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JW1.5世の自分が生きてるのを不思議に思う、ひねくれ者の日記です。
扇風機の羽の真ん中をおさえるひねくれ者の日記



多くの健康な人間にとって感情が落ち込んだままの状態は理解できないものです.........

「夜回り先生」と言われている水谷先生がケアしている部分がこの種の子供たちです。
時代の移り変わりにより昔は考えられない精神的に脆い子供が多くなってきています。

このようなことを書いているおいらもそのひとりです。

この種の人間の特徴を書いてみます。
まず追い詰められている状況では誰も助けてくれないと感じ、それからもたらされる「孤独感」は健康な人が考えるよりも強く大きいものです。
特に身近な大人である「親」が理解を示してくれない子供は人間不信になりすべての人間を信じられないものと考えるようになります。

おいらの知っている子は親が「鬱病」だと認めず、病院の先生と言い争って病院に行けなくなりました。
昔の考え方をする人間にとって家族が、その中でも子供が鬱病だと認めるのは難しいと考えられます。
なぜならば子供というのは親の教えや考え方に大きく左右されて育ち、その結果が精神的な病に至ったという事だからです。
自分の考え方に自信を持っている人にとって家族を病気だと認めるのはとても難しいのでしょう。
子供は親の意向には逆らえません。
また病院の先生と喧嘩したからには子供にあっている治療をしていても親がそこには行かせないでしょう。
どんなに優れた医者でも診てもらわなければ病気を改善もしくは治療は不可能です。

また医者というのは専門分野がたくさんあって診断方法も先生によって異なります。
親が認めない事が前提としてある場合に先生もその意見を無視するわけにはいきません。
親が「鬱ではないですよね」と認めそうにない姿勢で言えば「鬱です」とは言いにくいものです。
この子の場合は別の医者が「鬱ではない」と言って鬱の可能性を否定しました。

このことからもたらされる結果は明らかです。
鬱ではないのだから「あれもできるし、これも出来て当然だ」と考えるのです。
精神的体力のない時期にそのような対応をされると子供としてはよけいに落ち込みます。
今はまだ中学生だから保っていますが、高校生、大学生、社会人になって行くにつれて解決方法を見いだすことができるようになります。
子供の解決方法というのは最悪の結果を招く場合がとても多いことは今の社会を見れば明らかです。
リストカットに始まり、自虐的な事を親に隠れてするようになります。
そして誰もそのことに気がつかないと最悪なことに自殺に至ります。
親は自分の命を否定することを子供がしてからしか精神的な病気を認めない傾向にあるようです。
自殺は親に訴えるのであればもっとも効果的な方法ですが、自分の命を失うということになります。

鬱病の子供の立場としては「親を苦しめよう」とか「他の人に訴えるため」という意味で自殺を選択することは少ないでしょう。
この病気で多いのは「自分の存在を否定したい」もしくは「自身の存在が世の中で存在悪だ」と感じるから死を選ぶのです。
自分を肯定してくれる人がいないとこのような思考回路というのは簡単に成立し単純に死を望むようになります。
残念なことに、今の社会で自分を肯定してくれる人間というのはほとんどいません。
自分で自分の事を褒めている人間の事はおいらはあまり理解できませんが、あの思考回路というのは現在の世の中で必要なことを自分で見いだした”健康的な”考え方なんだろうな~とさえ思います。

幸いなことにおいらは聖書を学ぶことができています。
そこには多くの慰めや、おいらが生きていることだけでも良いのだと言うことを教えてくれる言葉が存在します。
自分で自分を否定していても言葉が癒してくれるという不思議な状態がおいらの現状です。
この子もそのことに気がつけば良いのですが、そこまで精神的体力が無いことが考えられ難しいでしょう。
何かしらの解決策が導きによってもたらされることを願うことしかできません。
いくら親しくても他人は何もできないですし、その家の教育に意見なんて僭越でしかありません。
よっておいらができるのは祈るぐらいです。

それにおいらがつまずきの原因になっていて不活発になっている可能性がある方が親なので余計に言えないのです。
軽率な行動をとるおいらは多くの人からつまずきの原因としてみられているとも思いますしね.......

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