宅配の請負をやっていた友人が仕事の規模をちょっと大きくするという。
もともと軽自動車を使い一人でやっていた友人だったが今年のはじめくらいにだんだん忙しくなってきて自分一人じゃ追っつかない状態になってきたそうだ。
そこで人を雇う事にしたそうだ。
人を雇うのは大変みたい
人を雇うといってもただ雇えばいいわけでなく、軽自動車を持ち込む事が出来て任意保険もちゃんと入っていて、とか色々条件があるらしい。
なので雇う事を決定するまではかなり悩んだらしい。
色々悩んだ結果、2人雇ってもやっていけそうだと判断したらしい。そうすれば売り上げも当然増えるわけで将来的にも法人成りする事もかんがえているそうだ。
へ〜、がんばってるな〜と思っていたらこんな相談を受けた。
彼は仕事関係の経費を出来るだけクレジットカードを使って払っている。
車を使うので当然ETCカードも使っている。
いつも使っているクレジットカードに付帯するETCカードを使っているそうだ。
こんど雇う事にした二人も同じような感じでクレジットカードに付帯するETCカードを使っている。
ここでちょっとややこしい事になった。
それぞれが自分のETCカードを使っているので請求はそれぞれの口座に請求される。
雇われている二人は当然、それをわたしの友人の彼に請求する。
そのときにはいちいちETC利用履歴を参照したり、カード会社の利用履歴から計算したりと実に面倒臭いというのだ。
たしかに効率的ではないなとわたしも思う。
そこで友人の彼はクレジットカードについてちょっとだけ詳しいわたしに上手い方法はないかと聞いてきたのだ。
会社で使うETCカードを調べてみた
友人の彼の場合、会社ではない。
個人事業主だ。でも人を雇っているので会社でETCカードを使う場合はどうするのか調べてみた。
会社の業務で使うには法人ETCカードを使わなくてはいけません。個人向けのクレジットカードで作ったETCカードでは会社の業務で使う事は出来ません。カード規約に反した使い方になってしまいます。
という事らしい。
このサイトによると法人ETCカードは法人向けクレジットカードを作ってそれに付帯する法人ETCカードを作るか協同組合が発行する法人ETCカードを作るかのふた通りが一般的だという。
どちらも事業で使える会社名義(代表名義)のETCカードが作れるのだ。
だが法人向けクレジットカードを作るのはどうかなと思う。
わたしの友人は個人事業主で信用力もない。
法人向けクレジットカードの審査は厳しいと聞く。わたしの友人は審査に通らないかもしれない。
協同組合の発行する法人ETCカード
さきほどのサイトによると、わたしの友人のように信用力のない事業者の場合に頼りになるのが協同組合だそうだ。
ちからの弱い事業者のために組合がその組織力でカード会社と交渉をしてETCカードの発行業務をやっていて組合に加入すればその業務で使えるETCカードが手に入るそうだ。
これならよさそうだね。
とりあえず組合に加入して法人ETCカードを3枚作れば、彼の分と二人の従業員の分が用意出来る。
これなら請求先が一括して彼の口座になっているETCカードをみんなが持っている事になり面倒臭い計算からは開放されるわけだ。
その友人は仕事はうまくいって仕事量が増えていったらもっと人を増やしていきたいそうだ。
そうなっても協同組合の法人ETCカードなら増えた人数分を追加する事が出来るらしい。
当分、これでわたしの友人はETCカード問題で悩む事はなさそうだ。
カードの名義人
調べていたらわかった事なのだが、ETCカードもクレジットカード同様、名義人本人でないと使用できないそうだ。
カード会社の約款に書いてあった。
とはいえあんな細い字でびっしり書かれた約款を読む人はいるのかと思う。
名義人本人でない場合、つまり人に貸したりした場合は盗難・紛失などのトラブルになった場合、カード会社は補償してくれないそうだ。
このへんの事はカード会社も結構厳しくて、ETCカードを車内に放置して盗難にあった場合、所有者の管理が行き届いていない、つまり所有者の過失とみなして補償しないと約款にかかれている。
わたしの友人の場合、彼個人のETCカードを従業員に貸せばとりあえずそれで請求は彼の口座にくるからという話をしていたが、その使い方自体NGということになるのだ。
もっともETCカードを従業員に貸しているあいだ、「あんたETCカード使えないじゃん」という話にはなったのだが。
とにかくその名義人という観点からいっても事業で従業員に渡して使えるようになっている法人ETCカードは必要だったのだという話なんですよ。
追記
このように友人はがんばっているのでわたしも起業してみたいと考えるようになりました。
それなら、わたしも人を雇って車関係の事業を始めるなら法人ETCカードを作らないといけないなと思いました。
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