エンジェルフライトー国際霊柩送還士(佐々涼子著:集英社文庫)
2012年第10回開高健ノンフィクション受賞作品、友だちにすすめられて手にしました。
「エアハース・インターナショナル」、海外で亡くなった日本人の遺体や遺骨を日本に搬送、日本で亡くなった外国人の遺体や遺骨を祖国に送り届けることを専門にしている会社。そこで働くスタッフを丁寧に追いながら、愛する人を亡くした家族のことや「死」について考える素材を読み手に与えてくれる一冊です。
この本を読むまで、こんな仕事があることは全く知りませんでした。「エンバーミング」という技術にも、大変驚きでした。そして、手を抜かない仕事ぶりと死に向き合い続ける内容は、本当にすごいと思いました。
積み上げられた経験から発せられる彼らの言葉は、とても重いもの。込み上げてくるものを抑えながら読み通すのは正直しんどかったですが、でも向き合わないといけないとも強く感じました。
死と生について改めて考えさせられた感じです。
みなさん、ぜひお読み下さい。
http://booklog.jp/users/na1129jr/archives/1/4087452522
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