数日前から、だいぼん部屋(兼パソコン部屋)で、
不思議な音が聴こえる。
チッ、チッ、チッ、チッ、チッ、チッ、と鳴って、
ちょっと空白があり、またチッ、チッ、チッ、チッ、と続く。
初め、だいぼんの鼻が、スピ、スピ、と鳴っているのかと
思ったけれど、違う。部屋のもっと上の方から聴こえてくる。
虫かな?…でも妙に甲高くよく響き、気になってしかたない
エアコンの上を払ってみたり、カーテンレールの上を覗いてみたり…。
姿は見えねど、規則正しい音は続く。
正体がわからないというのも不気味なものだ。
「ヤモリが迷い込んで鳴いてるとか?」という家の者まで。
エッ~!それは嫌だ~
ネットで、ヤモリの鳴き声を試聴。
…う~ん、全然違う。
で、秋の虫の音も調べてみた。すると
…あった これだ。 (参考:虫の音WORLD)
カネタタキという名で、体長は1センチくらい。
小さなコオロギに似て、オスはお腹に褐色の腹巻をしているように見える。
金属的な大きな音のわりに、なかなか姿を見つけられないらしい。
正体がわかって、ホッと安心。
いい年をして、ものを知らずに、大騒ぎをしてしまった
ごめんよ、だいぼん
早く、外に逃がしてやりたいが、姿を見せないことには、
どうしようもない。お腹が空いているだろうに。
昼間は暑くても、秋はもうすぐ。
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