こんな話題もあったよね!

テレビ、雑誌、ネットなどのいろいろな話題をとりあげて、それを独自の見解で紹介していく。(大袈裟なもんではないですが)

単純刺激を探究刺激に変えていこう

2019-07-18 12:14:52 | ビジネス
人間は外部から受ける刺激に対して反応します。

刺激には二つあると言われていて、それは単純刺激と探究刺激です。


単純刺激とはその名の通り、外部からの刺激に対して単に体が反応するという事に近いと言えます。
それが精神的な刺激でも脳が単純な反応をする。

辛いものを食べたときの反応とかゲームによる体、脳の反応がそれです。
発汗してリフレッシュしたり、興奮したことによる適度な脳の疲れなどです。

こういった刺激は気分転換したり疲れを取ったりするのには有益でしょう。

温泉に浸かったり、ジムで汗を流す事もおなじような効果を生みます。

一方の探究刺激とは刺激を受けたことから別の事を発想してどんどん探究していく、知的好奇心と密接に関係している刺激とも言えます。

これは刺激物、事象によって変わるわけではなく自分の受け取り方なのです。

辛いものを食べて汗をかく、何故辛いもので汗がでるのだろう?という発想からその成分を調べてみたり、世の中にはどんな辛いものがあるのだろう、とか探究心が湧いてくる。
そんな刺激を探究刺激と呼ぶのです。

ゲームに熱中する、このゲームの面白いところは?なぜみんなが熱中する?探究していくうちにゲームの開発に興味を持ち、プログラミングの勉強をしたくなるかもしれない。
まさに探究刺激です。

自分の発想力を高めるためにはたくさんの人と会うことがいいと言います。

しかしたくさんの刺激的な人と会う事が出来てもそれを単純刺激で終わらせるか、探究刺激として受け取れるかは自分次第なのです。

いくら新しい情報に触れられる環境にいても「あ〜、なるほど、すごいな。」と感心しているだけでは自分独自の何かを作り出す事はできません。

おなじ情報に触れても、その刺激を探究刺激として捉えられる人はそれをスタート地点として自由な発想を広げていく事が出来るでしょう。

ビル・ゲイツやスティーブジョブズといった人物はまわりの人間と違った特殊な環境にいたわけではありません。

まわりの人間と同じ情報に触れながらその情報に対して人とは違う興味を示し、人とは違う発想を広げていく事が出来た人間、という事が出来ます。


しかし多くの人間は外部からの刺激に対してその場だけの反応をしてしまう単純刺激で終わってしまう事がはとんどです。

わたしだってそうです。
でもちょっとだけ頭の片隅に今見ているものが何かの発想につながらないかと考える事によって次へのアクションにつながると思いませんか?

ただ、ぼ〜っとテレビを見ている事がよくありますが、ほんのたまに、「あれっ!」と思う事があります。

そのときにちょっとメモをする。
見ていたテレビの画面をスマホで画像に残しておく。
こんな事が次への発想につながります。

これこそが「探究刺激」なのです。

ほんのちょっとした事なのですが、一瞬だけ面倒がらずに次へつながるようなワンアクションをする事によって「単純刺激」を「探究刺激」に変えることは誰にでも出来るのだと思います。
 
ビジネスを他と違った発想で展開させていくには、まさに「単純刺激」を「探究刺激」に変えていくことが出来るかどうかに、勝敗がかかっていると言えるのです。

ビジネスマンの情報力

2017-12-20 13:32:46 | ビジネス

ビジネスマンにとって情報収集能力というのはとっても大事な要素だと思っています。


イギリスのロスチャイルド家


イギリスのロスチャイルド家はフランスとの戦争当時、独自の情報収集能力で莫大な利益を上げました。

当時イギリス国内での戦況はイギリスに不利という見方が広まっていて、国債は暴落していました。

イギリスから遠く離れた戦場の様子が伝わってくるのに何日も時間がかかってしまう時代のことです。

ロスチャイルド家は戦況を知るために伝書鳩を使っていたのです。

ワーテルローの戦いでナポレオンが負けてイギリスが勝利を収めたとき、ロスチャイルド家はいち早く伝書鳩をロンドンに向けて飛ばします。

ロンドンでいち早くこの知らせを受けたロスチャイルド家の者は暴落している国債を買い占めます。
誰もこのニュースを知らないわけですから価値の下がった国債を手放したい人は大勢いてこの買い占めは簡単に素早く行う事が出来ました。

この時点でロスチャイルド家は大量の国債を手にするのです。

何日かたってようやくナポレオンが負けてイギリスが勝利した知らせがロンドンに届くと国債は大暴騰します。
買いたい!、買いたい!という大量の国債の買い手の相手が出来るのはその時点ではロスチャイルド家しかいませんでした。

その結果、ロスチャイルド家は膨大な利益をあげ世界的な金融組織に成長していくのです。


情報力を見抜く



面接に来た人は自分の売り込みたいポイントをアピールします。

当然ながら「私はこういう経歴で、こういう実績があります。」という事はいいたいでしょう。

しかし本人が言う経歴、実績はあまり参考にはなりません。
そういうものは履歴書に書かれているので、チラッと見るだけで十分です。

私はその人の情報力をみるために「⚪︎⚪︎だったら何がおすすめですか?」という質問をします。

旅の話題が出たらおすすめの宿泊施設を聞いてみます。

旅が好きですと言う話をしていて宿を聞けば、その人がほんとに旅好きかどうかがわかります。
単なるパックツアー程度の旅しか行っていないのであれば、おすすめの宿泊施設などはないでしょう。

逆に目を輝かせて、どこどこのホテルは内装が素晴らしいとか、レストランの何々が美味しいなど、自分の豊富な情報を喋っている人はほんとに旅好きなんだなと思います。

そのほか、本の話、映画の話、スポーツの話など本当に興味を持っている事にたいしての話をしてもらいます。
その分野の事が好きだと言いながら十分な情報を持っていない人は嘘をついているか、情報収集能力に欠けているかです。


優秀な人材がほしいがための面接であればその人の情報収集能力は大事な要素です。

どんなに自己アピールをされてもそれは採用の決め手にはなりません。
単に東大を卒業したとか、大企業に就職していたとかはあまり重要な情報ではないのです。

在学中はどんな事をしていたとか、なぜその企業を辞めたとかの情報は嘘をつけます。
面接のその時点で、そういう事は判断材料にならないのです。

しかし自分が興味を持っている分野についての話は簡単に嘘がつけません。

「海外旅行が好きです」と言ったのに対し「どこの国がおすすめですか?」という質問をして、おすすめのホテル?とか、おすすめのレストランは?といった質問に情熱を持って答えられる人は嘘をついていません。

こういった事からその人が興味をもっている事についての情報収集能力がうかがわれるのです。

特に面接の場においてはコミュニケーション能力やアピール能力の低い人にはこういった方法は有効です。
コミュニケーション能力やアピール能力が高い人間ばかりを必要としているとは限らないわけで、専門分野の高い情報収集能力を判断するのにはこの方法がいいと思います。


まとめ


古来から情報力というのはビジネスマンにとって必要な能力です。

アイデアと情報力さえあれば生きていけると言って過言ではないでしょう。

人材を発掘する場においても、いかにその人の情報力を見抜けるかが勝負です。

その人がどういったものを「おすすめ」出来るのかというのは情報力の判断としてはとても重要なものなのです。




何かを他人に伝えたい時一番大事なのは、わかりやすさ

2017-12-10 12:10:12 | ビジネス

世の中の人の大半はむずかしい事柄をむずかしい言葉で説明しようとする。

最初は自分もわからなかったむずかしい言葉が自分の中でこなれていって理解が出来るようになり何回も使っているうちに他人もそれが理解出来るという錯覚におちいる。

その結果、相手に伝わる言葉を選ぶプロセスを省略してしまい、むずかしい言葉を使ったほうが簡単に自分の意見を言えるため、そうなってしまうのだ。


ほんとに伝えたいと思うならわかりやすさが重要

子供になにかを伝えたいときに言葉だけではなかな難しい。

しかし絵や音(音楽)を使うとその伝達力は凄まじい。

子供に絵を描いてとせがまれたら母親は絵の自信がなくても描いてあげるべきです。
上手い下手は関係なく視覚によるコミュニケーションの伝達力を利用しましょう。

絵の下手な人はよく横顔が書けないとか走っているなどの動作が書けないと言いますがそんなものは気にしなくてもいいんです。
丸を描いて手足をつければ格好はつきますし、それについて説明すれば十分伝わります。


わかりやすさという点では漫画は最高


漫画家ちばてつや氏は戦争中、空襲で外へ出れなかった弟たちのためにお話を作ってあげていました。
ただお話を作って聞かせていただけでは弟たちは飽きてしまうので絵をかいて吹き出しをつけて漫画にして作っていました。

弟たちはその漫画に夢中になりその事を話題にして色々な話をして空襲のつらさを忘れる事が出来たそうです。

手塚治虫は学校の教師になる人は漫画が描けると絶対役に立つと言っています。

学校の連絡事項でも教師や生徒の似顔絵を使えば子供達は興味を持って見るでしょう。
教室の授業も先生なりの解釈で教科書の図や地図などを漫画にして見せられれば、みんな喜んで授業を受けます。

ちょっと抵抗のある生物の解剖図などでも漫画にしてしてしまえば親しみも湧きます。

ちゃんとした作品をかくわけではないので、短時間でさっと描ける必要はあります。
うまくなくても映像として入る情報に対する理解度は抜群なのです。

プロじゃなくていい

今の会社の面接で絵や漫画が書けます、曲が作れます、と言った場合どれだけ評価されるでしょうか。
まったく評価はされないでしょう。

しかし実際にプレゼンで絵や漫画が書けます、曲が作れます、という才能は非常に役に立ちます。

映像や音によるプレゼンテーションが効果的なのは誰でもわかっています。

しかし、そういったプレゼンテーションの場合、プロに頼むが普通です。
ですのでちょっとしたアイデア段階、初期の段階では使えません。

でも社員で絵や漫画が書けます、曲が作れます、という才能を持つものがいて、たとえそれがレベルの低いものであっても、その伝達力はすばらしいものがあります。

文章の才能のある社員の書いたテキストより何倍もの効果を発揮するでしょう。

最終段階でプロに頼むだけではなく、初期段階でも社員による映像・音によるプレゼンを重視した方がいいのです。

経営者・管理職にとってそういった才能を見つけて利用することは重要だと思うのです。


ナポレオンの戦略や組織に対する考え方は現代の経営や事業においても大いに役立つ

2017-12-01 15:18:46 | ビジネス

ナポレオンといえば誰でも知らない人はいないでしょう。
ヨーロッパ全域に君臨して今もなおフランスでは絶大な人気を誇っています。

ヨーロッパ全土で戦ったナポレオンの事を研究すれば、それはヨーロッパの歴史について学ぶ事が出来ると言って過言ではないでしょう。

とくにナポレオンの戦略や組織に対する考え方は現代の経営や事業においても大いに役立つとわたしは考えています。

ちょっと歴史的背景を思い出してみましょう。

1789年前後に起こったフランス革命はブルボン王朝を打ち倒した市民革命です。

そしてナポレオンが皇帝になったのは1804年。

つまり革命の後に市民によって選ばれたとてもカリスマ性のある人物であるのがわかります。

この革命の直後の混乱したフランスに色々な国が攻め込んできます。
これに連戦連勝したのがナポレオンの指揮する軍隊だけだったので、その人気はおおきなものになりました。

それまでの儀式を重んじる貴族の戦いであったフランス軍に対してナポレオンの指揮する軍隊は近代的な戦術を使い合理的に戦いました。
その卓越した戦略は現代でも十分に通用すると言われています。

ナポレオンがワーテルローの戦いで敗れセントヘレナ島へ島流しになったあとフランスでは再び王政が復活しましたがうまく統治出来たとは言えませんでした。

この頃イギリスで伝書バトを使っていち早くナポレオンの敗退を知ったロスチャイルド家が暴落した国債を買い叩いて莫大な富を築いたのは有名な話です。


ナポレオンは結局負けてしまったのですが、現代の経営者からすると、その戦い方から戦略論やリーダーシップ論をたくさん発見できるようです。


ナポレオンは独裁政治のイメージですが、会社を経営するものからすると学ぶべき事が多いのです。
ワンマン経営者はけっして悪くなく、スティーブジョブズ、孫正義などを見ればわかるように強烈なリーダーシップは会社を牽引する原動力になっています。


多くの王や皇帝は世襲によって続いてきました。
現代に置き換えれば二代目、三代目社長というイメージです。

しかしナポレオンはただの一将校からの成り上がり、今でいえばベンチャー企業を一人で立ち上げて一部上場どころか世界的な企業にまで成長させたようなものです。

自分で会社を立ち上げたりプロジェクトを立ち上げる人間からすると、ナポレオンの戦略は多いに学ぶべきなのです。
歴史には興味がないからという人も「歴史」という観点からでなくそこにある戦略・システムに目を向けて取り入れられるものは利用した方がいいという事です。

歴史ものを読むという感覚でなくナポレオンの戦略や組織に対する考え方を現代の自分に生かすという観点で見てみましょう。