さんと・ろさりお(リハビリ編)

妻・長男がフィリピンから来日して半年後管理人の大病で、またも別居。我が家の復活への日々を綴っています。

BOKU NO SE(ぼくの背)

2011年10月12日 | 家族生活
夏樹から手紙(初めての自筆)と写真が届きました。
また、一段と大きくなっている様子。
さらにそこに紙の細長い帯が同封されていました。
よく見ると「BOKU NO SE」と書かれています。…?なんじゃ?しばらく考えて、なるほど!「僕の背(身長)」のことかと、寝室と居間の間の柱に早速貼り付けました。”さんと”の乳首の高さまであります。
測ってみたら、122cm。さっき調べてみたら、1970年頃(さんとが小学校に入学した年。万博の年でもあります。)の小学校2年生の平均身長のようです。僕が小学校に入った頃より、もう大きくなっているんですね。

これまで、夏樹と同じくらいの年頃の子供を見かけた時に「夏樹も今頃このくらいの大きさかなぁ」なんてふと思うことが多かったんですが、この帯と送られてきた写真(近々アップしますね)のおかげで、目の前にバーチャルな夏樹が現れてしまい、涙が堪えきれませんでした。
なお、帯を同封しようというのは、夏樹自身の発案だと先程知りました。

夏樹の夢。

2011年09月18日 | 家族生活
 大変ご無沙汰しています。元気です。
7月末には学生時代の親友先輩が京都の駅ビルにある焼き鳥屋で見舞いの宴を開いてくれたので、電車に乗って出かけてきました。もちろん僕だけアルコールは控えましたけど、楽しい時間が過ごせました。
それ以外は相変わらずリハビリと在宅での仕事の日々です。
先日嫁と電話で話していたら、夏樹が英語とタガログの両方で満点だったとか。今住んでいるところは、ヒリガイノン語(イロンゴ)だから、両方を一から勉強しないといけないんですね。
ところで、興味深い話も聞けました。夏樹が「『先生になりたい』と言い出した」んだそうです。
D当然、”Dream comes true”ですから、「勉強頑張って自分のドアは自分でオープンできる大人になってね」と、嫁を通じてエールを送っておきましたが、ちゃんと通じたかどうだか…。(-_-;)
自分の将来の夢を言うような年になっていたんだなと、感激しました。
だから

おめでとう!なでしこJapan!

2011年07月19日 | さんとの眼鏡
ご無沙汰しています。ご無沙汰の間、サッカー女子Wカップを観ていた「さんと」です。もう、完全に「時差ぼけ」状態で、困っています。
しかし、やってくれましたね。正直言うと、延長前半に米国のワンバクが得点を決めた時点で「あかん、負けた…」と、思いました。が、結果はご存知の通り。やはり、「女性は強い」んですね。特に日本の女性は。
次はロンドン五輪らしいですが、二冠を達成するのはやりすぎなので、せいぜい、近い将来にとつでもまたWカップで優勝することを目指してほしいですね。え?なぜ二冠はやりすぎなのか?欧米人は自分たちの領域で日本人が大活躍すると、レギュレーションを変更してまで、日本人に不利なスポーツにして自分たちの領域を守ってきた経緯があります。F1しかり、スキーのジャンプしかりです。サッカーも調子に乗ると、「身長175cm以下の選手は鋲のついたシューズ禁止」なんてことが起こっても、驚くようなことではありません。
しかし、それを理由に次の五輪に勝たなくていいというのは本末転倒。勝利によって感動を受けたことは事実ですし、これからも、一つでも感動できる勝利が増えていくことを期待したいと思います。
『なでしこJapan』のみなさん、おめでとう、そして感動をありがとう。

パソコン教室。

2011年06月13日 | リハビリ生活
先週6月6日から7月11日まで、全6回の予定で、市の教育委員会が開いているパソコン教室に通っています。今日は2回目の講座でした。
「何を今更…」なんて言わないでくださいね。
「さんと」は特に『Word』・『Excell』に関しては、「浦島太郎」状態なんです。
会社勤めしていたころ使っていたOSはWindows98やXP。
ところが、在宅で仕事を始めるにあたって購入したパソコンに搭載されていたOSはWindows7。
たぶん、他人の台所で調理する気分じゃないですかね。何がどこにあるのやら、さっぱりわからなくなっていました。

ところが、受講してみると、最近わからなかったことだけでなく、元気な頃、誰にも教わらずに自己流でやっていた方法がえすごくドン臭い方法だったことも見えてきて、
「(元気な頃も含めて)俺の10年を返してくれぇ~」と叫びたくなるような、目から鱗…の内容です。

これで復職できたら、以前よりパソコン(少なくともワード技能)は向上しているので、
『転んでもただでは起きない男』ぶりをアピールできるんじゃないでしょうか。

画像はフィリピン・イロイロ国際空港にて。夏樹を膝に抱いて飛行機を眺めている「さんと」です。現在より5kgは重い頃ですね。


佐渡 裕氏。

2011年06月12日 | さんとの眼鏡
寝不足の「さんと」です。
と、いうのも昨夜深夜に放送されていた佐渡裕氏とベルリンフィルの公演を最後まで観てしまったから。先週は民放で、そして昨夜はNHKで密着ドキュメントが放送されました。どちらも、リハーサル光景が予想以上に長く』収録されていて楽しめました。
実はこの佐渡裕氏、「さんと」といくつか共通てんがあります。(性別以外にです、もちろん。)
①京都出身。佐渡氏は太秦(「うずまさ」と読みます東映映画村で有名)出身らしいので、もし、音楽科でなく、普通科に進学されていたら、同じ高校の先輩後輩になっていた可能性が高い。(当時の京都は住んでいる小学校区で高校の通学区が振り分けられるしくみだったので、太秦なら蜂ヶ岡中学校⇒北嵯峨高校の路線じゃあるまいか)…ローカルな脱線ですいません。

②(故)レナードバーンスタイン(画像)指揮マーラーの交響曲第1番で(クラシック)音楽の世界にのめりこんだ。佐渡氏は小学校6年生の時にお年玉でこの曲のレコードを買って感銘を受けたのがきっかけだったそうです。「さんと」が6年生でかったのはドボルザークの「新世界より」(交響曲第9番)。しかし、高校2年の6月22日。京都にやってきたんです。レナードバーンスタイン率いるニューヨークフィルハーモニック。もちろん行きました。プログラムの3曲目がやはりマーラー作曲交響曲第1番。演奏に泣きそうなほど感動したのもわすれられないですが、もうひとつ、終演後、楽屋口で並んでいたら、楽屋に入れて下さって、そのマーラーの曲のミニチュアスコアの空白部分(第1楽章の前)に、サインして下さったこと…。もう気絶しそうになりました。後にも先にも指揮者にサインをいただいたことはないので、これは奇跡的なことですね。

③京都府吹奏楽コンクールの指揮台に立ち、銀賞を獲得。佐渡氏は音大生時代かな?私立の女子高の吹奏楽部をコーチして、「さんと」は高2の時に自分の所属する部で、それぞれ獲得しています。金・銀・銅…お寿司で言えば松・竹・梅の竹ランクなんで、当事者としてはちょっとがっかりというところです。
さて、ここまで共通点並べて、どこでそんなに大きく運命が違ったのか?ということです。
佐渡氏は小学生の時から指揮者を目指して音楽に取り組んでいたこと。「さんと」はほんとは歴史学者になりたくて音楽にはまってしまったこと。しかも史学科には進まず、国文科に進んだり…とか、
人生行きあたりばったり、であったこと、この違いでしょうね。
夏樹には10歳くらいになったら、「将来の自分像」という作文でも書くよう勧めてみましょう(英語でも日本語でもね)。