県内の加盟作業所、全カ所の利用者・職員のみなさんの無事が確認できました。近隣で塀や瓦の被害は見られるようです。また、依然としてガソリンが不足しているようですが、少しずつ食料の流通などは好転しているとのことです。
【岩手県】…
3月21日(月)、佐々木支部長(岩手支部)、澤田理事(東北ブロック)、秋田・杉の木園職員3名で岩手の状況把握に陸前高田、大船渡、塩釜近くまで行ってきました(以下はいずれも未加盟作業所)。陸前高田は2カ所の聞き取りで職員、利用者共に亡くなられた方がたがおり、家族の方も数名、ホームは全て流され自宅も全壊の人たちは相当数いるようでした。
大船渡では2カ所の聞き取りでいずれも被害はなかったですが、まだ水が出ず生活、作業に支障をきたしているようでした。職員の自宅を失って施設で避難生活をしている 人たちもありました。テレビで見ているよりも悲惨な状況でしたが被災された子供たちの笑顔、笑い声に癒され、復興に向けて動いている市民の人たちのエネルギー、希望を諦めない姿に「きょうされん」の原点を感じてきました。残念に思うのは被災された方がたが何キロも並びあるいは歩いて食料や灯油、ガソリンを買いに歩いているのに、被災していないところの人たちが楽をして物を買い占めている現実に心が痛みました。 <澤田理事(東北ブロック)>
■被災地支援
被災した障害者・家族の受け入れ先としてケアホーム等の入居準備が各地の事業所で進められています。
■難民を助ける会からの現地報告 現地リーダー野際氏より
1.水没
南三陸町の作業所(1カ所)、医療・療育支援センター(1カ所)
気仙沼市の障害者生活支援センター(1カ所)、障害者就業・生活支援センター(1カ所)
2.流失
気仙沼市のケアホーム(1カ所)
3.焼失
気仙沼市のケアホームあるいはグループホーム(2カ所)
各施設でどれだけの犠牲者が出たかは現時点で不明です。
気仙沼市の被災者は現在高台にある施設に避難しています。
【きょうされん大阪支部会員施設での取り組み】
工房「羅針盤」では、「被災障害者の支援」をテーマに、豊中市社会福祉協議会と一緒に義援金活動をおこなっています。豊中は阪神大震災で大きな被害を受けたこともあり、利用者の中には実際に被災経験を持つ方もいらっしゃいます。
避難所では車椅子やトイレも使えず、大変困難な生活を体験しました。仮設住宅についても同様のことが言えます。障害があるがゆえに支援の手が届かなかったり、情報弱者という側面からも孤立し必要な援助が遅れました。そのような利用者の方の実体験や思いから今回の義援金活動が始まり、それらを通じて障害者、高齢者など介護を要する人たちの被災地での現状も訴えています。
本日は、イオン豊中緑丘店の玄関前をお借りして活動しましたが、市民の皆さんも大変協力的でした。今後とも継続して取り組んでいきます。
作業所・施設の復旧・復興募金にご協力お願いします。
郵便振替
口座名義:きょうされん自然災害支援基金口
口座番号:00100≠V≠W6225
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