「日航123便墜落の新事実~目撃証言から真相に迫る~」
(青山透子著;河出書房新社)
当時、日航客室乗務員だった著者が、1985年8月12日の「日航機123便墜落事故」に疑問を抱き続け、数々の目撃者の証言をもとに真相に迫ったノンフィクション。前著「天空の星たちへ」以降に得られた新たな事実を踏まえた構成になっています。
当時は浪人生、大きな衝撃を受けました。「なぜ」という単語がずっと頭の中を巡りながら、生存者4名の救出される報道等鮮明に覚えています。85年は、1月に「犀川スキーバス転落事故」により、多くの若者が亡くなった年でもありました。その後刊行された「沈まぬ太陽」を読み、当時の日航の企業体質に憤りを強く感じました。
これだけの事実が積み上げられた(「事故」ではなく「事件」)今、「圧力隔壁の修理ミス」という報告を検証するために、引き上げられていない機体を速やかに取り出すこと・在日米軍や防衛省の記録を提出すること等、「真実」を明らかにするために政治が果たすべき役割は大きく存在しています。
このようなことが、「他の事故として扱われたことでも行われているのではないか」、そう思うととても浮「ことです。
みなさんにもぜひ読んでほしい一冊です。
http://booklog.jp/users/na1129jr/archives/1/4309025943
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