棚からうさもち …羊毛フェルトの、ふんわりうさぎ…

羊毛で作るうさぎと、まるみ(ネザーランドドワーフ)のいる日々

ラッキーな、うさぎさん

2010-09-13 22:56:40 | 羊毛で作る、ふんわりうさぎ


先日、「ぴょんや」さんの展示で、グレーの立ち耳うさぎを

サクサク作っていると、その手元を見つめながら

「うちのうさぎも、こんなふうに立って部屋の中を覗いていました

と、話しかけられました。


うさぎさんの名前は、ラッキーくん。

 

 

 

 

その方はアメリカにお住まいで、ラッキーくんは、広い庭をのびのびと

走り回って遊ぶのが好きだったそうです。




ある日のこと。


休日に、ご家族が家でのんびり過ごしていて、

台所にいた、ラッキーママさんが、何気なく窓から外を見ると、

大きなタカが、庭にいるのが見えました。

翼を少し広げるように、うずくまっていたので、

「珍しいな~」と思い、ふと、

家の中にラッキーくんの姿がないことに気がついたそうです。

 




 

とっさに、窓ガラスをバンバン叩き、

タカが手を離した隙に、ラッキーくんは難を逃れたとか…。

それでも、しばらく上空を旋回して様子をうかがっていたそうですよ。

 

それからというもの、ラッキーくん、庭の真ん中にポツンと居ることはなく、

周囲の植え込みに沿って、ぐるぐる走って遊んでいたとか。賢い~

 

 

年とともに、外よりも家に居たがるようになり、

13歳になる頃、具合が良くないので病院へ連れていくと、

老衰だから、特に治療法はないとのこと。

「検査をしますか?」と訊かれたけれど断り、家に連れて帰りました。


その数時間後、ラッキーママさんに見守られて、静かに旅立ったそうです。


「あの時、検査のために預けて帰らなくて、本当に良かった。」

と、おっしゃっていました。

「名前のとおり、ラッキーな子だった」とも。

 

 

 

 

まるで、映像を見たように鮮やかで、

印象に残ったお話です

 

 

 

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コメント (2)
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