おいらの近所で殺人事件が起こってしまった。
場所を特定されてしまいそうだが、メッタ刺し殺人が起こった。
小さい子供と自分の妻を殺したのだ。
考えられないが現実に起こってしまった。
前にもバラバラ殺人が起こっていて、いろいろある町だ。
おいらはほんとに恐い。
確かにおいらのすんでるところはかなり変だ。
だから起こってもおかしくないと思っていたのだ。
世間の常識がおいらの住んでる町では通用しない。
自分のさじ加減でなんでも決めたがるのだ。
機嫌のいい時は良いが、機嫌が悪いと八つ当たりをするのが常識なのである。
役場に勤めている人間がそうなのだから、この町の人間の質がわかるものである。
自分の発言に責任を持たないのである。
子供たちは純粋だからいいが、大人になるとひねくれてしまうのである。
おいらは12,3年前に関西から来たので最初はなじめなかった。
今でもうけつけないことがある。
おいらが間違っているんではない、この町が間違っているんだと自分に言い聞かせている。
おいらの父上と母上はとても良い人である。
そう、理想の夫婦と言っても良い。
やさしいし、包容力もあるし、言ったことを必ず守る。
常識で考えるとこのような人間が受け入れられると思うだろうが、この町は違うのだ。
この町は恐いところである。
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