モフルンがしゃべれなくなる展開が来たとしても、みらいはきっと前へ向いて歩いて行ける。そう強く感じ、この子は「別れ」に対する「覚悟」もちゃんと持っている強い子だと思いました。
TV本編の残り話数は、あと10話程度となりましたが、今後も、みらいとモフルンの絆に大いに注目したいと思います。
だいぶ長くなりましたが、「映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身! キュアモフルン!」の感想は、これで以上です。ここまで読んでいただき、本当に、ありがとうございました!
また、スタッフ様も、感動をありがとうございました!! そして、この作品の制作、お疲れ様でした!!