第4回は新海誠さん。
” ” 内は私の意見や思いです。
"巨匠、、、なのかいまいち疑問です。"
"この方の映画は、「言の葉の庭」以来映画館で3本見ています。
最新作の「すずめの戸締り」は見ていません。
この方の作品は、
毎度奇麗な絵なのですが、
どうやら最近は、
慣れてきてしまって、
あの景色が見たい!というような、
そういった渇望みたいなものが薄れているようです。"
"「雲の向こう~」、「星を追う~」はレンタルDVDで見たのですが、
あの時の空の描写とかが、かなり凄かったという記憶があります。"
以下、メモ開始~。
・個人製作の監督から、集団制作の監督となった。
新しい例である。
・小学校5年からPCに触れていた。
・PCゲーム、イース2エターナルのOPを手掛けている。
”エロゲームのOPもやっていたと、
どこかで見ました。
博物館の企画展とかで、
ゲーム関係の展示はやってくれないでしょうかね?。
展示見に行くたびに、毎度思うのですが。”
・新海監督は登場人物の絵が不得手。
”ほんとそう思う。
「秒速5センチメートル」とか、
誰が誰だかわかりませんでした。
證券会社(野村だったか?)のCMなんかも、
人物が判別不能だったので、
新海さんがキャラデザしていたのかも?”
・新海監督の背景のポイントは光。
色のコントロールが光を感じさせる大きな要素。
"これもそう思う。
「雲の向こう~」でも電車の中を走る光とか、
意外性が凄かった。
現実に在りうるかは、疑問ですが。"
・アニメの場合の編集とは、
カットの長さを微調整していること、
どこから音を入れるかの設定をすること。
・(ストーリーについて)はっきりとした人間関係(恋人だったり)が出来上がる前に、
生き別れになるパターンが多い。
「星のこえ」
「雲のむこう約束の場所」
「秒速5センチメートル」
「君の名は。」
「星を追う子供」(死に別れだけれども)
などがそれ。
・「星を追う子供」
映画興行で黒字にならなかった唯一の作品。
震災後で客足が出にくかったことと、
「秒速~」で定まった新海誠らしさから、
離れた作品だったことも影響あるのではないか?。
・多くの人に見てもらえる、
一般的なアニメ映画に挑戦しようと思った。
"DVDで見て、そうだろうと思ったよ。"
・制作も個人的なものでなく、
アンサースタジオが加わることで、
集団制作的になった。
・どこまでを他人に任せても、
何処を譲らないかが、
自分の作品として成立させている。
例えば、
「すずめの戸締り」では色彩監督という新しい役職を作って、
自身が就任している。
・「言の葉の庭」、
前作の反省から、
制作側が見せたいものと、
客が見たいもの摺り合わせが、
高度に行われた。
"この作品は映画館で観ました。
もっと、和歌のやり取りがあるのかとか、
足型をとるシーンが、
もっとエロいかと思ったのですが、
そうでもなかったので、
拍子抜けしたことが、
思い起こされます。"
・震災後の世界で生きるというテーマが含まれてきている。
・「すずめの戸締り」
"講演者の言う通りとするならば、
でもそれは、不幸を思い出にせずに、
いつまでもワダカマリとして持ち続けるのは、
その人にとっては辛すぎるのではないかと思った。"
・総括
新海監督はPDCAサイクルをしっかりと回しているのが凄いらしいです。
「すずめの戸締り」で、
一つの到達点に達したので、
次がどうなるのか、講演者は興味深いらしいです。
・また、作品に共通しているのは、
世界の残酷さと美しさ、らしいです。
"個人的には講演者の言うことは違うんじゃないかとか、
逆に同意するところとかありました。"
"やはり、キャラのデザインを他人に任せたのは、
まっとうなことだったと思えます。
もう一度書きますが、
「秒速・・・」なんかだと、
男女でもキャラが見分けつかないんだよね。"