
NIKONから噂でFullSizeが出るというモノがありましたが...........
FullSizeという付加価値以上のモノを沢山付けての発表となりました。
Spec的に見るのであれば初代1DsのSpecと並んべる人がいるかも知れませんが中身は全く別物ですな。
高感度撮影に特化したモノとなっておりクロップ撮影も可能というかなり特殊な撮影方法が行える事を考えると撮影する側からの要望をふんだんに、そして貪欲に取り込んだ意欲作と言えるでしょう。
FullSizeでEOS 1D mark3の連射性能と連続撮影枚数と踏襲しているという恐ろしいSpecの化物が誕生したと言っても良いでしょう。
感度に関して非常に気を遣っていることを見ると階調も白飛びも黒つぶれも通常の撮影でさえ素晴らしいPotentialを備えていることは明らかです。
感度設定により現在のCMOSではグラデーションというのは256階調の中でしか表現できません。
しかしこんなに感度を変更できると言うことは確実に暗いところの階調は別の感度設定では認識できている訳です。
このことを考えると将来的にRAWで撮影しておけば低感度で撮影して後で感度設定を変更することまで可能になるかもしれません。
撮像素子が捉えている情報というのはRGBの枠には収まらないDataがあることは常識でその有り余っているDataのアルゴリズムを解析して高感度のDataのみを検出するもしくは逆に低感度のDataのみを検出しNoiseの軽減に結びつけるという現像方法も一般的に普及してこなければいけない時期に来ているでしょう。
すでに警察や科学捜査などでは常識なのですからもっと普及レベルを下げて使われるべきだとも感じますな。
所で話を戻しますが、最高感度はISO 25600相当まで増感できるということでかなり高感度Noiseの軽減に力を入れていることは明らかです。
加えてFullSizeということからDigital Cameraに今まで違和感を感じていた人たちも間口が広がったことになります。
価格もランニングコストなどを考えるとFilm撮影と比較すると60万弱という価格は安いとも言えます。
しかしDigitalを知らなくていきなりこのCameraを使用するようになると使用感の違いは否めないでしょう。
それはどのCameraでもFlagship系を使うに当たってはかなりの抵抗があります。
理由はどのメーカもFlagship系の発色傾向は抑えめで味気ない発色となっておりベルビアなんかを使い慣れている人からすると最初の発色がすべてだと考えがちなんですな。
んで銀塩から移行してきた人というのは加工や調整を加えることを嫌う傾向があります。
よって発色などの天を考慮すると使用感などをまずエントリーモデルなどで味わって色調の調整などを学んで最終的にFlagship系になっていくというのが自然な流れだとおいらは考えています。
当然ながら最初からお金があり潤沢な資金があるのであれば買っておいて良いのかもしれませんが、そんな冒険を一般人に勧める方が問題がありますよね。
とにかくこのD3はNIKONが自信を持っていることは間違いありません。
そしてスキがあらばCANONの牙城を崩そうと努力を怠っていないと言うことは明白です。
このCameraの良いところはクロップ撮影と感度の多様性で他の要素はCANONの真似だと感じる所がありますので本当はどうなのかを見守っていきたいモノです。
クロップ撮影に関してはCANON系の掲示板で良く書き込まれていたんですな。
んでそれをNIKONは拾ってきてクロップ撮影できるようにしたと考えても良いかもしれませんな。
意外と開発関係者は掲示板を見ているモノなんですね~。
実機に反映されていることを見ると実感が沸いてきますな。
良い討論というのは良い産物を生むと言うことでしょう。
もっと発展していって貰いたいものです。
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