Levi's 501XX

おいらはジーンズを子供の頃から履いた記憶がありませんでした..........

学生時代にはおいらはお金を持っていませんでしたから雑誌で読んで欲しいと考えていても買えませんでした。
ファッション雑誌を読み漁っていましたのでジーンズの知識も自然とついていきました。
社会人になってもジーンズを履き始めるためには避けては通れないこの「Levi's 501」からだと決めていました。
レプリカでしたけどね。
高校生の始めの頃に「ジーンズが欲しい」と考えてから買うまでは5年以上経過していたと思います。
若い頃の5年も待つというのはすごいことだと自分でも思います。
しかしおいらはこれと決めたらそのことを達成しないと先には進まない性格です。

頑固だと言われればその通りですし、柔軟性に欠けると言われれば全く持ってその通りだと言わざるを得ません。

懐かしいな～.......
ユニクロが出来てから買ったという記憶もありますので安いものはいくらでも買えたんです。
しかし敢えてジーンズのルーツから始めたかったんですな。
これにはかなりこだわっていたのを覚えています。
このジーンズは今でも手元にありますが、一番引き締まって時に買ったものなので履けません。
当時は63kgで体脂肪率5％ぐらいで、現在は100kgぐらい....体脂肪は測っていません。
合う方がおかしいですよね。
倍近くになっているのに置いているのは、いつか履けるようにしたいという願いがあるからです。
今の体重になったのは4、5年前の1年半ほどの期間で一気に体重が増えました。
人を全く信用できないようになり引きこもり気味に生活しストレスのために過食症で食い散らかして寝るという生活を繰り返した結果です。
心の闇が深かったんですな。
デジタルカメラもありませんでしたし、なんの夢や希望はもとより知識も知恵も無かったものですからね～。
ただ絶対的な絶望がおいらの心を支配して生活全てが闇に包まれていました。
少しずつ晴れてきていますが、今でもまだ闇に覆われている部分があります。

今でも「痩せること」はまだ取り組めない出来ない状態です。
しかしいつかはまたこのジーンズを履けるようになるぐらい痩せようと考えています。
いつになるか解りませんが、このジーンズはおいらの中では鬱を克服するシンボルみたいなものになっています。

あれだけこだわって買ったものですからね～。（笑）
でも体型が変わっているので痩せても合わないかも知れません。

痩せていた頃のウエストが30インチ（76cm）です。
今はこのサイズの1.5倍以上のはずですから痩せるのは一筋縄ではいきません。
あのころは痩せていてなおかつ引き締まっていました。
仕事で酒屋の配達をしていましたので引き締まらないわけにはいかなかったんです。
またかなりゆとりがあったのを覚えています。
だぶだぶ気味のを買ったつもりだったのですが、今では太ももの途中までしか入りません。
まあ着丈は変わらないというよりおいらは切らなくても良いぐらいの足の長さなので、いつも店に置いてあるのをそのまま履いていたな～.......
服というのはやはりある程度痩せている人のために作られているので痩せないと駄目だな～と痛感します。

よく考えると酒屋さんで働いていた時期に買ったことを思い出しました。
だから欲しいと考え始めてから最低でも7年以上は経過していたことになります。
酒屋さんで働いて少し経ってからでしたからね～。

しかしこの買えなかったことの反動というのはかなり大きかったようで今家には10本ぐらいジーンズがあります。

先日太って履けなかったものの一本が履けるようになりました。
一番太っているときに買ったジーンズとこの最近はけるようになったジーンズのウエストの差は10cm以上はあります。
だから履けるようになっていることの方が驚きました。
ジーンズというのは履くようになってからは最も履くズボンです。
だからぶかぶかのジーンズをはくのは嫌になったので、昔のものを試しに履いてみたらジャストサイズだったというわけです。
しかし、うれしいというよりは虚しいな～という気持ちの方が大きかったな～........
だって過食になっていなかったなら履けて当たり前だったわけですからね。

太り始めてから少しずつサイズアップして買っていますのでマイペースで履けるサイズを増やしていこうと思います。
だから順調にいくと最後に履けるようになるのはこのジーンズということになりますな。