9時30分頃~
・宮古市役所到着。障害福祉係を訪ね、職員の方に話を聞く。
・避難所生活をしている方(身体・知的・精神)はいるが、2週間たって、徐々に自宅や親せき等に身を寄せる人が増えている。保健所や市と連携しながら対応しているが、集団生活についていけず、入院した人もいる。一人暮らしされている方や在宅で孤立されている方もいると思うが状況は把握できない。
10時30分頃~
・全盲で安否確認が取れていなかった方の自宅を訪ねる。本人は健在、自宅も被害なし。
・2日ぐらい前から固定電話がつながるようになった。薬や食事などは大丈夫。母親のヘルパーさんも来てくれているので、生活のことも何とか出来ている。4月に盛岡の病院に通院予定。行くのは行けるが、帰りバスの本数がすくないので心配している。
11時30分頃~
・宮古圏域における障害福祉サービスのネットワーク拠点を訪問。
・施設関係(通所型、入所型)については建物等に関する被害は今のところ聞いていない。GHで津波に流され使えなくなっているところがある。利用者は、入所施設等に分散して生活。
・通所施設の中でも避難所になっていて、日中活動がおこなえていないところもある
・ネットには、500名近い方(在宅者)が登録しており、安否確認をすすめているが、ガソリン不足があり、なかなか回りきることができない。職員も出ずっぱりで対応している。
・物資関係では食材は回ってきているが、ふとんがない。ガソリン不足は深刻
・まったく手がつけられてつけられていない地区がある。津波被害で柱と枠がのこっただけの入所施設があり、その隣りの高齢者施設では、2階部分などに船がささっている。
・重度障害者は内陸部に移った方と、家庭に戻っている人もいる。
・日中活動の場が動いていないので、家族の負担は大きい。
・市社協、市との連携もあるが、それぞれが自分ところのことをやるのに精一杯という状況
12時45分~
・宮古市社協を訪問。日中支援担当職員に話をきく。
・震災直後から1名、市社協で避難生活を送っている方がいる。
・GHが流された方は、自宅で両親と過ごしていると聞いている
・身障で一人暮らしされている方は、当初は知人宅に避難していたが、ヘルパー対応するということで自宅に戻っている。
・社協の日中支援は本日から始めたが、送迎実施できず、家族やタクシーで対応している。
・60歳代のCPの方、90歳代のお母さんと2人暮らしであったが、津波の時に、お母さんは2階に子どもを連れてあがることが出来ず、水につかって亡くなったと聞いている
15時50分~
・宮古市内通所施設を訪問、施設長さんに話しを聞く。
・利用者、作業所は無事、帰宅途中や自宅にいる時間帯なら、亡くなった方もでたのではないか。
・今日まで施設に避難していたが、自宅に戻る、又は法人内入所施設に移ることにした。
・本日より午前中のみ、日中活動を再開した。送迎は自力のみ。ガソリンがないので車を動かせない。バスが施設近くを通っているので、その時間帯にあわせている。家族の方も送迎したいが、ガソリンがないので車をうごかせず、自宅待機になっている。来週以降、法人内のバスをつかって何とか巡回して出来ないか検討している
・仕事は、取引先のホテルが被害にあい営業できない、あるいは避難所になっているので再開のめどがなく、今後の仕事のことなど、とても不安に思っている。
・利用者の多くの重度の方、自宅が流されたことを受けとめるために家族と相談して、自宅のあった場所を見に行ったりした。帰ってきて「おうちなくなっていた」「ほしいものなかった」「おうちに水入ってきた」などの言葉がある。今後は、仮設に家族と一緒に入ることになっていくだろうが、自宅ではなく、今後、様々なケアが必要になってくる
・物資は、当初はほとんど来なかったので、職員が自宅からもちよったりしながら対応(暖房器具等)が何とか今は回るようになってきた。でもまだ物資が届いていないところもあるのではないか
・職員は当初休みなしで対応していたが、多くが被災者で(家族の安否がわかっていない)、長期的な支援が必要になるので、交代で休みを取るようにしている
・市とは一日1回は、情報交換できているし、ネットワークが様々に情報を集中する場所になっているので、連携をしている
・今後、長期間にわたる支援をしていく上でも、今回の状況に対して施設運営に関する支援がどうなるか、報酬の問題など対応していただかないと続けられないことになってくる。何とか考えてほしい。
田老地区
宮古市内
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