こんな話題もあったよね!

テレビ、雑誌、ネットなどのいろいろな話題をとりあげて、それを独自の見解で紹介していく。(大袈裟なもんではないですが)

スシローの野望

2018-07-22 15:09:34 | 日記

個性的な社長のキャラクターでおなじみの「スシロー」、人によってはフジワラのフジモンによるものまねの方が・・・ いやあれは「寿司三昧(すしざんまい!)」だったか!。

寿司三昧ではなく「スシロー」に話しを戻すと、2017年11月からスシローは飲食店向けの流通サービス「羽田市場」と組んで新しい試みに挑戦をするようだ。

羽田市場の強みは他を圧倒する「魚介類の鮮度」にある。
全国各地で水揚げされた魚介類はすぐさま空輸で羽田空港に到着。

羽田空港内にある仕分けや加工を行うセンターを経由して各お店に直結しているのだ。
よけいな中間業社をいっさい排して、水揚げされた魚介類はとれたその日のうちに店に届く。

「スシロー」はこのシステム「天然ものプロジェクト」を利用する事によって1日数量限定での極上のネタを提供する。
生まぐろ1貫180円、生甘えび1貫180円、活さざえ2貫280円。
スシローのすしの多くが2貫で100円なのに比べると、「天然ものプロジェクト」のすしは単価は結構高い。

低価格を「売り」にしてきたスシローがなぜ高単価のすしを扱うことになってきたのか。

それは大手回転ずしチェーンの客離れにある。

大手回転ずしチェーン同士で価格競争を続けてきたが、低価格だけでは他の店との差別化がむづかしい状況に陥っているのだ。
そこで各社はサイドメニューに力を入れだした。

今や、うどんやラーメン、カレーといったサイドメニューが回転ずしチェーンで食べられるのも結構普通に馴染んでしまっている。
ここでもサイドメニューによる差別化は行き止まり状態になってしまった。

スシローはこの膠着状態を打破するためにあえて高価格のとびきり新鮮なネタで勝負する作戦に出たのだ。

この戦い、スシローの野望が勝利するのかそのゆく道は誰にもわからない。

ただ言えるのは各地で水揚げされた極上のネタが回転ずしチェーンで食べられるのは幸せだということだよね。


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